不貞行為で慰謝料請求できる条件とは?|不貞行為の慰謝料の相場と高額な請求をするために必要なこと〜

「運命の人と結婚をし幸せな生活を送っていたと思いきや、相手が不貞行為をしていることが発覚してしまった」こんな時、あなたならどうしますか?離婚しますか?それとも関係を保ちますか?夫婦関係が結ばれているのにも関わらず、不貞行為をしてしまえば民法では離婚理由として認められ、慰謝料が発生するケースがほとんどです。この記事では不貞行為での慰謝料について詳しくご紹介しますので、最後までお付き合い下さいね。

目次

不貞行為をした人には慰謝料で償わせましょう

 

まず、不貞行為とはどのような行為をいうのかご存知でしょうか。

夫婦関係を結んでいるパートナーとは別の人物と性的関係を持つことを不貞行為、いわゆる不倫といいます。

そこに恋愛感情があるかどうかは関係ありません。

重要なことは性的な関係があるかどうかです。

知人との会話で「不倫はどこから?」「不倫は二人で食事したら」等という不倫の境界線について話をしたことがある方もいるかもしれませんが、法律では性的関係が認められなければ不貞行為とはいえません。

逆に性的関係が確認出来れば損害賠償として慰謝料を請求することが可能となります。

不貞行為で慰謝料請求できる条件とは?

 

不貞行為で慰謝料が発生する場合とそうでない場合があります。

「慰謝料を請求したい」と考えている方は以下4つのポイントをしっかり覚えておきましょう。

不貞行為で慰謝料請求できる条件(1)不貞行為があったこと

不貞行為が故意または過失であることが認められれば慰謝料が請求出来ます。

逆に認められないのは、「パートナーの不貞行為の相手が、既婚者ということを知らなかった」というケースです。

出会った時点では独身だと判断していても、その後既婚者だと感じさせる行為があったにも関わらず関係を続けていた場合は、故意または過失があったことになります。

後は「肉体関係を強要された」というケースです。脅迫や強姦がこれに該当し、パートナー以外の異性と性的関係があっても、慰謝料は発生しません。

不貞行為で慰謝料請求できる条件(2)精神的損害を受けたこと

不貞行為が原因でパートナーと離婚をする・しないに関わらず、精神的被害を被ったことでの慰謝料を請求することは出来ます。

例えば、「鬱病による心療内科への通院」「パニック障害」「食欲不振による通院」「胃潰瘍や胃腸炎」等、身体に異常をきたす方が多くみえます。

その場合、不貞行為によって受けた精神的ショックが原因だということを弁護士にきちんと相談しましょう。

不貞行為で慰謝料請求できる条件(3)夫婦関係が破綻していないこと

夫婦関係が破綻していた後にパートナーの不倫が始まった場合は、慰謝料を請求することは難しくなります。

なぜなら慰謝料というのは、自分が受けた精神的損害に対するお詫び金であるため、不貞行為の前に夫婦仲が冷え切った状態であったのであれば、お詫び金を支払う理由はなくなります。

そのため夫婦関係が破綻していたかことが認められれば慰謝料は取ることが出来ません。

不貞行為で慰謝料請求できる条件(4)時効が成立していないこと

慰謝料の請求には時効があり、不貞行為の場合は、不法行為の損害及び相手(加害者)を知ったときから3年、不法行為のときから20年とされています。

もし不貞行為の発覚から相当な時間が経ち、時効が成立してしまうと慰謝料の受け取りは不可能となります。

但し時効が成立しても、慰謝料を払う意思が相手にあれば受け取ることは可能ですが、それはごく稀なケースです。

不貞行為の慰謝料の相場|離婚する・しない場合の金額は?

 

