離婚後の義理家族との関係はどうする?トラブルの解消法は?

離婚後の義理家族との関係性は、一つの懸念事項ではないでしょうか。後のトラブルを防止するためにも、あらかじめどのようなスタンスで臨むかを決めておくことが重要です。そこで今回は、離婚後に義理家族と会うべきか否かをパターン別にご紹介します。併せて、義理家族との代表的なトラブルとその解決策についても見ていきましょう。

目次

離婚後に義理家族と会うべきか?

離婚により夫婦間の法律関係は解消されますが、実際問題として即座に赤の他人になれるものでもありません。
 
その一つとして、義理家族との離婚後の関係が挙げられます。
 
特に子供がいる場合、相手の親は子供にとっては血の繋がった祖父母です。
 
自身が離婚後に義理家族と会うべきか否かは無視できない問題となりますので、この機会に一度向き合ってみましょう。

離婚後に義理家族と会うべき場合

離婚後の関係として義理家族と会うべき場合は、どのようなシチュエーションなのでしょうか?
 
会うことによるメリットもあるようです。

離婚後に義理家族と会うべき(1) 子供が実の祖父母に会いたがっている

離婚後の関係性が相手の親に会える仲であれば、子供も実の祖父母に会うことができます。
 
おじいちゃん、おばあちゃんが大好きなお子さんにとっては、「いつでも会える」という安心感だけでも嬉しいはずです。
 
このような場合は、義理家族と会うべき場合にあたるでしょう。 

離婚後に義理家族と会うべき(2) 相手の親の援助が受けられる可能性がある

離婚後に1人で子育てをしている場合、仕事や家事で忙しい時に面倒を見てくれる存在は大きな助けとなります。
 
相手の親の協力を望めそうであれば、離婚後も義理家族と会うメリットは大きいといえます。
 
金銭面での援助を受けられる可能性もありますね。

離婚後に義理家族と会うべき(3) お互いに後腐れのない関係を築ける 

今まであった交流がぱたりとなくなれば、極端に避けると離婚後の関係が気まずくなる可能性もあります。
 
義理家族が近所に住んでいたり、仕事やプライベートで未だ繋がりがあったりする場合はなおさらです。
 
適度に会って、後腐れない関係を目指しても良いかもしれません。

離婚後に義理家族と会うべきでないかもしれない場合

離婚までの流れやその後の生活態様によっては、義理家族に会わない方が良い場合もあるようです。
 
整理してみましょう。

離婚後に義理家族と会うべきでないかも(1) 一方に離婚原因がある場合

不貞行為やDVなど一方に離婚原因が寄っている場合義理家族を含めた離婚後の関係の継続は難しいでしょう。
 
特に被害者側が会いたがらない可能性が高いです。
 
もし加害者の立場であれば、自ら相手の親へコンタクトはとることはおすすめしません。

離婚後に義理家族と会うべきでないかも(2) どちらかが再婚している場合

元夫婦のどちらかが再婚している場合は、会うべきでないかもしれません。
 
新しい配偶者とその家族が不安に思うこともあるでしょう。
 
現在の家族関係を深めるている状態であることを考慮した方が良さそうです。

離婚後に義理家族と会うべきでないかも(3) 泥沼離婚だった場合

双方に原因のある離婚であっても、義理家族を巻き込んでの泥沼離婚であった場合は注意が必要です。
 
お金や子供のことで揉めるケースが多いため、状況によっては相手の親も会いたくないと思っている可能性があります。

離婚後の義理家族とのよくあるトラブルと解決策

理想的な離婚後の関係を続けたくても、義理家族が離婚に介入し、法的なトラブルに発展することがあります。
 
万が一に備え、代表的なトラブルとその解決策をご紹介致します。

義理家族とのよくあるトラブル(1) 義理家族のせいで子供に会えない

離婚によって子供と離れて暮らすことになった親は、協議により面会交流の機会を定めることができます。

民法第766条 
父母が協議上の離婚をするときは、子の監護をすべき者、父又は母と子との面会及びその他の交流、子の監護に要する費用の分担その他の子の監護について必要な事項は、その協議で定める。この場合においては、子の利益を最も優先して考慮しなければならない。
②前項の協議が調わないとき、又は協議をすることができないときは、家庭裁判所が、同項の事項を定める。
③家庭裁判所は、必要があると認めるときは、前2項の規定による定めを変更し、その他子の監護について相当な処分を命ずることができる。
④前3項の規定によっては、監護の範囲外では、父母の権利義務に変更を生じない。
しかし、離婚後に相手が実家へ戻って暮らしている場合などは親の立場が強く、義理家族の判断で面会交流を止められる場合も少なくないのです。
 
ただ、泣き寝入りする必要はありません。
 

面会交流権は法律で定められた権利ですから、応じない場合は、面会交流調停の申立てという手段があります。

義理家族とのよくあるトラブル(2) 義理家族のせいで離婚協議が進まない

当人同士では離婚を進めたくても、義理家族に止められて話し合いの場が持てなかったり、義理家族が話し合いに乱入してきて収集がつかないというトラブルもあります。
 
体裁を守りたい思いや過保護体質などの理由が挙げられると思いますが、不確定の状態をずるずると続けるのはお互いにとって良いことではありません。
 
展望が見られない場合は、家庭裁判所に離婚調停を申し立てましょう。
 
成立しない場合は訴訟に持ち込むことも可能です。

義理家族との法的トラブルがあった場合は早期に弁護士に相談を!

元来付き合い方の難しい義理家族ですが、離婚後の関係は更に複雑化していきます。
 
少しでも法的トラブルにつながりそうな気配があった場合は、早めに弁護士へ相談してみましょう。
 
相手側が話し合いに応じない場合であっても、弁護士であれば代理人として交渉できます。

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離婚後の義理家族との関係はどうする?義理家族とのトラブル解消法とは?のまとめ

 
一口に義理家族と言っても、持つイメージは人それぞれです。
 
同居経験やマザコンなどが離婚原因に含まれ、敬遠している人もいるでしょう。
 
反対に、元配偶者とは離れたいけれど、良識ある義理の両親とはお付き合いを続けたいと思う方もいらっしゃいます。
 
理想の相手の親との離婚後の関係を実現するためには、離婚に送り得るトラブルをいかに回避するかが大切です。
 
協議内容を整理し、面会交流もきちんと行われるようにするためには、法律の専門家である弁護士に相談するべきでしょう。

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この記事の作成者

カケコム編集部