離婚後の持ち家はどうなる?【マイホームの財産分与】と【住み続けるという選択肢】についてご紹介!

離婚後の持ち家はどうなる?離婚という選択肢が頭に浮かんだとき、色々な不安や疑問も同時に浮かぶのではないでしょうか。そんな疑問の一つがおそらく「マイホームってどうなるの?」ではないかと思います。

目次

マイホーム持ちのあなた!離婚後の持ち家はどうなる?

離婚後の持ち家は財産分与の対象になります。結婚後に夫婦で培った財産は夫婦の共有財産です。

もちろんマイホームも夫婦で一緒に培った婚姻中の財産ですから、基本的に離婚したら持ち家は財産分与の対象になるのです。

【離婚後の持ち家はどうなる?】まずは持ち家の所有権の名義を確認しましょう

財産分与をする場合、家そのものをぱっくり二つにするわけにはいきません。

ですから、まずは離婚に際して持ち家の名義が誰になっているかを確認することから始める必要があります。
 
ただし、当然のことですが、一方の両親の家など、夫婦の財産といえない家は財産分与の対象にはなりませんので注意してください。

所有名義人とは

所有名義人とは、その家の持ち主のことをいいます。

所有権の名義を確認する方法

誰が持ち家の所有者なのかは、「登記簿」によって確認することになります。登記は法務局で確認できる他、司法書士や弁護士に依頼すればデータを取得してもらうことができます。
 
夫婦どちらかの名義になっているかしっかり確認しておきましょう。

もし夫婦以外の第三者の名義になっていたとすれば、それは第三者の不動産(財産)ということです。離婚に際して持ち家が財産分与の対象になるとしても他人の財産は対象外です。

【離婚後の持ち家はどうなる?】次に住宅ローンの名義を確認しましょう

次に、持ち家のローン名義人を金融機関で確認しましょう
 
住宅ローンを完済しているならいいのですが、もし返済中であれば、ローンに関するトラブルが起きる可能性があります。
 
持ち家の住宅ローンについては、離婚の財産分与と同時に解決しておきたい問題です。

ローン名義人とは

ローン名義人とは、ローン契約者のことです。住宅ローンの借り入れをする時に申し込んだ人、つまり金融機関から見ればローンの相手方になります。

日本の夫婦は住宅ローンの借り入れをする時に主に夫をこのローン名義人にすることが多いです。
 
ローンの契約者ですから、つまりお金を借りて返済義務を負う債務者でもあります。

住宅ローンの場合は、この名義人の他に、いざというときに債務者以外で返済を請求できる連帯債務者や保証人を立ててくださいといわれます。

ローン名義人の条件

離婚をすると持ち家を夫婦の片方が住む形で財産分与することも珍しくありません。

夫が出て行って、妻と子供が家に残るということもよくある話です。
 
しかし、ローンとの関係でこのような財産分与ができない場合があるので注意が必要です。
 
ローン名義人は持ち家に住んでいることが条件になっているため、夫が名義人になっていて夫が出て行ってしまうとローン契約上のトラブルが発生する可能性があります。
 
妻が名義人になっていて妻が出て行ってしまう場合にも、同じようにトラブルになる可能性があります。

必ずしも所有名義人と同じではない

 ローン名義人は必ずしも所有名義人とは限らないため、契約トラブルを防ぐためにもよく確認しておく必要があります。

連帯保証人も忘れず確認

持ち家のローンの連帯保証人についてもきちんと調べておきましょう。
 
ローン名義人が家に住んでいないなどの約束違反があると、銀行側から残金を一括で返済を求められることがあります。

【離婚後の持ち家はどうなる?】持ち家を財産分与するときのポイント

きちんと離婚前に持ち家の必要事項を調べた後に本格的な離婚手続き、そして財産分与の話に入る必要があります。

財産分与にはいくつかポイントがありますので、基礎から確認していきましょう。

財産分与とは

財産分与とは、婚姻中の夫婦の財産を離婚に際して分与、まさに「分ける」ことをいいます。

持ち家などは婚姻中に二人の力を合わせて購入したまさに二人の財産ですよね。

具体的に夫婦の片方がお金を支払ったわけではなくても、持ち家は基本的に夫婦の財産と見なされて離婚する二人が「分ける」対象になるのです。

ローンといったマイナスの財産も分与の対象になるので注意してください。

ですから、自分の収入が少ないからといって、財産分与=お金をもらえるということにはなりません。

専業主婦の場合は?

専業主婦は収入がありませんから、財産を分けるといっても分与分が少ないのでは?と思うかもしれません。

しかし子育てや家事をするということも財産形成への寄与と評価されます。

金銭の支出がなかったからといって財産分与が認められないということはありません。
 

財産分与の方法

財産分与といっても、持ち家をぱっくり二つに割るわけではありません。
 
財産分与には現物を分割する方法もありますが、持ち家の場合どちらか一方の所有にする方法で行うのが一般的です。

これにより名義人が変更になる場合には登記の移転も必要です。

この他には、持ち家を売却して得たお金を分割する方法があります。 

「売らない」選択肢もあります!

片方が持ち家を取ってもう片方に金銭等を渡すといった方法をとれば、持ち家を手放したり引っ越したりする必要はなくなります。
 
財産分与には、絶対にこの方法を選択しなければいけないという決まりはありません。

住宅ローン名義人や各財産の名義人に気をつけながら、離婚する夫婦の都合に合わせて柔軟に選択することができるのです。

【離婚後も持ち家に住み続けるという選択肢】考えられる2つのケースと問題点

持ち家を手放さないように財産分与の取り決めをすれば、離婚後も住み続けることが可能です。
 
夫婦のどちらが住むか、ローンなどの契約はどうするのかは離婚前にきっちり話し合っておきましょう。

その上で、持ち家にどちらが住むかについて決めることになります。

1.妻と子が出ていき、ローン名義人の夫が住み続けるケース

この場合はローン名義人である夫は住んでいるのでローンの契約違反にはなりません。
 
ただし、妻が連帯保証人になっている場合、夫がローンの支払いを滞納すると連帯保証人である妻に督促が来ることになり、基本的に責任を免れませんので注意してください。
 
「ローンを夫が支払うから家も夫に渡す」という財産分与をする前に、自分が保証人であるかどうかをよく確認する必要があるのです。

2.ローン名義人の夫が出ていき、妻と子が住み続けるケース

妻と子が住み続け、夫が住宅ローンを払い続けるという事例もよくある話です。
 
この場合は、ローン名義人は妻にしておくことも必要になってくることが多いでしょう。

住んでいないのに払い続けるわけですから夫の経済的負担が大きく、夫の支払いが止まったときのこともあらかじめ考えておく必要があります
 
抵当権がついている場合、支払いが止まることで、住んでいる妻と子は強制的に出て行かされる可能性があります。
 
重大な問題であるため、弁護士に相談しておくことをオススメします。

離婚後の持ち家はどうなる?【マイホームの財産分与】と【住み続けるという選択肢】についてご紹介!のまとめ

離婚したら持ち家はどうなるの?という疑問に対しては「財産分与の対象になります」とお答えすることになります。

ただし、ローンというマイナスの財産も分与の対象になることを覚えておきましょう。

家の名義が誰のものなのか、ローン名義人はどうなっているかを慎重に確認して進めることになります。
 
こういった財産分与や離婚後の持ち家の問題に不安があれば、先に弁護士に相談しておきましょう。

手続きのタイミングなど、適切なアドバイスをもらえることでしょう。
この記事の作成者

カケコム編集部