離婚した夫の葬式に行くべき?〜離婚後の葬式に行くべき理由と行くべきではない理由〜

離婚後の葬式は行くべきなのでしょうか。元配偶者のお葬式を風の便りにきいたとき、行くべきなのか行かないべきなのか、それぞれの理由を見ていきたいと思います。

目次

離婚した配偶者の葬式には行くべき?

性格の不一致、DV、浮気、お金の問題など、様々な問題で離婚をした夫婦。
 
その元配偶者が亡くなったと聞いたなら、あなたはどう思いますか?
 
離婚していればただの他人ですから、お葬式に行く必要がないと思う気持ちも分かりますが、本当に行かなくていいのでしょうか?
 
元配偶者との間に子供がいた場合は、その子供にとっては親です。親のお葬式なら参列させるべき?
 
この記事ではお葬式に行くべき理由、行かないほうがいい理由を、感情的な面と理論的な面から突き詰めていきたいと思います。

離婚した配偶者の葬式に行くべきといえる理由

 
ではまず最初に、離婚した配偶者のお葬式に行くべきである理由から見ていきましょう。

離婚した配偶者の葬式に行くべき理由(1) 一度結婚したという縁

今や他人となった配偶者ですが、縁があったから結婚していたわけですよね。
 
赤の他人というわけでもありませんから、死を悼んであげることは何の問題もありません。
 
それに元義父や義母といった義両親が生きているのであれば、慰めてあげるのも縁のあったあなただからできることです。
 
恨みや憎しみがないのであれば、一時期を過ごした相手の冥福をぜひ祈ってあげてください。

離婚した配偶者の葬式に行くべき理由(2) 子供のため

もしも子どもがいた場合、あなたにとっては他人となっても子供にとっては血を分けた親となります。
 
親のお葬式なら参列するのは当たり前ですよね。
 
子供が親のお葬式だから参列したいといえば参列させてあげるべきですし、子供がまだ小さい場合は親として一緒に参列してあげましょう。
 
あなたにとっては憎い他人かもしれませんが、子供にとっては元配偶者は親のあなたと同じ立場の親なのです。
 
親のお葬式だから仕方がないと割り切って参列してあげてください。

離婚した配偶者の葬式に行くべき理由(3) 相手に身寄りがない

離婚をしたからとはいえ、完全に縁が切れていない関係の人たちもいますよね。
 
元配偶者が既に義両親である元義父や義母と死別し身寄りがなかった場合や、病気や怪我で辛い思いをしていたことを知っているのであれば、ぜひ参列し、冥福を祈ってあげてください。
 
身寄りがないのであれば、冥福を祈れるのはあなたしかいないのです。

離婚した配偶者の葬式に行くべき理由(4) 本当に愛していた

嫁姑問題など、本心でないのに別れるしかなかった夫婦もいます
 
離婚をすることで相手が幸せになれるのならと思って離婚をしたのであれば、相手のことをまだ深く愛しているのではないでしょうか?
 
義両親である元義父や義母のせいで離婚を選ぶ人たちも少なくはありません。
 
最後のお別れをするためにも、最後に愛を伝えるためにも、是非参列してあげてください。

離婚した配偶者の葬式に行くべきではないといえる理由

次に離婚した配偶者のお葬式に行くべきではない理由を見ていきましょう。

離婚した配偶者の葬式に行くべきではない理由(1) 嫌がられる

元配偶者が再婚し、配偶者や子供がいたときはまず相手の家族、義父を含む義両親家族から良い顔をされることはないでしょう。

元配偶者の義父や義母が存命である場合も、円満に離婚をしていないのならば冷たくあしらわれたり、嫌がられる可能性があります。

どんな雰囲気で離婚をすることになったかによるといえるでしょう。

離婚した配偶者の葬式に行くべきではない理由(2) 交流したくない

何か理由があって離婚をしたわけですから、関わりたくないと思うこともあるでしょう。
 
離婚をしたのがはるか数十年前だったとしても、交流したくないなと思う気持ちがあるのであれば行くべきではありませんし、行かなくても責められることはありません。
 
また相手の義両親、つまり元義父や義母から交流したくないと思われていることもあるかもしれません。
 
離婚した当時のことを良く思い出し、義父や義母がこちらのことをどう思っているかも考えた方が良いでしょう。

離婚した配偶者の葬式に行くべきではない理由(3) もう他人だと思っている

縁があって結婚したわけですが、縁が切れたから離婚をしたともいえます。
 
そうなればもう赤の他人であり、あなたが悼まないといけないという理由はありません

離婚した配偶者の葬式に行くべきではない理由(4) 子供と義父・義母との関係

もしあなたが再婚していたとすれば、あなたの再婚相手の義父や義母が良い思いをしない可能性があります。
 
参列することで息子(娘)に見せつけにきたの?と思われるかもしれません
 
また子供がいる場合も割り切れない気持ちを抱えることもあります。
 
新しい義父や義母、家族がいるのであれば、無理に参列をする必要はありません。

離婚した配偶者がなくなった場合に気を付けるべきこと

お葬式に参列する、参列しないを決める前に、気を付けるべきことがあります。 

元配偶者が亡くなった場合の注意点(1) 元配偶者に相続権はない

まず当たり前のことですが、元配偶者であるあなたに、亡くなった方の財産の相続権はありません
 
勘違いして相手側に請求しないよう気をつけておきましょう。
 
配偶者の財産を相続できる権利があるのは婚姻関係にあるときのみです。

元配偶者がなくなった場合の注意点(2) 子供には相続権がある

子供には相続権が存在します
 
子供にとって主張すべき権利ですから、しっかりと請求してくださいね。

離婚した配偶者の相続で揉めたら

とはいえどもやはり揉めます。どうすれば良いのでしょうか。 

弁護士に相談する

相手が再婚し配偶者や子供がいる場合、相続の放棄を要求してくる可能性があります。
 
相手側の新しい配偶者はもちろん、元義父や義母も冷たく対応してくるかもしれません。
 
そこでひるまずに、元配偶者の子供に対する権利であることを主張しましょう。
 
どうしても揉める場合は弁護士に相談をしましょう。
 
公的に認められている権利ですから、元義父を含む相手側の家族にひるむことはありません。
 
しっかりと主張していくことが大切です。

離婚した配偶者の葬式行くべき?|対立する意見を掲載!のまとめ

元配偶者の死は少なからずあなたの心を痛めることになるでしょう。
 
そこでお葬式に参列するかはしないかはあなたの心のままに決めて大丈夫です。
 
しかし相続権に関しては、子供の権利となりますから、特に子供が未成年であり自分が親権者である場合には、親権者としてしっかりと主張しましょう。
  
万が一元配偶者の訃報を聞いた場合の対処法として、頭の隅に置いておいてもらえればと思います。

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この記事の作成者

カケコム編集部