婚姻の破綻を認めてもらうためにできる3つのこと

婚姻関係の破綻って何をもって成立するのかご存知でしょうか?離婚には様々な原因や理由がありますが、婚姻関係の破綻によって離婚に発展してしまう夫婦もいます。今回は、この「婚姻関係の破綻」について考えていきましょう。

目次

婚姻の破綻とは

 離婚には様々な理由がありますが、中には離婚がうまくいかずに離婚裁判にまで発展してしまうケースが日本にもあります。

こうなった場合に必要になるのが離婚に至る理由なのですが、その中の一つに婚姻を継続し難い重大な事由、つまり婚姻関係が破綻しているというものがあるのです。

しかし、この婚姻関係の破綻と言われてもどのようなことを意味しているのか分からないのではないでしょうか。

性格の不一致・暴力・犯罪行為・アルコール中毒・勤労意欲の欠如と色々あるでしょうが、それらの理由をどう証明する必要があるのかも考えましょう。

今回の記事は

  • そもそも婚姻関係とは何か知りたい人
  • どんな場合に離婚できるのか知りたい人
  • 婚姻関係の破綻について知りたい人

は要チェックです!

【婚姻の破綻について知りたいこと】婚姻の破綻は離婚事由になる?


それでは、この婚姻の破綻は離婚裁判における離婚事由として扱うことができるのかをお伝えしましょう。

ただの性格の不一致ではならない

離婚理由として非常に多いのが性格の不一致や価値観の違いです。これは離婚の理由にはなりますが、夫婦関係の破綻理由として扱うためには状況が整わない限り認められません。

具体的には性格の不一致を原因で夫婦関係が破綻し、別居しているような人が当てはまります。この別居も1年といった期間ではなく、最低でも5年以上、長い場合は10年は必要となるということを覚えておきましょう。

性格の不一致や価値観の違いというのは離婚に至る最大の理由として、昔からずっと1位にランクインしており、多くの夫婦を悩ましているものとなっております。

しかし、これを理由にして夫婦関係の破綻を立証するのは大変なのです。

暴力や虐待はOK

暴力や虐待が発生しており、夫婦関係の破綻は明確で今すぐにでも離婚をしたいといった状況の場合は認められることが多いようです。

裁判内容によっては覆されてしまうことがあるようですが、DVや虐待がひどいということが証明できれば高確率で夫婦関係の破綻の証明ができると考えてください。

性行不能や性の不一致も婚姻破綻

婚姻関係が破綻していることの立証として使えるものに性の不一致というものがあります。

ようするに夫婦間で納得していないセックスレスは夫婦関係の破綻として認められる可能性があるということなのです。

日本性科学会によれば、「病気など特別な事情がないのに、1か月以上性交渉がないカップル」とされておりますが、片方が求めているのにもう一方が拒否し続けているなら一般的にはセックスレスと呼ばれるでしょう。

【婚姻の破綻について知りたいこと】婚姻関係の破綻は証明が難しい?


婚姻関係の破綻の状況についていくつか説明してまいりましたが、これらの状況を具体的に証明する必要があるのです。

日本の裁判は「証拠主義」

日本の裁判は「証拠主義」のため、どのような事柄でも証拠を使って立証する必要があります。

逆に言うと、傍から見ると正当性がありそうな意見だったとしても、証拠が不足していると覆される可能性があるということになるのです。

具体的には不貞行為の場合は、浮気調査を行って調査報告書を用意し、肉体関係を持ったと思われる明確な証拠を用意する必要がありますし、DVといったもので婚姻関係が破綻していると立証したいのなら隠しカメラでその様子を撮影するとか診断書を用意するといった行為が必要になるのです。

証拠が用意できない婚姻関係が破綻について

婚姻関係が破綻している要因としてセックスレスといったものを記載しましたが、このセックスレスの証拠と言われても出てくるものではありません。相手が認めなければいくら提言したとしても立証することができないのです。

この場合はどうして破綻していると言えるのかを主張する必要が出てきます。どうしてこのような状況になり裁判を起こしているのかを経緯を積み重ねて主張してください。

第三者でもわかるように経緯をメモしておくといいでしょう。

性格の不一致について

性格の不一致や価値観の違いは離婚の理由として多くの方々が指定している事柄であり、夫婦関係の破綻に繋がる最大の要因となります。

しかし、この性格の不一致で夫婦の婚姻関係破綻を証明するのは大変厳しいです。

先ほども記載しておきましたが、婚姻破綻を認めるためには別居して5年程度は必要であるということを覚えておきましょう。

【婚姻の破綻について知りたいこと】婚姻関係の破綻を離婚事由として認めてもらうためにできる3つのこと


婚姻関係の破綻を離婚事由として認めてもらうためにできることをそれでは学んでいきましょう。

証拠をきちんと集める

一度記載したように、日本の裁判は証拠主義のためどのような離婚理由があったとしても、それを証明する何かが無いと立場が弱くなります。

そのため、婚姻関係が破綻している証拠をきちんと集めることは何よりも重要であるということを覚えておいてください。

これは婚姻の破綻以外にも、正当事由として裁判で認めてもらえるかどうかに大きくかかわってくるので、「裁判にまで発展しても良いから離婚をする!」という決意がある方は、離婚を告げる前にできる限り証拠集めをしてください。

離婚を告げた後だと、今のパートナーが証拠隠滅のために動き始めることがあるので、先に動いてしまいましょう。

証拠集めや立証にプロの力を借りる

離婚裁判にまで発展した場合、殆どの方が弁護士を雇うことになると思いますが裁判になる前に弁護士の力を借りるのが最も有効な手法となります。

婚姻関係が破綻しているかどうか、このまま離婚をすることができるのかという事態に最も慣れているのは離婚問題に強い弁護士なので、彼らからどのように立ち回ったらいいのかを先に教えてもらいましょう。

この段階ではまだ雇うかどうかは必須ではないので、相談するといったところでとどめても構いません。何をしたらいいのかを教えてもらってください。

きちんと話し合う

婚姻関係の破綻を証明することができれば相手がどんなに拒否をしていても、離婚することは可能です。そのため、人によっては話し合いを最初から放棄して裁判狙いで動いている人もいるでしょう。

しかし、調停や裁判においても話し合いの結果どうなったのか、そして話し合いをきちんと試みたのかは必ず聞かれますし重きを置かれることが多いので、必ず話し合ってください。

調停委員への心証にも影響しかねないので、話し合いの放棄はNGです。

婚姻関係の破綻についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事も合わせてご覧ください!

婚姻関係の破綻を離婚事由として認めてもらうためにできる3つのことのまとめ


婚姻関係の破綻を離婚事由として認めてもらうためにできることについてまとめてまいりました。

離婚事由として、婚姻関係の破綻となった原因を認めてもらうのははっきり言ってかなり大変です。

そのためにも、下準備は必須となるのですが、どのようなことをしたらいいのか迷ってしまうでしょうから、離婚を持ち掛ける前に必ず離婚問題に強い弁護士に相談してアドバイスをもらってください。

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この記事の作成者

ジコナラ編集部