仕事が忙しい夫と離婚はできる?帰りの遅い旦那に悩んでいる妻必見!

夫の仕事が忙しくて離婚を考え始めてしまった…。仕事ばかりの旦那をもつ生活は夫婦の時間はおろか、結果的に妻が家事を強いられてしまう。どうしてもこのような状況に耐えきれなくなったとき「旦那の帰りが遅い」「旦那仕事で忙しい」という理由で離婚はできるのでしょうか? 

目次

仕事が忙しい旦那との結婚生活が不満…

妻が夫に対して離婚を考える不満として、夫の仕事が激務であったり、毎日の帰宅も遅く、休日も返上といった声があげられます。
 
理解はしたいものの、夫婦の時間も欲しいし、共働き夫婦の場合、家事も分担したい。
 
子どもが産まれることによってさらに女性は妻として、母として自分の時間さえ確保しづらくなります
 
毎日とはいかなくとも、仕事ばかりで帰りが遅い夫をみていると結婚生活への不満も溜まり、いよいよ限界にくるものです

「旦那の仕事が忙しい」を理由に離婚はできる?

仕事ばかりの旦那との結婚生活への不満が募った時、旦那の仕事が忙しいことを理由に離婚はできるのでしょうか?

お互いの合意があれば離婚可能

旦那の仕事が忙しい・仕事で帰りが遅いことを理由に離婚したい場合、夫婦で協議した結果離婚に合意した場合は離婚が可能となります。

合意がなくても離婚事由があれば離婚できる場合がある

 妻としては仕事で忙しい旦那と離婚したい、いつも仕事で帰宅が遅くて家庭を顧みない仕事ばかりの旦那と離婚したいと我慢の限界にきているものの、夫婦で離婚について話し合いを重ねても、合意に至らないこともあります。
 
しかし、合意に至らなくても以下に挙げる民法第770条1項各号の離婚事由があれば離婚請求が可能となります。
第770条
  1. 夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
    一 配偶者に不貞な行為があったとき。
    二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
    三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
    四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
    五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。

単に忙しいだけでは離婚原因は認められにくい 

基本的に「夫の仕事が忙しい」「夫の帰りが遅い」といった原因で仕事ばかりの旦那と離婚したいという理由だけでは離婚原因としては認められにくいでしょう。
 
仕事が忙しいということはそれだけ生活のために収入を得ており、むしろ夫婦生活を維持するための努力をしている、とみることもできるからです。
 
しかしながら旦那が「忙しい」「仕事ばかり」という理由によってセックスレスや長年の別居に繋がっている場合には「婚姻を継続し難い重大な事由」として離婚ができる場合があります

旦那が仕事ばかりで家に帰るのが遅い理由

旦那の仕事が忙しく、旦那の帰りが遅い理由本当に仕事によるものだけなのでしょうか?
 
もしかしたら旦那が仕事ばかりである理由が他にも思い当たることはないか、よく考えてみましょう。

旦那の仕事が忙しい理由(1) 職場環境が悪い 

旦那の仕事が忙しい理由のひとつに「職場環境」の悪さが影響していることがあります。
 
これは実際に勤務している夫にしか分からない部分ではありますが、なぜそんなに忙しく仕事ばかりで帰宅が遅いのかを尋ねてみると本人が一番悩んでいたということも。
 
万が一、労働基準法違反がある場合には、会社の労務担当者、労基署、弁護士に相談すべきでしょう。

旦那の仕事が忙しい理由(2) 早く帰る努力をしていない 

少しでも生活の足しになればとあえて残業をしていて夫の帰りが遅くなっている可能性もあります。
 
飲み会が好きで早く帰る努力をしていないこともあり得ます。
 
そうした場合はスケジュールを聞いたうえで、「この日だけは早く帰るようにして欲しい」など調整をお願いしてみると良いでしょう。

旦那の仕事が忙しい理由(3) 家に帰りたくない理由がある

仕事ばかりの旦那の帰宅が遅い理由の建前が「仕事が忙しい」というだけであって、実は家に帰りたくないということもあります。

その理由としては、結婚して夫婦の時間だけではなく自分の時間を大切にしたいというもの。

子どもがいる夫婦の場合はお互いに自分の時間を必要としていることもあります。

妻が家事や育児ばかりで不満なように、仕事ばかりの旦那も不満を抱えているかもしれません。

休日にそれぞれが1人で過ごせる時間を保てるような話し合いをしてみましょう

また、他にも「妻のことが好きではなくなった」という場合もあります。

仕事で帰りの遅い旦那はどうしたら改善してくれるの?

毎日仕事が忙しく帰りの遅い夫。一体どのようにすれば、仕事ばかりの旦那が早く帰ってきてくれるようになるのでしょうか?

