内乱罪って?〜トルコのクーデター未遂で初判決〜

トルコで昨年7月に起きたクーデター未遂事件に関し、5日に初めての判決が出ました。この判決で、現場で指揮をとったとされる軍士官2人が終身刑を言い渡されました。

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トルコのクーデター未遂で初判決

トルコで昨年7月に起きたクーデター未遂事件に関し、同国東部エルズルム県の裁判所は5日、現場で指揮をとったとされる軍士官2人に対し終身刑を言い渡しました。事件に絡む裁判で判決が出たのは今回が初めてとのことです。

日本における内乱罪って

昨年7月におきた当該事件に関しては、さまざまな憶測がささやかれていますが、仮に日本で同様の事件が起きた場合、内乱罪(刑法77条)の適用可能性があります。

内乱罪は「国の統治機構を破壊し、又はその領土において国権を排除して権力を行使し、その他憲法の定める統治の基本秩序を壊乱することを目的として暴動をした者」を処罰するものです。かんたんに言えば、国家の対内的な存立を暴力によっておびやかした者を対象とします。とても重い犯罪で、首謀者は死刑又は無期懲役に処されます(刑法77条1項1号)。

この罪で訴追された例は極めて少ないですが、最近では一連のオウム真理教の事件で本罪の適用が議論になりました。結局オウム事件への適用はありませんでしたが、世界中でテロが起こっている中で、もはや他人事ではないでしょう。

この記事の作成者

カケコム編集部