妻の暴力で離婚はできる?親権は取れる?|DV妻の対処法

妻の暴力に悩まされている方のために対処法をご紹介します。夫が妻にDVを行うケースはよく知られていますが、反対に妻からの暴力を受けるケースも徐々に増えていっていることをご存知でしょうか。夫から妻へのDVはもちろん、妻からの暴力を受けている夫にも相応の悩みを持っています。

目次

妻の暴力がつらい…逆DVへの対処法とは?

最近では妻の暴力を受ける夫が多くいることを知っていますか?
 
基本的には夫が妻へDVを行うケースを耳にすることが多くあるかと思われますが、その反対が起こるケースも増えています。
 
最近になって妻の暴力が激化するケースが多く、それが原因で離婚することも多くあります。
 
妻の暴力にも様々な種類があり、場合によっては夫のDVよりも妻の暴力の方がひどいパターンもあるでしょう。

妻の暴力でよく行われるものとは?

妻の暴力の中でよく行われているものはどんなものでしょうか?
 
種類を知っておくことで対策ができるかもしれません。

妻の暴力の種類(1) 殴る・蹴る・ものを投げる|身体的DV

一般的に周知されているのは、殴る・蹴るなどの身体的なDVです。
 
妻の暴力の場合、男性の方が体格差があって力が強いので、物を使ったDVを行うことも多くあるのが大きな特徴です。
 
場合によっては思わぬケガに繋がることもあるでしょう。

妻の暴力の種類(2) 小遣いを少なくする|経済的DV 

家庭では妻が財布を握っているケースが多いため、夫に渡す小遣いを少なくするという経済的なDVも行われています
 
小遣いを増やしてくれと頼んでも一向に増やしてくれないなど経済的な危機に追い込むケースが多く、精神的につらいと感じてしまうでしょう。

妻の暴力の種類(3) 言葉の暴力|精神的DV

妻の腕力では夫に勝つのは難しいので、ひたすら言葉によって夫を精神的に追い込む精神的なDVを行うことも非常に多くあります。
 
夫が家にいる間に何かと強い言葉をぶつけられたり小言のように少しずつ精神的に追い詰めていくようなDVが一般的なやり方として挙げられます。

妻からの暴力…その心理は?

妻も訳もなく暴力を振るっているわけではないでしょう。
 
その行動には何かしらの心理があることが分かります。

妻が暴力を振るう心理(1) 夫婦喧嘩で自分の意見を通したい

妻が暴力を振るってくるのは、自分の意見がなかなか聞き入れてもらえないことが挙げられます。
 
話し合いや夫婦喧嘩によって夫を納得させることが難しいと判断した場合、妻の暴力によって意見を通そうとする心理があります。

妻が暴力を振るう心理(2) 夫に不満がある

妻が暴力を振るう理由として、夫に何らかの不満があるという心理が考えられます。
 
夫が家事や育児を手伝ってくれなかったり夫の給料が少なかったりと夫に何かしらの問題や不満があると暴力を振るってくるようです。

妻が暴力を振るう心理(3) 許してくれると思っている

たとえ夫は妻の暴力をつらいと思っていても、妻にとっては大したことじゃないと思っているかもしれません
 
夫をなめているともいえますし、DVのことを問い詰められたとしても謝れば許してくれるだろうという心理もあるでしょう。

妻の暴力、DV妻にはどう対処すればいい?

