投資詐欺の手口と回避するために気をつけるべきポイント【要注意!!】

投資詐欺なんて私には関係ないと思っていませんか?近年では様々な年齢層の方々が投資に興味を持ていますし、簡単に投資に挑戦できる仕組みも広がってきていますよね。しかしこの切実な気持ちを悪用した投資詐欺の件数も増え続けています。この記事では投資詐欺の手口を紹介し投資詐欺が心配な方にも、また万が一詐欺にあってしまった時の適切な対応をご紹介しています。

目次

投資詐欺の実態とは?

「投資詐欺なんて自分には関係ない」とお思いのあなた。本当にそうなのでしょうか?

今年に入ってから金融庁に寄せられた相談件数は9,122件と、前期(平成27年10月1日から同年12月31日まで)8,630件と比べて増加しています。分野別にみてみると、

預金・融資等に関する相談等 2,817件 (前期比+168件)

保険商品等に関する相談等 2,408件 (前期比▲56件)

投資商品等に関する相談等 2,656件 (前期比+196件)

貸金等に関する相談等 889件    (前期比+77件)

(出典:http://www.fsa.go.jp/

投資詐欺の件数が上昇傾向にある事がお分かりいただけると思います。投資に興味をお持ちの方も、現在投資を行っている人も投資詐欺の危険は常にあなたのすぐそばにあると言って過言ではないでしょう。

投資詐欺の様々な手口

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投資詐欺の具体的な手口を見てみましょう。

今回は代表的な手法として、劇場型公的機関型被害回復型、そして最近問題となっている未公開株などをかたる手法に関しても紹介します。

投資詐欺の手口のパターンを知ることは投資詐欺防止の第一歩です!

「劇場型」の投資詐欺

この手法の特徴は複数の業者が同じ商品に関して紹介してくる点にあると言えます。一つの業者からの勧誘を断ることが出来た人も、複数の業者から立て続けに「その株は値上がり確実」「有望な会社なのでその社債は安心」「その株(社債)を持っていたら買い取りたい」などと言われると心が揺れ動きますよね。しかもその間に商品価値が急上昇していったとしたらどうでしょうか…

そんな消費者心理をついて、複数の人物が共謀し、未公開株や社債などを買わせようと寸劇を演ずる手口が「劇場型」の投資詐欺と呼ばれ、ここ数年急速に被害者数が増えています。

金融庁などの「公的機関」をかたる勧誘

この手法は「公的権威」に弱いわたしたちの深層心理を悪用したものです。「消費者庁」や「消費生活センター」、「金融庁」、「証券取引所」などの公的機関を装って、「未公開株の被害を調査している」「未公開株の被害者にアドバイスを行っている」などと電話をかけ、だます手口が多発しています。

公的機関が、未公開株の取引などに関する業務をすることはありませんし、公的機関の職員が未公開株取引に関与することは法律上絶対にありません!

「被害の回復」をうたう勧誘

この手法は未公開株を購入し投資詐欺の被害にあったこのある人に対し、「被害の回復」を条件にさらなる投資を要求するという最悪の手法です。「過去に購入した未公開株を買い取って被害を回復してあげる」などと電話をかけ、被害回復の条件として、別の未公開株などの購入や手数料の支払いを要求します。

このようなケースでは、購入代金や手数料を支払っても、買い取りは実行されないなど、二次被害が拡大してしまいます。

「未公開株」の紹介をうたう勧誘

これは取引詐欺の手法というよりも、取引詐欺を見分ける際のキーワードであります。「未公開株」の取引は、そもそも、一般の個人投資家にとって、あまり身近な取引とはいえません。未公開株や社債の販売などができるのは、登録を受けた証券会社と未公開株などの発行会社に限られていますので、その他の者が行う勧誘は違法です。

また、通常、発行会社が一般の個人投資家に未公開株や私募の社債の購入を直接勧誘することはありませんし、日本証券業協会に所属する証券会社は、自主規制ルールにより、原則として、未公開株取引の勧誘が禁止されています。

このようなことからも、未公開株取引などの勧誘があったときには、法律違反の可能性が大きいと考えられますので、十分注意してください。

投資詐欺の事例

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今回はさらに実際の投資詐欺の事例を確認してみましょう。事例を確認することで、いかに投資詐欺がわれわれの心理を突き動かして人をだますものであるかを実感してみてください。

「劇場型」の事例

A社から電話があり「C社の株を持っていれば高値で買い取る」と言われたが、持っていなかったので断った。その後、B社から「C社の未公開株を1株100万円で買わないか」と電話があった。そこで、A社に相談したところ、「ぜひ買ってほしい。300万円で買い取る」と言われたので、B社に連絡し、値切って90万円で購入した。買い取りをしてもらおうとA社に電話しているが、連絡が取れなくなっていた。

