離婚後に父親が親権を得るために必要なこと〜親権者争いで勝つためには〜

今回は離婚後に父親が親権を得るために必要なことをお伝えします。離婚でトラブルのもとになる確率が高いのが親権です。お金なら妥協点というのが見つけられるのですが、親権における妥協点というのは、ほぼないと言えるでしょう。そのため、死に物狂いで勝ちに行く必要があります。

目次

離婚後の親権を父親が得るのはそんなに難しいの?

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離婚後の親権を父親が獲得するケースはいまでもそこまで多くはなく、父親側で何とか親権を獲得したいと模索している方はその事実に打ちのめされているかもしれません。しかし、可能性は0ではないのです。その可能性を引き上げるためにも、情報収集と下準備を頑張る必要があります。ただし、現実は現実なので、どうして父親側が離婚後の親権をとるのが難しいのかを理解する必要があるのです。そこを理解すれば勝利への方程式も見えてくるでしょう。

今回の記事は

  • 離婚後の親権について知りたい方
  • 親権が欲しい夫

    は要チェックです!

そもそも親権ってどんな権利? 

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それでは、問題を解決する前に親権について理解することから始めましょう。なんとなくは理解しているでしょうが、どのような権利があるのかまでは知らないのではないでしょうか。

財産管理権

まず、親権とは身上監護権財産管理権に分けることができます。この財産管理権とは民法824条において「親権を行なう者は、子の財産を管理し、かつ、その財産に関する法律行為についてその子を代表する」と定義付けられているのです。要するに、子供の財産管理を代理として行うことができるということです。


大切なことは管理をする立場には、保存・利用・処分・改良する権利や義務があり、子供が捺印や署名が必要なケースには財産管理権がある親が署名をする必要があるということです。

身上監護権

身上監護権とは未成年の子供と共に生活を行うことができる権利で、教育やお世話といったものも含めます。この身上監護権がある人というのが実質的に子供と一緒に過ごせる人ということになるので、裁判においてはこの部分が争われることが多いです。

しかし、この身上監護権は子供の世話という観点から母親のほうが適していると考えられることが多く、負けた側は養育費や生活費といったものだけ提供することになり、一緒に生活できないといったケースも多々あるのです。

8割は母親が獲得

具体的な数字を見せられるとさらに、父親側はへこんでしまうかもしれませんが、この親権問題で父親が勝つケースは2割を切っていると言われております。一説には1割程度であると言われています。

親権問題でどちらが取得できるかは子供の幸せを中心に考えられるため、幼いうちに母親と離すことが子供の幸せになるとは基本的に考えられないのです。そのため、どうしても父親側が不利な状態からスタートします。

親権を争うとき検討されること

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最初から父親側の絶望感がひどいことになっていますが、これは親権を争うにあたってどのようなことが基本となっているかを見ると解ってきます。

ポイント!〜【子供にとっての幸せ】を前提に様々なことを検討〜

親権の考え方の中心にあるのは「子供の幸せ」です。子供にとっての幸せとはいったい何なのかを考えればどうして父親側が不利なのかが見えてきます。子供の生活環境が変わることは精神的なリスクが大きいのですが、離婚の場合はどうしても環境が変わってしまうので、リスクを少なからずこうむってしまいます。

しかし、そのリスクは一緒にいる時間が長い母親が離れることの方が大きいのです。なぜなら父親はフルタイムで仕事をしていることが多く、離婚後のライフスタイルを父親側は変えることができるケースは少ないと考えられているからです。つまり、養育費を父親からもらえれば、子供中心の生活を母親側ができる可能性が高いと考えられているのです。

15歳以上の場合は【子供自身の意思】も! 

15歳以上の場合は子供自身の意思も親権の裁判において重要視されるようになるのですが、この時子供自身が高確率で母親と暮らすことを選ぶというデータが出ております。ともにいる時間が父親よりも母親のほうが通常の場合多いので、致し方ないことなのでしょう。

常に一緒にいる母親のほうが仕事で外にずっといる父親よりも圧倒的に有利になってしまうのです。父親の愛情を受ける時間が母親の愛情を受ける時間より短くなるのはどうしようもないので難しいですね。

離婚の原因とはまた別の問題?浮気してても親権は取れる!?

また、離婚の原因と親権の獲得は別の問題なので、例え母親側に原因がある状態、母親側の浮気や不倫が原因で離婚に発展したとしても、高確率で親権は母親になります。このことに関して納得いかない人もたくさんいるのですが、親権の取得に関して夫婦のどちらが悪いかは関係ないとされています。

あくまで、子供が主体で子供がどちらについたほうが幸せになれるどうかなので、その点は注意してください。

父親が親権を獲得できたケースもちゃんとあります!

あまりにも父親側に悲観的な情報ばかりで、滅入っているかもしれませんが、父親側が勝ったケースというのもあるのです。

父親の環境の方が収入、環境共に明らかに母親の環境よりも良い例

父親の環境の方が収入、環境共に明らかに母親の環境よりも良い場合は、父親側に子供がいたほうが間違いなく幸せになれると判断されるので、父親側が書く確率が上昇します。

例えば、子供と一緒に過ごせる時間を増やすためにフレックス制度があり労働時間をコントロールできるとか、収入はこれぐらいあるから安心して生活ができるとか、心身ともに健康でいたって問題点は無いといったものをアピールすることができれば、勝つ確率は上昇するのです。

母親の生活環境が極端に悪い例

母親側の生活環境がひどい場合は父親側が勝てる確率が上がります。例えば母親が子供に暴力を振るっていたり、浮気癖があっていろんな男性と外出することが多く放置する癖があったり、浪費癖があって生活が不安視される場合は、子供が育つ環境に不適切と判断されやすいので、母親側の問題点を目撃している情報が揃っていれば勝つ確率は上昇するでしょう。

ただし、これらの問題点を論ずるにあたって一方的にまくしたてると悪口と捉えられてしまうので、しっかりとした証拠や目撃証言を集めるようにしてください。

父親が親権を獲得するために必要なこと〜可能であれば子供のための転職も視野に〜

父親が親権を獲得するために必要なことの中に転勤の有無があります。転勤は子供を連れて行うと子供の成長に良くないと見なされるので、親権を獲得する確率が低下するのです。そのため、本気で親権を取りたいのなら可能であれば子供のための転職も視野に入れてください。難しい問題ではありますが父親側は基本的に不利なので、そういった措置も考える必要があります。

 

親権についてさらに詳しく知りたい方はこちらも合わせてご覧ください!

離婚後に父親が親権を得るために必要なこと〜親権者争いで勝つためには〜のまとめ

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離婚後に父親が親権を得るのは非常に難しいです。過去の判例を見てもほとんどの形で母親側が勝利しております。そのため、本気で親権争いに勝利をしたいと思っているのなら離婚問題に強い弁護士に相談をして、勝つための道筋を教えてもらってください。きっとあなたの役に立つでしょう。

 

この記事の作成者

ジコナラ編集部