保活で離婚は違法?|保育園に入るための偽装離婚について

保活のために、偽装離婚する人が増えています。しかし、実際に法的に問題はないのか?もしも保育園に入るための偽装離婚だとバレたらどうなるのか?などの不安がありますよね。今回は、そんな保活のための離婚について考えていきます。保育園に入るために離婚をするのはOK?それともNG? 

目次

保活で偽装離婚ってあり?

保活で偽装離婚したという話を、最近よく耳にするという人も多いのではないでしょうか

近年、保育園に入園するのが難しくなっており、保育園に入るために偽装離婚をする人が急増しています

「離婚をして保育園に入れるのなら、うちも…」と考えている人も、まずは一度保活のための偽装離婚について考えてみましょう

保活で離婚をするメリットやリスク保育園に入るための偽装離婚は犯罪なのかどうか、詳しく解説していきます。

保活で偽装離婚ってどういうこと?

保活で離婚をするということは、どういう目的があっての行動なのでしょうか?保育園のために偽装離婚をする理由を探ります。

そもそも保活って?

保育園に入園するための活動を、保活といいます。
 
保育園に入る難易度は年々高くなっており、倍率も上昇しています。
 
競争率が高くなっているため、保活をしなければ保育園への入園も難しいのが現状です。
 
実際には認可保育園よりも無認可保育園への入園の方が簡単だといわれていましたが、最近では認可保育園以外の保育園も入りにくいエリアがあるようです。

偽装離婚って?

偽装離婚とは、結婚生活を継続しつつ、不正受給を目的として離婚届を提出することです。

離婚をするとシングルマザー、もしくはシングルファーザーになりますので、ひとり親手当の受給対象となります。

夫婦関係が破綻しているわけでもなく、離婚をする理由がないのに、わざと離婚することを差します。

偽装離婚は犯罪?偽装離婚は有効?無効?偽装離婚に関する疑問を解決!

なぜ保活で偽装離婚?

偽装離婚をするのは、不正受給だけが目的ではありません。
 
保育園は待機児童問題などで、入園が難しくなっているのが現状。
 
そんな保活において、偽装離婚をしわざとひとり親になることで、保育園へ入園する際の審査に通りやすくする人が増えているのです。
 
母子家庭(父子家庭)になることで、保活で有利になるというわけです。

保活で離婚は犯罪?その他のリスクは?

保活で離婚をし、保育園に入ることには、問題はないのでしょうか?犯罪なのかどうか、その他のリスクについて考えます。

保活で離婚は犯罪?

保育園に入りたいために偽装離婚をすることは、公正証書原本不実記載等が成立する場合があります。

5年以下の懲役又は50万円以下の罰金が科せられることもあるでしょう。

保活で離婚をすることはこのようなリスクもありますので、十分な注意が必要です。

刑法157条  公務員に対し虚偽の申立てをして、登記簿、戸籍簿その他の権利若しくは義務に関する公正証書の原本に不実の記載をさせ、又は権利若しくは義務に関する公正証書の原本として用いられる電磁的記録に不実の記録をさせた者は、五年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。
2  公務員に対し虚偽の申立てをして、免状、鑑札又は旅券に不実の記載をさせた者は、一年以下の懲役又は二十万円以下の罰金に処する。
3  前二項の罪の未遂は、罰する。

保活で離婚のその他のリスク|入園取り消しなど

保育園に入るために偽装離婚しても、保育園側を騙して入園したことになるため、偽装離婚が発覚すれば、入園を取り消される場合もあります。
 
バレて噂になれば転園を余儀なくされる可能性もあるでしょう。
 
保活で離婚をしようとしている人も、様々なリスクを避けるためには、離婚ではなくほかの手段で保育園への入園を考えるべきかもしれません。

保活で離婚を考える前に

保活で離婚しようとしている人も、まずは立ち止まってもう一度考えてみましょう。
 
本当に保育園のために離婚をしても大丈夫なのでしょうか?

保活で離婚を考える前に(1) リスクを考える

保活で離婚をするには、様々なリスクがあります。
 
まずは犯罪となり、罰金もしくは懲役の可能性があります。
 
また、犯罪行為をすれば社会的信用を失うでしょう。
 
さらに、入園取り消しや転園を余儀なくされる可能性もあります。
 
これらのリスクを考えると、保活で離婚をするのは危険が高いといえます。

保活で離婚を考える前に(2) 偽装離婚以外の解決策を考える

保育園に入園したいのであれば、偽装離婚をしなくても、離婚以外の解決策を考えることも大切です。
 
例えば親戚、未認可保育所、保育ママ(自宅の居室を保育室として使用し、少人数の子どもを家庭的な雰囲気の中で保育を行うサービス)などを利用するのも良いでしょう。
 
離婚をして保育園に入らなくても、他の方法もあるはずです。

保活で離婚を考える前に(3) 弁護士に相談する

保活で離婚を考える前に、弁護士に相談するのもひとつの手段です。

保育園に入るために偽装離婚することは犯罪となる可能性が高いため、専門家である弁護士に違う方法を相談すると、あらゆる解決策を見つけることができるはずです。

万が一、保活ですでに離婚してしまった人も、早めに弁護士へ相談することをおすすめします。

保活で離婚する|保育園に入るための偽装離婚のまとめ

保活で離婚をすることには、様々なリスクはあります。
 
偽装離婚をして保育園に入園できても、バレたときには犯罪となってしまい、罰金や懲役になる可能性も考えられます。
 
また、保活で離婚をしたという噂が広まると、保育園だけでなく、その地域で生活しにくくなるかもしれません。
 
子供のことを思っても、保活で離婚をすることは避けるのが賢明です。
 
離婚をする以外に保育園に入園したいのであれば、一度弁護士に相談してみるのもおすすめ
 
保活のために離婚についても、詳しく教えてくれるはずです。

弁護士に相談する

この記事の作成者

カケコム編集部