母親の交際相手に金魚を食べさせられる虐待受けた娘、コメントを公表

母親の交際相手から、金魚の死骸を食べさせられるなどの虐待を受けていた娘が1月31日、弁護士を通じてコメントを公表しました。娘は「恐怖で頭がいっぱいになっていて、逃げ出したいということすら考えられない状態でした」と述べました。

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母親の交際相手から金魚食べさせられる虐待を受けた娘のコメントを公表

福岡県久留米市で、母親の交際相手から、金魚の死骸を食べさせられるなどの虐待を受けていた娘が、弁護士を通じてコメントを公表しました。
 
コメントには「恐怖で頭がいっぱいになっていて、逃げ出したいということすら考えられない状態でした」とあり、母親の交際相手は逮捕監禁致傷などの罪で、懲役10年が言い渡されましたが無罪を主張し控訴、虐待に関わった母親には有罪判決が確定しています。

逮捕監禁致傷罪とは?

逮捕監禁致傷罪とはどのようなものなのでしょうか。

逮捕監禁罪は刑法220条に規定されており、その内容は人を不法に逮捕したり監禁することです不法に逮捕または監禁された結果、怪我を負わせたり、死に至らしめると刑法221に規定されている逮捕監禁致死傷罪に該当します。

刑法第220条 不法に人を逮捕し、又は監禁した者は、3年以上7年以下の懲役に処する(逮捕監禁罪)

刑法第221条 前条の罪を犯し、よって人を死傷させた者は、障害の罪と比較して、重い刑により処罰する。(逮捕監禁罪致死傷罪)

逮捕とは?監禁とは?

刑法220条に言う逮捕とは、強制的に他人の移動の自由を一定時間以上奪うことを言います。例えば暴行を加えるなどして強制的に両手足を縛り場所移動の自由を侵害したとすれば逮捕罪にあたります。あまりにも短い時間拘束していただけでは逮捕罪には当たらず、一定時間の行動の自由を侵害する行為が逮捕罪にあたります。

対して監禁とは他人を脱出不可能な状態にする行為を言います。脱出不可能という点が重要でありますので、部屋の中で身動きが取れない状態であることなどは必要ありません。部屋に外から鍵をかけ出られないようにするのはもちろんですが、間接的に脱出不可能な状態にすることにも当てはまります。例えば女性を裸のまま部屋に閉じ込めていたとすれば、鍵はかかっていなくとも脱出が困難になるので監禁罪に該当するとされます。

逮捕・監禁罪はその行為により他人の自由を奪い、精神的にも重大な傷を負わせることから、重い罰則が規定されています。罰金の規定もある暴行罪と異なり、逮捕・監禁罪には懲役刑しかありません。怪我を負わせたり死に至らしめてしまう逮捕監禁致死傷罪になると極めて重い罰則が課せられます。

逮捕・監禁によって生じた心の傷はとても深いものでしょう。今回被害を受けた娘の気持ちを考えるととても胸が痛みます。母親は犯した罪の重さを自覚し、一生をかけて償って欲しいものです。

 

この記事の作成者

ジコナラ編集部