死別後に再婚したい!死別で再婚するときの注意点は?

死別後の再婚に注意点はあるのでしょうか?配偶者と死別した後、もう一度再婚したいと思う相手と出会うこともあります。死別後の再婚する時、元夫や妻との間に子供がいる場合、子供の氏をどうしたらよいのか悩む人も多いでしょう。子供の氏の問題の他にも女性には死別後に注意しなければいけない点があります。死別後の再婚について調べてみました。 

目次

死別後に再婚したい

死別した後に再婚したいと思ったとき、どのような点に注意しなければいけないでしょうか。
 
配偶者と死別してしまうのは辛いことで、なかなか忘れることができないと思います。
 
しかし、新しい伴侶と巡り合い再婚する運びとなったのは喜ばしいことです。
 
できるだけスムーズに死別後の再婚をすすめることで辛い過去による心の傷を癒すことができるでしょう。
 
しかし、死別した元配偶者との間に子供がいるときなどは、死別後の再婚の手続きに注意が必要です。
 
死別後の再婚の注意点について、具体例をあげてご紹介していきます。 

死別で再婚する際の注意点

死別後の再婚をする場合、特に女性は注意しなければいけないことが多くなります。
 
また、子供がいるときにはさらに死別後の再婚の注意点が増えていきます。
 
死別後の再婚の場合、主に注意する点は以下の5つになります。

死別で再婚の注意点(1) 女性はすぐに再婚できない可能性がある

死別後の再婚でも通常の離婚と同じく、女性は民法上100日間は原則再婚できないという決まりがあります(民法733条)。
民法733条
①女は、前婚の解消又は取消しの日から起算して百日を経過した後でなければ、再婚をすることができない。
②前項の規定は、次に掲げる場合には、適用しない。
 一 女が前婚の解消又は取消しの時に懐胎していなかった場合
 二 女が前婚の解消又は取消しの後に出産した場合
これは、死別後の再婚ののち、出産した子供の父親が誰かという判断を容易にするためです。
 
もっとも、再婚禁止には例外が認められる場合も多くあります

こちらを参考にしてください。

一方で、男性はいつでも死別後の再婚をすることができます。

死別で再婚の注意点(2) 子供への伝え方

子供が大きくなると「人を好きになるということ」「結婚について」にある程度の理解ができてきます。
 
しかし、子供が小さなうちは、自分のパパ(ママ)か突然いなくなり(死別)、「違う人が親だ」と言われたら、戸惑ったり辛い思いをすることもあるでしょう。
 
小さな子供を抱えた死別後の再婚は、子供に辛い思いをさせないように理解力に合わせた大人の配慮が必要となります。
 

死別で再婚の注意点(3) 戸籍の問題

死別後の再婚による戸籍の問題もいくつかのケースに分けられます。

死別後の再婚の前後に氏の変更もなく、死別した元配偶者の名前が自分の戸籍に残っているとき(男性に多い)は、妻の死別後の再婚はその戸籍に新しい妻が入ることになります。

前妻の名前が残っている戸籍を見ると辛い思いをする人もいるかもしれません。

死別後の再婚でそれまでの妻の名前が戸籍に残ることを避けるには、新しく戸籍を作り直す必要があります。

一方で、死別した相手との結婚で氏を変更していた人(女性に多い)は、死別後の再婚でも相手の戸籍に入るならば、このような問題はありません。

死別で再婚の注意点(4) 子供の戸籍・名字

死別後親が再婚して再婚相手の戸籍に入る場合、元配偶者との間の子供はそのまま古い親の戸籍に、子供だけが残されることになります。
 
また、戸籍は同じ名字の人しか入れないルールですので、子供の氏を変更しないと親と同じ戸籍に移動できません。
 
したがって、子供を同じ戸籍に入れるときは「子の氏の変更手続き」か「再婚相手との子供の養子縁組」を行う必要があります。

死別で再婚の注意点(5) 再婚相手と子供との養子縁組をするかどうか

養子縁組のメリット
  • 再婚相手の子に対する扶養義務が発生する
  • 子が再婚相手の遺産を相続できる
  • 再婚相手と母親とが子の共同親権者となる
  • 法律上親子となることで、家族の一体感が生まれる

養子縁組のデメリット

  • 再婚相手の生活が苦しい場合、子が再婚相手を扶養しなければならない場合がある
  • 子の苗字が変わる
  • 再婚後の離婚のとき、養子離縁するかという点で揉める

※ただし、再婚相手が子に扶養を請求する場合は多くないと考えられます。また、再婚後の離婚の場合にどうするかについてあらかじめ当事者で話し合うことでトラブルを未然に回避することは可能です。 

戸籍と名字を母親と同じものにしたい場合には、「子の氏の変更」手続きも可能です。

子の氏の変更手続きのメリット

  • 養子縁組と異なり、子の親に対する扶養義務は発生しない
  • 再婚後の離婚のとき、養子離縁するかといったトラブルにならない

※前者について、再婚相手が子に扶養を請求するケースも多くはないでしょうし、後者について、再婚後の離婚の場合にどうするかを当事者であらかじめ決めておくことでトラブルを回避できるでしょう。

子の氏の変更手続きのデメリット

  • 子の苗字が変わる(養子縁組と同様)
  • 養子縁組のような法律上の親子関係が成立することに基づくメリットが得られない

子供の年齢が低いうちは氏が変わることで周りの子供たちから好奇の目で見られたりいじめの原因になることもあり辛い思いをする可能性もあります。

養子縁組でも子の氏名変更でも、名字が変わることの子供への影響を考えましょう。

子供が辛い思いをしないように大人がきちんと配慮してあげることが必要です。

また、子が15歳以上になっている場合には、子供が再婚相手の名字を名乗りたくない場合には、いずれの手続きもとることができません。注意しましょう。

「子の氏の変更」手続きと養子縁組の手続きのどちらがよいかについては、こちらの記事でご確認ください。

死別後に再婚する際に戸籍・名字などで問題が生じたら

死別後の再婚をする際には、ケースに合わせて手続きが必要になることがあるとわかりました。
 
自分の場合はどんな手続が必要なのか悩んだり、思っていたようにならない場合は専門家に相談しましょう。

弁護士に相談するのがおすすめ

死別後の再婚で起こる問題点には、氏の変更や戸籍など法律に関する悩みも多いでしょう。
 
法律のことは勉強していない人にとっては難しく感じられ、間違った解釈をしてしまうこともあります。その点、法律の専門家である弁護士に相談すればベストな方法をアドバイスしてくれるでしょう。
 
弁護士ならば、自分の代理人として手続きの代行をお願いすることができ、スムーズに再婚をすすめられます。

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死別後に再婚したい!死別で再婚するときの注意点は?のまとめ

死別後の再婚の場合は、女性であるとすぐには結婚できない場合があります。
 
男性でも死別した元妻の名前が戸籍に残っていると辛い過去を思い出してしまい、何とかしたいということもあるでしょう。
 
子供の氏や戸籍の問題など、予想をしていなかった法律に関するトラブルが起こることも少なくありません。
 
法的な問題は専門家に相談するのがベストです。
 
弁護士なら自分の代理人として手続きを進めてもらうことも可能です。
 
死別後の再婚で悩みや問題ごとがあれば、まずは弁護士に相談しましょう。

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この記事の作成者

カケコム編集部