離婚届の添付書類には何が必要なの?提出する際の注意点は?

離婚届に必要な添付書類をご存知ですか?現在、婚姻中の3組に1組は離婚するといわれていますが、離婚届に必要な添付書類や注意点を知っている人は少ないのではないでしょうか。そこで今回は、できるだけスムーズに離婚することができるように、離婚届けの提出に関するさまざまな情報を紹介したいと思います。    

目次

離婚届の添付書類は離婚方法によって異なる!

離婚する夫婦が増えている中で、離婚届けを提出する方法や添付書類について知らない人はたくさんいます。

実は離婚届というのは、協議離婚、調停離婚など離婚方法によって添付書類が異なるというのをご存知でしょうか。

今回はスムーズに離婚をすすめることが出来るように、

添付書類の違いや離婚届けを提出する前にやっておかなければならないことについて解説していきます!

離婚届の添付書類と注意点①~協議離婚の場合

  
 

離婚届を提出する時に必要な添付書類は、離婚方法によって違うと説明しました。

当事者だけで解決して離婚する協議離婚の場合に必要な書類と注意点は何か見ていきましょう。

基本は離婚届でOK

離婚届の添付書類は、夫婦の話し合いだけで離婚する協議離婚の場合であれば、離婚届を役所に提出するだけでOKです。

結婚して間もない、届け出る本人に住所変更などがない場合は、離婚届以外に必要な書類は特にありません。

協議離婚であれば基本離婚届を役所にもっていけば離婚は成立します。

戸籍謄本~本籍地でない場合

本籍地ではないところで離婚届を提出する場合は、離婚届以外に戸籍謄本が必要になります。戸籍謄本は本籍がある場所でしか手に入れることができないので、本籍地で入手するようにしてください。

委任状があれば、他の人に受け取ってもらうこともできますし、郵送してもらうこともできます。

自分で戸籍謄本を取りに行くのが1番スムーズですが、仕事などが忙しくてなかなか戸籍謄本を取りにいくことが出来ないという人は身内などに頼むという方法もあります。

本人確認のできるものと印鑑を持っていこう

届出人の本籍地、もしくは住んでいる市役所や区役所に離婚届を提出すれば、離婚届は受理されます。

その際に身分証明書が必要になるので、運転免許証や保険証、パスポートなどとにかく本人確認が出来る書類と印鑑を持っていくようにしてください。

本人確認書類をコピーし、離婚届と一緒に郵送して離婚届を提出することも可能ですが、トラブルが発生したときに対応しにくいので、直接出しにいくことをおすすめします。

印鑑は認印でも問題ありませんが、離婚届に押印したものと同じものを持参しましょう。

離婚の際に称していた氏を称する届(一部の方)

結婚の際に苗字を変えた夫婦の一方で、離婚後も離婚時の名字を継続使用したい場合、「離婚の際に称していた氏を称する届」を提出する必要があります。

もっとも、これは、離婚から3か月以内に提出すれば大丈夫ですが、続称をすでに決めている方は同時に提出するほうがスムーズでしょう。

離婚の際の名字については離婚による「復氏」について徹底解説!|子どもの「復氏」や再婚後の離婚時の「復氏」も解説を参考にしてください。

注意:離婚届を提出する前に|協議は十分ですか?

