日本は離婚大国?日本の離婚件数や推移に関する真実とは

離婚件数を見たら、日本は離婚大国だった?!離婚件数の推移から、日本の離婚の現状について考察・分析していきます。離婚しようか悩んでいる人、離婚に悩んでいる人が自分の他にどれくらいいるのか知りたい人も必見です。

目次

離婚件数から考える!日本は離婚大国なのか?

「バツイチ」、「バツニ」などの言葉が当たり前のように使われるようになった日本。
 
芸能人を見ても、いつでも離婚や不倫のニュースであふれているように見えます。
 
では、本当に日本は離婚大国になってしまったのでしょうか?
 
それを調べるためには、ただの体感では説得力に欠けますよね。
 
そこで、ここでは厚生労働省による離婚件数という統計的なデータを見ることによって、日本における離婚の推移に迫ります。

近年の離婚件数について

近年の離婚件数の推移を見てみたら、意外な事実がわかってきました。

近年の離婚件数について(1) 減少傾向にある

まず厚生労働省の調査によると、離婚件数は減少傾向にあるといえます。
 
離婚件数が289,836件だった平成14年は、離婚件数がMAXになった年です。
 
その平成14年の離婚件数から、平成28年(推定値)の離婚件数は、217,000件まで減少しています。
 
離婚件数のみの推移を追ってみると、日本の離婚件数は統計上減少傾向にあると考えられるでしょう。

近年の離婚件数について(2) 離婚件数が多いのには変わりはない

ただし、離婚件数の推移という観点から言えば減少傾向にあるといえるだけで、数値的には、少ないとはいえません。
 
パーセンテージでいえば、平成27年も1.81%の夫婦が離婚しています。
 
日本の人口から考えると、約2分に1組の夫婦が離婚している計算になります。
 
あなたがこの記事を読み終わる頃には、日本のどこかで離婚している夫婦がいるということになります。

近年の離婚件数について(3) 離婚件数の増加原因

離婚件数が増加している原因は、夫婦間の問題だけではなく、社会背景が複雑に影響を与えています。
 
女性の社会進出が叫ばれて久しいですが、このような女性の働き方が変わったことで、離婚をしてもひとりで生活できる環境が整ってきました。
 
また、政治・経済的な要因も深く絡んでいます。
 
統計的に考えると、必ずしも夫婦間の仲の問題だけではないことがわかります。

離婚件数の推移【厚生労働省の統計データ】

離婚は夫婦間だけの問題ではない!厚生労働省の離婚件数の推移を社会的背景も考慮して見ていきましょう。

離婚件数の推移(1) 高度経済成長期半ば1965年から増加傾向に

7万件前後で推移していた日本の離婚件数が増加傾向になりはじめたのは1965年のことです。
 
1965年には77,195件まで上昇しました。
 
高度経済成長期になると、選択の自由が認められる傾向が拡がり、離婚裁判でも離婚を認めるケースが増えてきたことも要因のひとつだと考えられます。

離婚件数の推移(2) バブル経済崩壊の影響もあり90年代以降も増加が加速

バブル崩壊の影響を受けて、1990年代以降にも離婚件数は増加しています。
 
バブル崩壊で資産を失った夫に愛想を尽かした妻が離婚…。
 
バブル崩壊で一家離散…。
 
このように、バブル経済の崩壊は、日本家庭の離婚件数にも多大な影響を与えたことがわかります。

離婚件数の推移(3) 2002年に年間最大離婚件数である289,836件に

日本の離婚件数がMAXを迎えたのは、平成14年、つまり西暦2002年のことです。
 
2017年現在でも、当時の289,836件という離婚件数は非常に多いように思えます。
 
2002年には、芸能人でも当時人気の絶頂だった安室奈美恵、小室哲哉、PUFFYの吉村由美などが次々に離婚しています。
 
時代の象徴を呼ばれた芸能人たちの離婚に衝撃、影響を受けた人もいたことでしょう。

離婚件数の推移(4) 2002年以降は年々減少傾向に

2002年に最高値をマークした日本の離婚件数も、2002年以降はゆるやかではあるものの、下降線を描いています。
 
2011年の東日本大震災の年には「絆」について考えさせられたことが影響しているのか、235,719件まで減少しています。

離婚件数以外の統計データからわかること

では、離婚件数以外の統計データからみると、何がわかるのでしょうか。

そもそも”結婚”の件数が減少している!

厚生労働省の調査によると、平成28年の婚姻件数は(推定値)621,000件です。
 
最も婚姻件数の多かった1972年(昭和47年)の1,099,984件に比べると、いかに少ないかがわかります。
 
そもそも結婚しているカップルが少なく、独身を謳歌している、もしくは結婚したくてもできない人が増えていることがわかります。

離婚件数の増加に伴い出生率も減少

出生率は、たびたび国会でも取り上げられていますが、こちらも減少の勢いを回復することができずにいます。
 
同じく厚生労働省の調査では、平成27年の出生数は1,005,677人でした。
 
1976年(昭和51年)には1,832,617人だったことを考えると、いかに出生数が減少しているかがよく分かるのではないでしょうか。

日本は離婚大国?!日本の離婚件数の真実のまとめ

日本が本当に離婚大国と呼ばれ始めたのは、実は最近のことではありません。
 
 
明治時代の日本に比べれば、今の日本は離婚大国とは呼べない気がします。
 
でも、女性の社会進出や社会の変化によって、離婚がしやすくなったのは事実です。
 
あなたがもしも離婚を考えているのであれば、弁護士に相談・依頼した上で、あなたに有利になるよう、効率的に離婚の手続きをすることをおすすめします。

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この記事の作成者

ジコナラ編集部