不貞行為の慰謝料の相場も離婚や別居の有無等で金額が変わるため、その人によって個人差はあります。

もし慰謝料の請求を考えている場合は、この相場も参考にして弁護士に依頼をするといいですね。

不貞行為の慰謝料の相場はケースバイケース

慰謝料というのは精神的苦痛を受けた側が受け取る損害賠償のため、客観的にそれを金額に換算して掲示するというのは大変難しい話です。

そのため、不貞行為が認められた場合の慰謝料の相場は一般的には50万円~300万円と金額に開きがあります。

離婚や別居以外にも、結婚期間・不倫期間・不倫の主導者・子供の有無等、金額を左右する判断材料は様々あり、そこから総合的にみて判断されるため、金額に差は出てきます。

(1)不貞行為によって離婚しない場合の慰謝料の相場

不貞行為が認められても別居も離婚もしない場合の慰謝料は50万円~100万円が相場とされています。

慰謝料としては低めに設定されていますが、これは離婚慰謝料が発生しないことと、離婚する程の精神的苦痛が伴わなかったと判断されるためです。

(2)不貞行為によって離婚した場合の慰謝料の相場

不貞行為が原因で離婚に至った場合の慰謝料は200万円~300万円が一般的な相場になります。

長年結婚生活を共にしてきたパートナーと別れることを裁判所は最も精神的苦痛を受けたと判断するため、金額としては高額に設定されています。

もし離婚には至らなくても別居となった場合は、100万円~200万円の慰謝料が相場です。

不貞行為の慰謝料が高額になるのはどんなとき?

 

不貞行為での慰謝料の相場はお伝えしましたが、場合によっては増額出来る場合も多々あります。

どのようなケースなのかまとめました。

 不貞行為の慰謝料が高額になる要因

不貞行為が原因で慰謝料が発生する場合、様々な事情を考慮して総合的に判断されます。

その中で高額になる要因として多い事例が、慰謝料を請求する側が無収入もしくは収入が低く、請求された側が高収入だった場合です。

また、不倫期間の長さ・不倫相手の妊娠や出産・不倫の主導者等、落ち度が高い場合はそれだけ請求金額も高額になる傾向にあります。

不貞行為の確実な証拠があると慰謝料の増額にも

パートナーの不貞行為が確実だと立証できる証拠があれば、慰謝料の増額も可能です。

例えば証拠写真や、テープレコーダー、不貞行為をしたと認める念書等は証拠能力として高くなります。

「不倫されて辛かった」と裁判官に訴えるだけではなく、物的証拠を掲示すれば、慰謝料の獲得も確実となる上に増額の要求も可能となります。

不貞行為で高額な慰謝料を請求するために必要なこと

 

相手の不貞行為によって受けた精神的ショックは計り知れないものですよね。

そのため出来るだけ高額な慰謝料を要求したいと思うのは当然のことです。

そのために必要なことをまとめました。

(1)日頃から日記をつけておく

慰謝料の請求に役立つ物として不貞行為が発覚してから日記をつけましょう。

精神的苦痛を受けた証拠や相手の証言に対しての虚偽を判断する材料として、出来るだけ毎日つけるようにして下さい。

内容は、不貞行為をしたと思われる日付や時間、パートナーの休日の過ごし方、ご自身の感情等が有効的です。

相手の行動の規則性を知ることが出来、尚且つその時の自分の感情を文章に残すことは、裁判の際の重要事項となってきます。

(2)証明力のある不貞行為の証拠を集めること

上記でも不貞行為が証明できる証拠の準備は必要だと申し上げましたが、証拠集めは自分でも可能です。

証拠能力として最も優れているのは写真やビデオです。

しかし、ホテルや自宅に二人で入っていくだけの写真では性的関係は立証されません。

他には不貞行為が確実だという内容のメールや音声データであれば、証拠として十分です。

しかし、証拠集めの際にご自身が法を犯してしまうケースもあるため、探偵に依頼するのが一番スムーズですね。

(3)離婚問題に強い弁護士に早めに相談

パートナーの不貞行為が発覚したら、早めに弁護士に相談することをおすすめします。

今後の手順はもちろん、証拠となる物はがあればその効力、慰謝料の請求額等、ご自身では判断が出来ないようなことも専門家からのアドバイスがあれば早急の対応が可能となります。

不貞行為で慰謝料請求できる条件とは?|不貞行為の慰謝料の相場と高額な請求をするために必要なこと〜のまとめ

 

長年連れ添ったパートナーの不貞行為は辛いものですが、悲しみに浸っているだけでは何も解決はしません。

離婚や慰謝料の請求を考えている場合は、早めに行動を起こすことが何よりも大切です。

 
しかし、パートナーとの話し合いではお互いが冷静ではなくなってしまうことから、話が上手く進まなかったり、はぐらかされてしまったりすることもあり得ます。
 

特に慰謝料を請求する場合は必ず離婚に強い弁護士に相談することが必要です。

今回の記事で慰謝料の相場や増額出来るケースを知れたと思いますので、後悔のない方法を選ぶ参考になれば嬉しいです。

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この記事の作成者

ジコナラ編集部