「夫婦の会話なし」で離婚できる?|会話なし夫婦の原因と解決策

夫婦の会話がないというだけで離婚することができるのでしょうか?一般的に夫婦というのは協力し合いながら生活していくものですが、会話をしなくなる夫婦も実際にはいます。なぜ夫婦の会話がなくなってしまうのでしょうか。

目次

夫婦間の会話がないという理由で離婚できる?

よく二人で話し合っているような円満の夫婦であれば何も問題はありませんが、中には離婚寸前で会話のない夫婦もいます。
 
夫婦の会話がないのには、不仲や結婚生活に飽きたなど様々な理由が考えられます。
 
お互いが好きで結婚したはずなのに、なぜ会話がなくなるのでしょうか?

夫婦で会話がなくなる理由

最初はあんなに会話していたのに、次第に会話のない夫婦になってしまうのには理由があるはずです。
 
旦那と会話がないことで離婚するのを避けるために、典型的な原因を確認しましょう。

夫婦で会話がなくなる理由(1) お互いのことを知りすぎているから

夫婦生活が長くなるとお互いに知らないことが少なくなりつつあるので、次第に会話することがなくなっていくおそれがあるでしょう。
 
お互いのことを知りすぎていると他愛のない会話ですら回数が少なくなってしまい、離婚する理由になってしまうおそれがあります。

夫婦で会話がなくなる理由(2) 会話しないのが当たり前になっているから

夫婦生活の内容どうこうではなく、会話がない状況が続くとその状況でいるのが当たり前になってしまっているのも大きな理由です。
 
いまさら何か話しかけてもすぐに終わってしまう可能性がありますし、それならいっそ会話をしない方が楽なのかもしれません。

夫婦で会話がなくなる理由(3) 相手に不満があるから

相手に不満があると文句をいうのではなく、逆に話しかけなくなるケースが多くあるようです。

最初は不満を改善するために話し合うこともあるかもしれませんが、それでも改善されないときは何をいっても無駄だと話すらしなくなるのでしょう。

夫婦で会話がなくなる理由(4) 愛情がなくなってきているから

夫婦で何を話せばいいのかというよりも、愛情がなくなってきているからこそ会話を無駄だと思うのでしょう。
 
これこそ会話なしの夫婦が離婚するのに十分な理由と思えますし、愛情がないと感じるなら相手と一緒に生活する意味がなくなってしまいます

夫婦で会話がなくなる理由(5) 浮気・不倫しているから

夫婦のどちらかが浮気や不倫をしていた場合、会話がなくなるというのは一つのサインでもあります。

相手が簡単な会話だけで済ませて寝てしまったりよそよそしかったりすると、浮気や不倫を疑っても良いかもしれません。

夫婦で会話がなくなるデメリットは?