日本の民法では、一方が勝手に離婚届を提出したという場合を除けば、基本的に離婚届1枚を提出するだけで離婚の手続きが終了してしまいます。

しかし、離婚後も、財産分与親権養育費などでもめることが多々あります。

特に親権は、離婚届上でいずれが親権者になるかを記載する必要があります。

一度決めた親権者を変更するのは難しく、離婚届の親権の記載は安易に行うものではありません。

また、財産分与や養育費についても、離婚後他人になった後では協議が進みづらいということがよくあります。

事前にこれらの点を入念に協議し、公正証書にまとめたうえで離婚届を提出すべきです。

離婚届の添付書類と注意点②~調停離婚・審判離婚の場合

協議離婚は1番単純な離婚方法で、用意しなければならない添付書類もそれほど多くありません。

ですが、第三者を交えた調停離婚や審判離婚になると、離婚届に必要な書類はさらに多くなるので見ていきましょう。

調停離婚の場合:調停調書の謄本

調停離婚は、夫婦2人だけでは話しがまとまらないときに、どちらか一方が家庭裁判所に申し立て、調停によって離婚することをいいます。

調停離婚をするとなると、離婚届の添付書類が増えます。

家庭裁判所に申し立てをして決められた内容を証明する書類として、調停調書の謄本が必要です。

これは「調停が成立しましたよ」ということを証明するものです。 

審判離婚の場合:審判書の謄本と確定証明書

家庭裁判所で離婚調停を行ったからといって、必ず離婚が成立するというわけではありません。

何度話し合ってもお互いの合意が得られない場合で、一定の場合には、家庭裁判所で審判が行われて審判離婚によって離婚が成立することがあります。

審判離婚で離婚が成立した場合は、離婚届を提出するときに審判書の謄本と確定証明書が必要になります。

注意点~離婚届提出を忘れない、申立人の印鑑を持っていく

協議離婚であれば離婚届に提出期限は基本的にありませんが、調停離婚や離婚裁判では、調停や判決が決定してから10日以内に離婚届を提出しなければならないという決まりがあります。

期限を過ぎると過料の対象にもなり得るので、覚えておくようにしてください。

調停離婚が決まった場合

  • 離婚届
  • 調停成立後に取得可能となる調停調書の謄本
  • 申立人の印鑑
  • 戸籍謄本(本籍が住んでいる市区町村役所以外の場合)

が必要となります。

離婚届の添付書類と注意点③~裁判離婚の場合

 協議離婚や調停離婚だけで離婚が成立しないというような場合、裁判離婚になることもあります。
 

裁判離婚をするときに離婚届以外に必要な添付書類にはどのようなものがあるのでしょう。

判決の謄本

調停離婚や審判離婚と同じく離婚裁判で決まった全てのことが記載された正本の写しである判決の謄本は必ず必要になるので、覚えておくようにしてください。

判決の謄本には夫婦間で離婚が成立するという判決が下りたこと、養育費や慰謝料のこと、子供の親権のことなどが記載されています。

裁判離婚の場合は離婚届のほかに、この判決の謄本が必ず必要となります。

判決の確定証明書

裁判離婚になると、離婚届と判決の謄本以外にも「判決の確定証明書」が必要になります。

確定証明書は判決が確定したこと、裁判のやり直しはできないことを証明するものです。

確定証明書により判決が覆ることがないということが証明できます。

注意点~離婚届提出を忘れない、申立人の印鑑を持っていく

調停離婚のときも必要なのですが、裁判離婚にまでもつれてしまった場合でも離婚が成立してから10日以内に必要な書類を全て提出しなければならないので、注意するようにしてください。

裁判が終わって安心している間に期限が過ぎてしまうことがよくあるので注意しましょう。

裁判離婚のときに必要になる添付書類は、

  • 離婚届
  • 申立人の印鑑
  • 戸籍謄本(本籍が住んでいる市区町村役所以外の場合

それに加えて

  • 裁判所へ申請するともらえる判決確定証明書
  • 判決書の謄本

になります。 

離婚届の添付書類について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください!

離婚届の添付書類には何が必要なの?提出する際の注意点は?のまとめ

  

今回は離婚届を出す時に必要となる添付書類には、どのようなものがあるのか紹介してきました。

離婚をするとなると、離婚届さえあればいいと思っている人もいると思いますが、どのような離婚をするかによっても必要となる書類が違うということが分かって頂けたと思います。

夫婦間の話し合いだけで離婚が成立する協議離婚であればそれほど必要な書類は多くありませんが、調停や裁判離婚など難しい離婚になるほどに必要な書類も増えていきます。

そのような場合、離婚の専門家に相談した方が離婚がスムーズに進むので、1人で悩まずに書類の書き方や提出方法などを離婚問題に強い弁護士などに相談することをおすすめします。

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この記事の作成者

カケコム編集部