離婚して不倫相手との再婚を考えている人に知っておいてほしいこと

不倫の末離婚して不倫相手と再婚。念願かなって、これから幸せな生活がはじまる…と思っているかもしれませんが、いろんな問題が山積みになっています。 一体どんな問題があるのでしょうか。

目次

略奪愛ってそんなにそんなに単純な話ではないかもしれません

 
不倫相手との恋愛がどれほど純愛であったとしても、世間から見たら略奪愛であることに変わりはありませんし、周りの反応も未だに冷たいものがあるでしょう。
 
決して不倫相手との再婚がダメだ、と言っているわけではありませんが、その事実を背負ってのスタートになる人生は幸せしかないとは言い切れないのではないでしょうか?
 
今回は不倫相手との再婚を考えている人のために知っておいて欲しいことを解説していきたいと思います。

離婚後に不倫相手と再婚することのメリット

 
まず不倫相手と再婚することにはどんなメリットはあるのでしょうか? 

離婚後に不倫相手と再婚することのメリット(1) 好きな人と一緒になれる

好きな人と生活を共にできるのが一番のメリットと言えます。前の配偶者と離婚をしてまで一緒になりたかった相手との再婚です。
 
今度こそは死ぬまで添い遂げて、幸せな家庭を築いていきたいという考えでいっぱいになっていることでしょう。
 
好きな人を養うためには仕事にも精がでますので、相乗効果もあるかもしれません。

離婚後に不倫相手と再婚することのデメリット

 
ではデメリットはないのでしょうか。デメリットについて見ていきましょう。

離婚後に不倫相手と再婚のデメリット(1) 再婚したといっても不倫カップルは拭えない

どれほどの人が事実を知っているかは人それぞれですが、周りからの目は不倫カップルのままです。
 
二人で誰も知らない土地で一から生活をはじめる以外拭うことはできないでしょう。
 
また悲しいことに子供ができた場合、その子供も不倫・略奪した結果の…と言われてしまう可能性があります。

離婚後に不倫相手と再婚のデメリット(2) 多額の慰謝料・養育費などの経済的負担

元配偶者から自分にも、不倫相手にも慰謝料請求がされていた場合、生活はとても厳しいものでしょう。
 
また子供がいて相手に親権がある場合は養育費の支払いも発生します。
 
そんな状況でも離婚して一緒になりたいと思ったのだから支払う必要があるのですが、せっかくの新婚生活も質素倹約したものになってしまうでしょう。

離婚後に不倫相手と再婚のデメリット(3) 再婚相手とも離婚してしまう確率も高い

上記に挙げた理由から、こんな生活を送るはずじゃなかったという後悔が生まれる可能性もあります。
 
不倫をしていた頃のほうが経済的にも余裕があったでしょうし、心にも余裕があったはずです。
 
生活苦で相手の性格まで変わってしまい、また離婚に…という話も少なくありません。
 
不倫相手と再婚した結果、離婚してしまうケースは実はとても多いのです。 

不倫相手と再婚するからという理由で離婚できるのか?

 
そもそも他の人と再婚したいから離婚したい!なんて希望が通るのでしょうか。

配偶者が合意すればできる

基本的に夫婦二人で協議し、離婚について双方が合意すれば離婚は成立します。
 
ただ簡単に合意してもらえる可能性は低いでしょう。
 
相手を納得させられるだけの理由があれば話は別ですが、不倫相手と再婚したいから、という理由で離婚を迫って「分かった」と首を縦に振ってくれる人はほとんどいないのではないでしょうか。

基本的に有責配偶者からの離婚請求は認められない

 
しかし不倫が原因で離婚する場合、こちらが有責配偶者となります。有責配偶者からの離婚請求は認められていません
 
ですからいくら離婚したいと思っても、夫婦関係破綻の原因を作った方から一方的に離婚請求をしても認められることはないのです。

有責配偶者からの離婚請求が認められるケース

ただし裁判所が有責配偶者からの離婚請求を認めたケースも存在します。
 
  • 別居が長期にわたって行われていること、
  • 未成年の子供がいないこと、
  • 離婚により配偶者が精神的にも経済的にも過酷な状況に置かれないこと 
も条件を満たせば、有責配偶者からの離婚請求が認められる場合があります。
 
有責配偶者からの離婚について知りたい人は不倫中の人は離婚できないの?〜有責配偶者からの離婚が認められる場合とは〜を参考にしてください。

不倫相手との再婚を前提に離婚するには?

 
それでも不倫相手と再婚したいので離婚がしたい。どうすればいいのでしょうか。 

(1) 配偶者を説得して離婚に合意してもらう

基本的に有責配偶者からの離婚請求は認められませんが、配偶者からの合意があれば別です。
 
ただし不倫相手との再婚を前提にしてしまうと合意してもらうのが難しいでしょう。
 
配偶者への謝罪の姿勢と誠意をみせ、様々な取り決めに無条件で合意することを約束すれば、合意してくれる可能性もあります。

(2) 配偶者からの離婚請求により慰謝料を払って離婚する

離婚するには一番スムーズなのが配偶者からの離婚請求です。必ず慰謝料は請求されると思って間違いないでしょう。
 
慰謝料の額は結婚していた年数や不貞行為の期間や回数によって変わります。
 
この場合、ある程度の金額は覚悟し、減額請求などせず相手の要求をのめば時間をかけずに離婚することができるかもしれません。
かしこちらが有責者だということを常に頭に置いた上で、誠実に対応することを忘れてはいけません。
 

(3) 離婚問題に強い弁護士に相談する

離婚はしたいが相手からの言い出しに期待できない、慰謝料を請求されても払える額に限度があるなどと言った場合には弁護士に相談してみましょう。
 

その時には状況を包み隠さず正直に伝えましょう。次のステップに進むためのアドバイスがもらえるかもしれません。

弁護士に相談する

離婚後に不倫相手と再婚する際の注意点

離婚が無事に完了しても即再婚とはいきません。下記の注意点をよく読んでください。

(1) 女性の再婚禁止期間

女性の場合は再婚禁止期間というものが設けられています。これは妊娠している子供の父親に対する問題を避けるための制約で、条件に当てはまらない限り離婚後100日を過ぎるまでは再婚が認められません。
 
女性の再婚禁止期間について詳しくは離婚後の再婚禁止期間と嫡出子について解説します!!を参考にしてください。

(2) 妊娠してる場合は子どもの父親に注意

女性の再婚禁止期間があった理由は、妊娠している子供の父親の問題を回避するためでした。
 
2016年に民法が改正され、離婚して300日以内は前の配偶者との子、それ以降は今の配偶者との子として推定されるようになりました。
 
もしも前の配偶者との子を妊娠したまま離婚し、再婚したとしても離婚後300日以内に生まれてしまいますので前の配偶者が戸籍上の父親となります。
 
離婚後の子供の戸籍について詳しくは離婚後300日問題とは?~子どもを無戸籍にしないために〜を参考にしてください

離婚して不倫相手との再婚を考えている人に知っておいてほしいことのまとめ

 
 
いかがでしたでしょうか。不倫相手との再婚は幸せが待っていてハッピーなことばかりのように思えますが、不倫の事実と周囲の目、経済的な負担など問題は山積みです。それを乗り越えられたら本当の夫婦になれるのかもしれません。
 
もし離婚問題のトラブルでお困りなら、なるべく早いうちに弁護士へ相談することをおすすめします。
この記事の作成者

ジコナラ編集部