会話なしの夫婦は離婚する可能性があるだけでなく、様々なデメリットがあります。
 
元の関係を取り戻すことができなくなる恐れがあるのではないでしょうか。

夫婦で会話がなくなるデメリット(1) 元の関係に戻すことが難しくなる

夫婦の会話が徐々になくなっていくと、そこから話しかけるように努力しても上手くいかないということになりかねません。
 
そもそも元々会話がなかったのに、今さら何を話せばいいのか分からず、関係が修復しづらくなるのが大きな原因となるでしょう。

夫婦で会話がなくなるデメリット(2) 家族という意識が希薄になる

夫婦は会話があってこそ成り立つといっても過言ではありませんが、会話の存在は家族であるという意識を明確にさせるものでもあります。
 
つまり、会話なしの夫婦は家族であるという意識を希薄にさせてしまうので、そこから離婚する考えが生じてくるでしょう。

夫婦で会話がなくなるデメリット(3) 離婚につながってしまう

会話の有無は夫婦の絆を繋ぎ止めていく大切なことなのに、会話なしの夫婦の場合だともはや家族である意味がなくなってしまうでしょう。
 
もしも夫婦の会話がなくなり始めたと思ったら、離婚に繋がってしまうということを忘れないようにする必要性があります

夫婦で会話がなくなった場合の解決策

会話なしの状況が続く夫婦は離婚に繋がる恐れがありますが、解決策もきちんとあります。
 
日々気を付けて行動することで次第に元の関係に戻すことができるかもしれません。

夫婦で会話がなくなった場合の解決策(1) 日々の挨拶を忘れない

会話なしの夫婦の離婚のリスクを減らすには、最初は会話がなかったとしても毎日の挨拶を欠かさないようにしましょう。

面と向かって挨拶されるだけでも相手に好印象を与えることができるので、挨拶を続けるだけでも効果があります。

夫婦で会話がなくなった場合の解決策(2) 夫婦で話す時間を設ける

会話なしの夫婦が離婚する原因は、二人で会話をする時間がないことも考えられます。
  
それなら、少しずつでもいいので夫婦で話す時間を設けると、次第に会話が増えていく可能性があります
 
相手も徐々に会話をするようになる可能性もあるので、積極的な行動が必要です。

夫婦で会話がなくなった場合の解決策(3) 共通の趣味をつくる

夫婦の会話を増やすには二人にとって共有できる趣味を作るのも非常に効果的です。

共有できる趣味があれば自然と夫婦が話す機会が増えていきますし、日常生活においても次第に話す機会が増えていくでしょう。

夫婦で会話がないから離婚はできる?

会話なしが理由で夫婦が離婚することを考えたとき、会話なしというだけで夫婦が離婚することはできるのでしょうか。

同意があれば離婚できる

たとえ会話なしが理由であっても、話し合いによって相手の同意が得られれば離婚することができます

後でトラブルにならないためにも話し合いの際に様々な取り決めを行う必要性があるので、しっかりと話し合うことが大切です。

相手の同意なく離婚するためには離婚事由が必要

もしも夫婦の話し合いによって離婚の同意が得られなかった場合、法律に基づいた離婚事由が必要です。
 
同意がない場合は、民法770条1項各号の離婚事由がなければ離婚できないので離婚事由を満たしているか確認しましょう
民法770条  夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
一  配偶者に不貞な行為があったとき。
二  配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三  配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四  配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五  その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
2  裁判所は、前項第一号から第四号までに掲げる事由がある場合であっても、一切の事情を考慮して婚姻の継続を相当と認めるときは、離婚の請求を棄却することができる。

婚姻を継続し難い理由に該当するかが争点

会話なしが理由で夫婦が離婚することを考えた場合、このままだと結婚生活が続けられないレベルであるかが重要になります。
 
もしも会話なしを超えて無視されているなどのレベルに至っていれば夫婦が離婚する理由として認められやすいでしょう。

会話がないのに加えセックスレスなどもある場合はできる可能性が高い

会話がないだけならまだしも、セックスレス、悪意の遺棄、長年の別居などがある場合は離婚が認められやすいです。
 
もしも上記のいずれかに当てはまっている場合は離婚をしやすい状態にあるといえるでしょう。

夫婦の会話なしで離婚を考えたなら

もしも夫婦の会話なしが理由で離婚を考えた場合は、できることが多くあります。
 
どんなことができるのでしょうか。

離婚を考えたら(1) 夫婦カウンセリングを利用する

会話なしの夫婦が離婚を考えたときは、まず最初に夫婦カウンセリングを行うのがお勧めです。

夫婦カウンセリングを行うことによって解決できる見込みがあれば、会話なしだった夫婦が徐々に会話をするようになるなど離婚を回避する方法になり得るでしょう。

離婚を考えたら(2) 調停を申し立てる

意外と知られていないのですが、調停は離婚を決意していない場合にも利用できます。

夫婦仲を修復する目的にも利用することができます(円満調停)。

調停を申し立てることで調停委員を介して話し合うことができますし、調停中は直接話し合わずに済むので効果的な方法です。

離婚を考えたら(3) 弁護士に相談する

離婚の話し合いにおいて必要となる財産分与・親権・養育費・慰謝料は非常に複雑なものです。

もしもなかなか取り決めることができなかった場合は弁護士に相談するのがおすすめです。

専門的な知識の助けになってくれる上に、精神的にも強力な味方になってくれるでしょう。

「夫婦の会話なし」で離婚できる?|会話なし夫婦の原因と解決策のまとめ

夫婦の会話なしの問題は離婚に繋がる恐れがあるので、修復するのか、または離婚する方向性で話を進めるかどちらかになります。
 
夫婦の会話がなくなるレベルまでの状況というのは深刻なものですし、はたしてこの状況を家族といえるのか分からないどころか、家にいるのも辛くなってくるでしょう。
 
本当に会話なしの状況を解決するつもりがあるなら徐々に会話を増やす努力をするか、そのまま離婚するつもりなら弁護士に相談するのが得策です。

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この記事の作成者

カケコム編集部