夫のDVから確実に逃げる方法|法的に夫から逃げるための保護命令申立てについても解説

夫のDVから逃げる方法をご説明します。ただ離れるだけではなく、法的にDVから身を守る方法もあります。夫からのDVはどんな理由があれ、決して許せないことです。あなたがこれ以上苦しまないために、どうやって解決するか、その方法を見ていきましょう。

目次

夫からDVを受けている場合は一刻も早く逃げましょう!

現在、夫から日常的に暴力などのDVを受けているなら、離婚を考える前に、一刻も早く逃げることが何より大切です。
 
これまで以上にDVがエスカレートしてくる可能性が十分にありますし、たとえ暴力を振るった後、一時的に優しくされても同じことを繰り返すだけです。
 
子どもにとっても悪影響でしかありませんし、これからの将来に色濃く影響してしまう可能性もあります。
 
DVは耐えるのが唯一の解決方法と思い込まず、自分の身の安全はもちろん子どもの将来の為にもできるだけ早くDVから逃げましょう。

夫の暴力(DV)の特徴とは?

ここで夫が暴力を振るう特徴についてご説明します。
暴力は耐えればいいというものではありません。勇気を持って対処しましょう。

暴力は代表的な離婚原因

離婚原因の代表格として挙げられるのが、夫の暴力です。
 
夫からの暴力で苦しんでいる女性は少なくありません。
 
夫からの暴力はいかなる理由があっても決して許されるものではない為、夫が暴力を振るった瞬間から何らかの対策をとっていきましょう

暴力は繰り返される

夫からの暴力はほとんどの場合、一度我慢すれば終わるというわけではありません。
 
一度でも振るわれた暴力は繰り返されるケースが多く、回数を重ねるごとにエスカレートしていくでしょう。
 
暴力に耐えるケースが多いのは、夫からの暴力が収まった後に優しくなるというパターンが多いからです。
 
そのせいで離婚を思いとどまってしまうことも少なくないようです。

暴力は子にも連鎖する?

もしも子どもがいた場合、怖いのは夫の暴力が子どもに影響してしまうことです。
 
父親からの暴力を受けていた場合や、父親が母親に暴力を振るう姿を見ていた子どもにとって暴力が当たり前のことだと根付いてしまいます
 
その子どもが結婚して夫婦になった時、父親と同じように自分も暴力を振るうようになるのが怖いところです。
 
そうならない為にも一刻も早く離婚を計画しておきましょう。

夫に暴力を振るわれた場合には一刻も早く逃げること!

夫から暴力を振るわれたときには、エスカレートする前に一刻も早くDVから逃げることが最重要となります。

両親、友人など信頼できる人のところに逃げる

夫から暴力などDVを受けたら、真っ先に夫の元から逃げることが重要です
 
両親がいる実家や友人など、信頼して身を寄せることができる場所へ直ちに逃げましょう。
 
もちろん子どもを連れて逃げることも大切です
 
夫から暴力を振るわれたショックから立ち直るためにも、その後の対策などを少しずつ決めていきましょう。

配偶者暴力相談支援センターにも相談する

夫から暴力を振るわれたなら、配偶者暴力相談支援センターに相談しましょう
 
それ以外にも名称が多少異なるものの、ほとんどの都道府県に婦人相談所もありますし、警察に相談するのも一つの手段です。
 
婦人相談所などでは暴力を振るわれた妻の保護活動なども行っているので、DVから逃げるために上記のいずれかに相談しましょう。

まだ相談していない人は、早く配偶者暴力相談支援センターに相談しましょう。

保護命令申し立てとは?

DVから逃げる為の対策として、DV防止法によって保護命令申し立てという方法があります
 
この申し立てにより、自分や子ども、親族への接近禁止命令夫への退去命令電話などの嫌がらせを禁止する電話等禁止命令といった数種類の命令が下されます。
 
保護命令に反した場合には1年以内の懲役、または100万円以下の罰金が課せられます。

保護命令申し立ての手順

DVから逃げる為には保護命令申し立てを行う必要性があります。
その申し立てはどのような手順で行うのでしょうか。

保護命令はどこに申し立てる?

もしも夫からの暴力を受けた場合、夫の住居・居所の所在地、自分の住所・居所の所在地または暴力を受けた地を管轄する地方裁判所に申立てを行いましょう
 
離婚した後でも離婚前の暴力をもとに保護命令申立ての発令を行うことが可能です。
 
また、平成26年から同棲しているカップル間のDVの場合にも保護命令申し立てができるようになりました。

必要なもの

保護命令申し立ての際に必要なのは、
  • 申立書とそのコピー
  • 夫婦の戸籍謄本
  • 住民票
  • 夫から暴力を受けたと証明できるもの
  • 手数料の1000円と連絡用の切手代

以上の5つです。

夫からの暴力を証明できるものは、暴力を受けた時の状況を録音していたものや写真などが望ましいでしょう。

また、暴力によって怪我をしていた場合は医師の診断書も決め手になります

保護命令申立書の内容

  • 妻と夫の住所や氏名。この時、妻が別の場所に避難している場合は元の住所を書きます
  • 申し立ての際に発令してほしい命令の内容を書きます
  • 暴力を受けた時の状況の詳細
  • 自分だけでなく家族に身に危険が及ぶかもしれないという状況の説明
  • 配偶者暴力相談支援センターや警察に相談するに至った経緯や内容等

以上の項目を記載します。

保護命令の発令

保護命令申立書の内容を記載して面接が終了した後、夫から意見を聴取するための期日を1週間以内に決定します。
 
夫からの意見聴取が終わり次第、妻が望む保護命令を発令するかどうかが決まります
 
無事に保護命令が発令されれば妻は夫のDVから逃げることができるうえに、子どもに悪影響を与えなくて済みますし、暴力に悩まされることもなくなるでしょう。

夫の暴力で悩んでいる方はこちらの記事も参考にしてください

夫からのDVから確実に逃げる方法|保護命令申立の手順のまとめ

夫からのDVから逃れた後には、離婚を考える人が多いのではないのでしょうか。
 
また、「今後一切暴力を振るわない」と言われても先ほど説明したように繰り返す可能性も高いので、信頼は難しいでしょう。
 
夫婦だけで離婚の話をしても一向に取り合ってもらえないばかりか、DVがエスカレートする可能性があります。
 
そういう場合は弁護士に相談することをおすすめします。

弁護士であれば、離婚協議の代理人になってくれますし、調停の際にも代理人として代わりに相手に会わずとも離婚の話を進めることができます。

まずはどれくらいの費用になるのか、何をしておいたほうがいいのかを相談してみましょう。

弁護士に相談する

この記事の作成者

カケコム編集部