離婚届を置いて家出されてしまった夫がやるべきこととは?

離婚届を置いて妻に家出されたら…一体どうしたらよいのでしょうか。その後どうするべきなのか、そして妻が離婚届を置いて家出した理由についてご紹介します。置いていかれた離婚届はどうしたらよいのか…具体的にとるべき行動を知って、困難を乗り越えましょう。

目次

妻が離婚届を置いて家出!できる限り冷静になりましょう

いつも通りに朝家を出て、いつも通り仕事をして、いつも通り帰宅したら、テーブルの上に離婚届が置いてある。 

妻の姿を探しても見当たらず、家出した様子…。
 
そんな状況になったとき、落ち着いていられる人は少ないでしょう。
 
でも、こんな時だからこそ、ちょっと冷静になってみなければいけません。
 
あなたの前に置いてある離婚届。
 
これからあなたと、あなたの妻は、どうなってしまうのか、さまざまな角度から考えてみましょう。

離婚届を置いて家出されてしまった…これからどうなる?

テーブルに置いてある離婚届。家出した妻。これから起こり得ることを考えてみましょう。

離婚届を置いて家出された場合、離婚は成立する?

日本の法律では、夫婦の合意がなければ、離婚は成立しません。
 
つまり、あなたが離婚に合意しなければ妻は一方的に離婚はできないということです。
 
ただし、離婚事由に該当している場合は別です。
 
法定離婚事由がある場合に、妻が離婚を申し立てると、「調停」もしくは「裁判」を経て、離婚が認められる可能性があります。

妻が離婚届を置いて家出したことを考えると相当限界だったことがうかがえる

本来、離婚届は夫婦双方の署名や押印などが必要ですから、離婚届を置いて家を出てもなんの意味もありません。
 
妻が離婚届を置いて家出した場合、そこまで追い込まれていた、もしくは相当離婚したかったことがうかがえます。

まずは妻を探すことが第一

まずは離婚届を置いて家出した妻がどこに行ったのか、そして今現在どこにいるのか、無事なのか、安否を確かめる必要があります。
 
妻の実家や友人、可能性があれば職場などに連絡をしてみましょう。

なぜ妻は離婚届を置いて家出をしてしまったのか

置いて行かれた離婚届を眺めていても何も始まりません。どうして妻は離婚届を置いて家出する必要があったのでしょうか。

離婚届を置いて家出をした理由(1) 夫からの暴力やDVがあった

まず考えられるのは、「家出しないと生命の危機を感じた」という理由です。
 
あなたは、妻に対して暴力をふるっていませんでしたか?
 
一方的に暴力を振るわれれば、女性は身体的に不利です。
 
力で対抗できないなら、離婚届を置いて、家出して逃げるしかなかったのかもしれません。

離婚届を置いて家出をした理由(2) 話し合いができないと判断したから

離婚について話し合おうと思ったのに夫が話を聞かない、感情的で話し合いにならないなどの理由でできなかったという理由も考えられます。
 
話し合いができないのですから、手紙に書いたり、離婚届を置いて家出するなどの間接的な方法を取るしかなかったのかもしれません。

離婚届を置いて家出をした理由(3) 不倫相手のもとに向かった

妻の家出の原因があなたにあるとは限りません。

元々あなたにバレないように、不倫を続けていて、後ろめたさから面と向かって離婚を切り出せずに、離婚届を置いて家出したのかもしれません。

自分が不倫していたなら、離婚では圧倒的に不利になります。

もしかしたら、今も不倫相手の家にいるのかもしれません。

離婚届を置いて家出をした理由(4) 子育てが嫌になった

子育てについて、あなたに協力的な姿勢が見られず、子育てを放棄したということも考えられます。

その場合は、子供宛てに手紙を残しているかもしれません。

たった一人で子育てするというのはとても辛いことでもあります。

子供とふたりきりで毎日を過ごすうちに精神的に参ってしまう母親もいます。

離婚届を置いて家出をした理由(5) 仕事、家事などでストレスが限界まで溜まってしまった

あなたの妻が仕事をしていた場合、ただでさえ働き盛りの社会人としての側面と、家事の両立が自分の思うとおりに行かず、その結果家庭を放棄したということも考えられます。
 
女性がひとりで働きながら家事も完璧にこなすのは困難です。
 
理想の高い女性ほど、このような理由で離婚届を置いて家出してしまうでしょう。

離婚届を置いて家出するのは離婚については不利になります

離婚届を置いて家出するのは、かなり感情的な行動であり、実は非常に不利になることもあるのです。

悪意の遺棄になる可能性がある

離婚事由のひとつである「悪意の遺棄」。
 
具体的には、「同居の義務」「協力義務」「扶助の義務」のいずれかを果たしていないと該当します。
 
離婚届を置いて家出するということは、 同居義務違反になり、家出した妻が不利になります。
 
ただし、暴力から避難するためなど、正当な理由がある場合は異なりますから、その場合はあなたのほうが不利になるでしょう。

夫、周囲からの信頼が失われる

何も告げず家出してしまうと、夫からも、務めている場合は会社からも信頼は失われるでしょう。
 
一方的な家出の場合には、信頼という面でも妻のほうが不利になってしまうのです。

離婚に進む場合には、弁護士に相談すること

家出した妻を諦めて離婚するためには、どうしたらよいのでしょうか。

慰謝料を請求できる可能性は十分に考えられます

慰謝料を請求するには、離婚事由に該当していることが必要です。
 
不倫(不貞行為)が原因だった、もしくは悪意の遺棄があれば慰謝料を請求が認められる可能性が高いでしょう。
 
有責配偶者の妻が不利になる可能性は高いでしょう。

問題になるのは子供の親権

慰謝料の問題はあなたが不利になることはあまりないとして、問題なのは親権についてです。

お互い親権で争うことになってしまった場合には、調停や裁判に移行します。

相手が原因で離婚したんだからこちらが親権を取れると思う人は多いのかもしれませんが、実際はそうではないのです。

親権は子供の養育環境を客観的に判断し、決められることになります。
 
一般的には8割以上が母親が親権を獲得しているのが現実だからこそ、親権が欲しい場合には弁護士に依頼しての争いが必要です。

親権は法律や過去の判例に基づき、判断されることになります。

まずは自分の勝機がどれくらいあるのか、弁護士に相談してみるといいでしょう。

離婚届を置いて家でされてしまった夫がやるべきこととは?のまとめ

家出したあなたの妻は、今頃どこで何をしているでしょうか。
 
家出した際、離婚届と一緒に手紙が置いてあったら、もう一度その手紙を読み直してみましょう。
 
手紙には、もしかしたらあなたに直してほしかったところ、どうしたらよいかなどのヒントが書いてあるかもしれません。
 
離婚届を置いて家出した原因を考えてみたけれど、やっぱり離婚するしかないのかもしれないと思ったら、弁護士に相談しましょう。
 
妻のほうが不利になるであろう証拠があれば、あなたにとって離婚を有利になるように進めることができます。

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この記事の作成者

カケコム編集部