「公共機関」をかたる事例

事例①:金融庁などから許可を得て未公開株の買い取りをしているという業者から連絡があり、保有する未公開株を高値で買い取るので、代わりに別の未公開株や社債を買ってほしいと言われて、その未公開株を購入したが、保有する未公開株は買い取ってもらえない。

事例②:金融庁などから認可を受けて未公開株の将来性を評価しているという団体から連絡があり、保有している未公開株は上場の準備で金融庁へ届け出がされており、上場確実であると言われ、買い増しするよう勧誘を受けている。

「被害回復」をかたる事例

金融庁などからの指示を受けて、未公開株の購入代金を取り返しているという団体から連絡があった。購入代金を取り返す条件として、その団体から別の未公開株やファンドを購入する必要があると言われた。
 

投資詐欺を回避するために気をつけるべきポイント

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ここまでは投資をやめたくなるような悲しい事柄をたくさん書いてきましたが、これからはその回避の方法についていくつかご紹介いたしましょう!適切な知識があなたを投資詐欺から守ります!

投資詐欺の「キーワード」を知る

ここまでの文章に出てきたキーワードを振り返ってみましょう。
 
①「複数の企業からの電話」
②「公共機関からの投資情報」
③「被害回復を誘う投資」
④「未公開株の情報」
 
次の項でこのような騙しのキーワードに対する正しい知識を確認してみましょう。キーワードを心に留めておくことと、それに対する適切な知識を持つことが投資詐欺を回避するための基本です。

投資に関する基本的な知識をもつ

上の四つのキーワードはどれも何らかのルールを破ったもの、つまり違法な取引です。投資詐欺を回避するにはまず投資に関係した法律を確認しておくことが必要でしょう。

「自分で読んでも難しい」、「読んでいる時間がない」といった人は弁護士に相談することが必要となるでしょう。

お金を増やそうと欲を張らない!!

最後に最も重要な注意点です。特に個人での投資を現在している、もしくは考えているあなた、「ここまで来て精神論かよ」とおっしゃる方もいるかもしれません。しかし投資はギャンブルではありません、投資によって一攫千金を狙うのは個人投資ではほぼ不可能に近いと理解してよいでしょう。

「少しでも資産有やしたい」という願いを操られ、儲け話に乗せられて気づいた時には投資詐欺にあっていた。こんなことにならないように日頃から投資に関する欲を張らないことも重要なのです。

投資詐欺にあう前、あってしまった際の対処法

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ではより具体的に投資詐欺に関しての対処法をご紹介いたします。

①だまされる前できる対処法
②怪しいなと思ってからできる対処法
③だまされてしまってからできる対処法

の三つを順をおって説明いたします。

1. だまされる前に

これまでの記事をお読みになった皆様は投資詐欺に関してたくさんの「キーワード」をお持ちだと思います。このような基本的な注意点をさえておくことの重要さは上に述べた通りです。しかしとくに「劇場型」といった手口での投資詐欺は私たちの冷静さを失わせる力があります。

こんな時のために、専門的な知識を持った人に気軽に相談できるようにしておくことが必要となるでしょう。

2. 怪しいなと思ったら

投資詐欺の儲け話を冷静に聞いていると、だれでも一度は「怪しいな」と思うことがあるでしょう。この「気づき」を大切にしてください。この直観的な違和感があなたを救うかもしれません。

「怪しいな」と思ったらすぐに専門家に相談してみることをお勧めします。特に投資委に関する法律の専門家に相談してみましょう。

3. だまされてしまったら!

1, 2のような事前の対処ができない場合もあると思います。そして最悪の場合投資詐欺の被害者になってしまうこともありえます。そのうえで「失敗を知られたくない」、「自力で元金を取り返したい」といった気持を悪用されて「被害回復」をうたってさらに投資をさせられる、といった最悪の状況にはどうか陥らないでください。

被害回復のための唯一の解決策は投資詐欺に詳しい弁護士に対応してもらうことです。弁護士に相談しても社会に知れ渡るなどということはあり得ません、弁護士にはみなさんとお話しした内容を秘密にする義務、守秘義務があります。

投資詐欺の手口と回避するために気をつけるべきポイント【要注意!!】のまとめ

ここでは投資詐欺に関する情報をまとめてきました。

とくに投資詐欺の手口や、実際の投資詐欺に対する対処方をご紹介することが出来たと思います。

「少しでも資産を増やしたい」この気持ちを悪用する人間を私たちは許せません。

みなさんが安心安全に投資に参加していくためには弁護士など専門家に相談することが重要です。

この記事の作成者

ジコナラ編集部