繰り返される妻の暴力にはどのようにして対処すればいいのでしょうか。
 
これ以上妻の暴力が続くようなら、離婚を検討した方が良いかもしれません。

妻の暴力への対処法(1) 本気で抵抗をし、下にみられている状態を治す

もしDVが繰り返されるようであれば、あなたが妻から下にみられている可能性が高いです。

まずはその下にみられている状態から治さなくてはいけません。

しかし、DVにDVで抵抗するという意味ではなく、「やめてくれ」という意思を伝えましょう。
 
大声を出したり、手をあげるフリなどをすると余計に相手を興奮させてしまうので、冷静に反論するようにしましょう。

妻の暴力への対処法(2) 妻の本心を聞く

なぜ妻は暴力を振るうのかをはっきりさせる必要があります。

ストレスが溜まっているから暴力を振るうのか、夫にどうしても直してもらいたいところがあってDVをするのかわかりませんが、
 
とにかくはっきりさせないところには改善の余地がありません。
 
DVをすること自体にも問題はありますが、その根本となる原因を治さないとDVは止まることがないからです。

妻の暴力への対処法(3) 公共団体や自治体へ相談する

公共団体や自治体には夫婦関係について相談できる窓口があります。
 
話し合いなんてできないという人はまずは専門機関の力を借りましょう。
 
一度、身の安全を確保してから解決に臨む姿勢が大切です。

妻の暴力への対処法(3) 怪我の様子を記録したり医師の診断書をもらう

妻の暴力が繰り返されるようなら、怪我したときの様子を記録したり医師の診断書をもらうことで離婚請求する際の証拠として使えるようになります。
 
その証拠を妻に見せることで、暴力の状況がどんなものか客観的に伝えることもできます

妻の暴力への対処法(4) DV保護法に基づく保護命令の申立てを検討

DVから逃げる為の対策として、DV防止法によって保護命令申し立てという方法があります。

この申し立てにより、自分や子ども、親族への接近禁止命令や夫への退去命令、電話などの嫌がらせを禁止する電話等禁止命令といった数種類の命令が下されます。
 
保護命令に反した場合には1年以内の懲役、または100万円以下の罰金が課せられます。

妻の暴力への対処法(5) 別居・離婚

妻の暴力によって命の危険を感じたら、別居して距離を置くことで妻に頭を冷やしてもらいましょう
 
別居期間が長いほど離婚請求において有利に働きやすくなりますが、その間に妻の様子が変わらなければ離婚を検討するのが得策です。

妻の暴力で離婚はできる?

はたして妻の暴力が繰り返される場合、離婚することができるのでしょうか。
 
無事に離婚するためにも、ポイントは何なのかを知っておきたいところです。

妻の暴力で離婚はできる?(1) 調停離婚、裁判離婚は帰結が分かれる

協議離婚であればいかなる理由でも離婚できますが、調停離婚の場合だと妻の暴力の証拠を提出し、婚姻関係が破綻していることを証明しないと認められにくいです。
 
裁判離婚だと「その他婚姻を継続し難い重大な事由」(民法770条5項)が必要です。

妻の暴力で離婚はできる?(2) 慰謝料がもらえる可能性も

DVは不法行為ですから、当然慰謝料請求が可能です。
ただし、夫の方が収入が多い場合だと妻の暴力によって離婚しても、財産分与で貯金の一部を払ったり別居している場合は別居期間中の婚姻費用を支払わなければならないため、一般的に夫の支払いの方が多くなるケースもあります。
 
離婚する際には、弁護士に相談してみましょう

妻の暴力で離婚はできる?(3) 子どもの親権を取りたいなら弁護士に相談を

夫が子どもの親権を取りたくても、母性優先の法則により一般的に女性の方が離婚時に親権を取りやすいです。
 
ただ、夫の方が子どもと一緒にいる時間が長かった妻が子どもにも暴力を振るう可能性があるなどの事情があれば夫が親権を取ることも十分にあります。
 
どうしても親権を取りたいなら、夫側が親権を取ることに成功した実績がある弁護士に相談することが必須でしょう

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妻の暴力に悩まされる日々。離婚はできる?親権は取れる?のまとめ

夫のDVはもちろん、妻の暴力もあってはならないものです。
 
当然暴力を受けたという事実があれば離婚請求することができますし、夫が親権を取ることも可能です。
 
これ以上妻の暴力が激化するようであれば、無事に離婚できるようにするためにも弁護士に相談してみましょう。
 
離婚に強い弁護士なら、円満に離婚できるようにアドバイスしてくれるでしょう。

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この記事の作成者

カケコム編集部