家庭内別居と離婚の関係〜家庭内別居でも離婚はできる?

家庭内別居中でも離婚しない夫婦が増えているようです。一つ屋根の下で暮らしているにもかかわらず、様々な理由から離婚をせずに暮らしている事は割り切れてしまえば楽なものですし、メリットもあるでしょう。しかし1度しかない人生、心の離れてしまった人、と偽りの生活を続けて暮らしていく事に意味はあるのでしょうか?

目次

そもそも家庭内別居とは?

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一緒に生活していくうえで、お互いに我慢のできない不満がたまり、もはや修復不可能なほど溝ができてしまい完全に心が離れてしまう。
 
そして夫婦として完全に破綻してしまい、もう会話さえもなくお互いの事には関心もない。
 
いつ離婚しても不思議ではないのに、夫はこれまでどおり家族を養い、妻も家事をすると言う状態を家庭内別居と言います。
 
離婚したいと内心は思っている相手と同居を続けていくと言う事はとてもストレスがたまる事です。
 
夫婦だけなら離婚を選択する事は簡単ですが、子供の事を考えると踏ん切りがつかないと言う方が多いようです。

家庭内別居と離婚の関係〜家庭内別居でも離婚はできる?

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割れたお皿が元に戻る事はありません。
 
そんな風に修復不可能なほど夫婦関係が破たんしてしまったなら、離婚を視野にいれてみるべきかもしれません。

家庭内別居は離婚予備軍

実は家庭内別居が続き、結局離婚してしまうと言うケースは実は最も多いのです。

一度家庭内別居という状態になってから、一緒に過ごす価値や、夫婦としての存在意義を見失ってしまう事は当然の流れだと思いませんか?

再び夫婦として向き合い、復縁にむけて努力をする事ができれば良いですが、今に行きつくまでの心の傷や寂しさやむなしさを忘れる事ができず、結局いさかいが繰り返され身も心もボロボロになってしまう事が多いようです。

夫婦のどちらにも言える事ですが、我慢しすぎて後に取り返しのつかない事になってしまう事だけは避けたいものです。

家庭内別居で離婚を考えているなら(1) 思い切って別居してみる

完全に修復不可能なほど、もう顔も見たくない、一緒に居る空間も共有したくないと言う気持ちがあるとしたら、家庭内別居それ自体が既に限界に近づいていませんか?

このままの生活を続けるよりも、思い切って完全に別居をする事で、長期間にわたり婚姻生活が破たんしているという証明にもなります。

破綻関係を敢えて作る事で「婚姻を継続しがたい重大な事由」として離婚を認めてもらえる可能性が高くなります。

家庭内別居で離婚を考えているなら(2) 離婚の話し合いをしてみる

きっと自分だけではなく、相手も「このままで良いのだろうか」と思っているはずです。

ただズルズルと人生を無駄にするよりは、厳しいですが悲しい決断をする事もお互いの幸せのためかもしれません。

お互いが離婚に同意すればスムーズに離婚はできることになります。

家庭内別居中の浮気や不倫に慰謝料はとれるの?財産分与は?

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夫婦で築き上げてきた大切な財産。

当然それぞれに持分があります。
 
不幸にして別々の生活を始める事になれば、分割する事ができるのです。

家庭内別居の線引きを確実に

ただ一概に家庭内別居と言っても様々です。

よく勘違いされやすいのですが仮面夫婦と言う言葉がありますが、これは家庭内別居とは別の問題です。

仮面夫婦は、世間一般的には仲の良い夫婦を装っていますが、自宅に変えれば手のひらを返したように冷え切った夫婦になる事です。

例えそうであっても、協議離婚をする場合でしたら何の問題もありませんが、離婚請求を起こすとなるといささか難しいと言えるでしょう。

できれば夫婦間で家庭内別居に関する「合意書」を作成し、居住スペースを完全に分離するといった決まりを作ることができるとベターです。

家庭内別居中の不貞

お互いに人生のパートナーではなかったと見切りをつけてしまったら、他にパートナーを求めたいという気持ちは仕方がないことかもしれません。

しかし、実際に世間から見て「家庭内別居をしている」「夫婦関係は破綻している」と言う証明は難しいものです。

ですから家庭内別居中の不貞行為は(その認識がなくとも)、夫婦関係が破たんした後の不貞行為とみなされず、慰謝料の請求は可能です。

しかし、完全に夫婦関係が破たんした後の不貞行為と証明する事が出来れば、慰謝料の請求はできません。

家庭内別居中だと財産分与の対象にならない可能性がある

基本的に別居での財産分与の基準は経済的な協力関係終了した時です。

つまり夫婦が破たんしている事とは同じではないのです。

家庭内別居は立証するのは難しいため、上記にもありますが「合意書」などがあると立証できる判断材料にもなります。

家庭内別居・離婚の子どもへの影響

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誰しも自分の両親には仲良くしていて欲しいものです。
 
子供が幼かったり、思春期の年頃の子供は、親が思う以上に悪影響を与えるものだと認識しましょう。

家庭内別居のメリット・デメリット

両親はそろっていた方が良いと言う考えから、離婚を選択せず、家庭内別居を選ぶ夫婦は大変多いようです。

しかし、子供へのメリットデメリットを考えた時、親が思うよりも家庭内別居のメリットは少ないと言えるでしょう。

メリット・デメリットを簡単にあげてみます。

メリット

①金銭的な影響をほとんど受けない

②どちらかと離れて暮らす事がない

③子供のプライバシーを守る事ができる

デメリット

①子供の心に負担がかかる

②見捨てられるのではないかという不安を抱かせてしまう

③親も余裕がなく子供の心理状態や健康問題を見過ごしてしまう

いかがでしょうか?

家庭内別居といえども、子供に与えてしまう影響が大きい事が良く分かります。

子供は敏感

子供は親が思っている以上に、その年齢以上に大人の部分があります。

夫婦の不仲は2人だけの問題ではありません。

大切なわが子の人生に関わるほどの大きな問題です。

子供に取って家庭は何があっても安心して休める場所でなければなりません。

毎日のように、緊張を強いられる家であれば相当なストレスがたまり、大きな心の傷はやがてトラウマになります。

大人になってからPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症する事もあります。

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家庭内別居と離婚の関係〜家庭内別居でも離婚はできる?のまとめ

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いかがだったでしょうか?
 
離婚、そして家庭内別居は子供にとって大きな影響を与えてしまう事は理解できたと思います。
 
しかし、何よりも忘れてはならないのは、親が幸せにならなければ子供も幸せになる事が出来ない、と言う事です。
 
片親にする事を恐れるがあまり、今と同じ生活を続ける事は子供にとって逆効果になる事もあるのです。
 
家庭内別居から離婚に踏み出すまでは、大変な葛藤と勇気がいる事でしょう。
 
絶対にコレ!と言う決まりも正解もありません。
 
あなたに何があっても、あなた自身が大切にしているものは変わらないのです。
この記事の作成者

カケコム編集部