仕事で帰りの遅い旦那の対処法(1) 自分の思いを伝える

1日のうちわずかな時間でも夫婦で話せるタイミングを見計らって、夫の帰りが遅いことへの不満ではなく、
  • 仕事ばかりの旦那をもつ妻としてどれだけさみしいのか
  • なぜ早く帰ってきてほしいのか

などを話してみましょう

伝えることで初めて妻の気持ちを理解し、どんなに仕事が忙しくても早く帰る努力をしてもらえるかもしれません。

仕事で帰りの遅い旦那の対処法(2) 仕事を減らしてもらう

可能であれば仕事を減らしてもらうことも検討しましょう。
 
状況によっては夫自身も仕事ばかりで疲弊している可能性や、転職を考えているものの言い出せずにいる場合もあり得ます。
 
労基法違反がある場合には会社、労基署、弁護士に相談したうえで改善を求める、もしくは転職により解決することもあるでしょう。

仕事で帰りの遅い旦那の対処法(3) 夫に対する接し方を変える

 
夫が仕事で疲れて帰宅するや否や、妻も家事や育児に余裕がなくなりつい不満をぶつけがち
 
そうなることを恐れて家に帰る気持ちになれず残業をすることで、あえて帰りが遅くなる方法を選んだり、飲んで帰ったりとますます帰宅が遅くなるのです。
  
まずは夫に対する接し方を変え、帰宅恐怖症を改善する必要があるかも知れません。

仕事で帰りの遅い旦那の対処法(4) 本当に残業なのか確かめる

旦那の様子がいつもと違う、行動や表情がおかしいと感じたとき、浮気や不倫をしているのではないかと感じる女性も。
 
不倫が怪しいという場合には携帯をチェックしたり、探偵を利用してみるのも1つの手段です。
 
結果的に、仕事が忙しい・仕事で帰りが遅いといったことは建前で、仕事ばかりの旦那が実は不倫をしていたという事実が発覚した場合は離婚事由として認められる可能性があります

探偵に相談する

仕事で帰りの遅い旦那の対処法(5) 離婚

自分の気持ちを伝え、仕事の状況も話し合い、接し方を変えて様々な努力をしても改善が難しい場合には、離婚を考えることもあるでしょう。

「仕事が忙しい」「仕事で帰りが遅い」という理由だけでの離婚は難しいといわれています。

それでも、仕事が忙しいということが原因で離婚したい場合について、次で詳しく見てみましょう。

旦那の仕事が忙しいことが原因で離婚を考えたら

旦那の仕事が忙しいことや仕事で帰りが遅いことが原因で、「離婚」という結論に至った場合はどのようにすればよいのでしょうか?

仕事が忙しい旦那と離婚を考えたら(1) しっかりと協議

仕事が忙しい旦那と離婚を考えた場合、まずやるべきことは話し合いです。

この話し合いで離婚について取り決めていくことを「協議離婚」といいます。

「旦那の仕事が忙しい」という理由での離婚は協議離婚でないと難しいため、協議が重要になります。

仕事が忙しい旦那と離婚を考えたら(2) 調停を申し立てる

「調停」というと必ず離婚しなければならないものだと思っていませんか?

そもそも離婚を決意していなくても調停は利用できます

夫婦間での話し合いの中で仕事が忙しい理由や、仕事ばかりの旦那の帰宅が遅い原因について解決策が見つからないものの、できれば離婚は避けたいもの。

仕事ばかりの旦那とはいえ少しでも結婚生活を継続したいと気持ちが残っている場合は「円満調停」として申し立てることも可能です

調停委員を介して、今後どのように解決をしていけばよいのか解決策を一緒に探ってもらうことができます。

そのうえで離婚するか、どのように離婚するかを話し合うことができます。

仕事が忙しい旦那と離婚を考えたら(3) 弁護士に相談する

離婚をするためには、財産分与・親権・養育費・慰謝料など決めるべきことが多くあります。
 
これらは夫婦間の協議ではなかなかまとまらないものです。
 
法律の専門家である弁護士 はあなたの代理人としてあなたに有利になるようにこれらについて交渉をしてくれます。
 
「旦那の仕事が忙しい」「夫の帰宅が遅い」という理由で離婚を考えたらなるべく早く弁護士に相談することをおすすめします

旦那の帰りについてお悩みの方はこちらの記事もおすすめ

仕事が忙しい夫と離婚はできる?帰りの遅い旦那に悩んでいる妻必見!のまとめ

旦那の仕事が忙しいということに不満を抱えている女性は多いもの。
 
夫婦での話し合いができる気持ちの余裕や時間が保てるうちは、改善の見込みもあるかもしれません。
 
しかしながら、旦那の帰りが遅いということは職場環境や仕事によっては個人の裁量では変えられないことも。
 
また、原因が浮気や不倫ともなれば離婚する理由となり得ます。
 
まずはお互いによく話し合ったうえで、それでも仕事が忙しいことや夫の帰りが遅い原因を解決しがたい場合は調停の申し立てを視野に弁護士へ相談してみることから始めましょう。

弁護士に相談する

この記事の作成者

カケコム編集部