離婚の交渉術9選〜離婚の条件の有利な進め方のコツとは?〜

今後の人生を左右する離婚の交渉。絶対に失敗したくないものですよね。そして、できるだけお互い円満に解決できるよう進めたいものです。相手の意思も尊重しつつ、自分の期待通りに交渉するにはどうしたらいいのでしょうか。今回は上手な交渉のコツを9つを紹介したいと思います。

目次

離婚の交渉の進め方にはコツがあります 

離婚をすることになったら、できるだけ有利な条件で離婚を成立させたいものです。例えば親権が欲しい養育費をたくさんもらいたい財産分与を有利に進めたいなど。

有利な条件で離婚するにはまずはあなた自身で交渉をしなければなりません。しかし離婚交渉は丸腰で挑んでもなかなか折り合いがつかず、ズルズルと時間だけが伸びてしまい、結局全然いい条件ではなかった・・・なんてことになってしまいます。

離婚の交渉を有利な条件で進めるにはいくつかのコツがあるのです。今回は9個の離婚交渉術を伝授いたします。ぜひ参考にしてみてください。

離婚交渉の進め方のコツ(1) まずは自分がどうしたいのかよく考える

離婚交渉を有利に進めるポイントでまず大切なのは、最終的に自分がどうしたいのか?をよく考えて落とし込んでおくことです。

自分の主張する内容がよく決まっていないと交渉をするときにも主張がブレてしまい、交渉がうまくいきません。

  • 慰謝料
  • 養育費
  • 財産分与
  • 年金分割
  • 親権
  • 面会交流

これらの離婚の条件をどうしたいのかは自分の中できちんと決めておく必要があります。
ただ決めるのではなく、詳細まで落とし込んでおくようにしましょう。

  • 養育費→具体的な金額、支払い方法、いつまで払うのか
  • 慰謝料→そもそも払うのか、具体的な金額、支払う方法
  • 財産分与→対象とするもの、割合
  • 年金分割→するかしないか、分割の方法
  • 面会交流→いつどこで会うか、連絡手段はどうするか

このように具体的な詳細までリストアップし、紙にでも書いてまとめておくとわかりやすいでしょう。ますは主張を整理すること、それが離婚交渉を有利に進める際の最も大切なポイントとなります。

離婚交渉の進め方のコツ(2) 目標より少し良い条件で交渉を始める

次に大切なのが、最初から目標とする条件での交渉をするのではなく、やや高めの条件からスタートする、ということです。

高めの条件からスタートし、交渉している段階で段々と条件を譲歩していくのです。こうすることによって相手はある程度は妥協してくれていると感じ、目標の条件で合意してくれる可能性が高くなります。

どの程度からスタートするか?という見極めは難しいですが、まずは適正な条件を知らないと基準が分かりません。ですから慰謝料や養育費等の金銭支払いであれば金額の相場を確認しておくことが必要になります。自分のケースでは相場はいくらか、弁護士に相談してみることをおすすめします。

離婚交渉の進め方のコツ(3) 自分が有利な点を整理する

離婚において自分が有利な点があればあるほど当然交渉も進めやすくなります。それらをきちんと整理できていないと思わぬところで損をしてしまう可能性があります。

例えば

  • 不倫している事実、証拠があること
  • これまでの子供の養育実態
  • 相手の暴力を証明する証拠

などが挙げられます。特に不貞行為(性行為を伴う不倫)の証拠はそれだけで離婚を有利に進める決定打となるものです。配偶者の不倫が疑わしい場合はすぐにでも探偵事務所に調査を依頼し、言い逃れできない確実な証拠を手に入れましょう。

離婚交渉の進め方のコツ(4) 相手の言い分は聞き譲歩できるところは譲歩

離婚”交渉”ですから最終的に相手とのすり合わせがどこまでできるか、が重要になってきます。そのためには相手の言い分はしっかりと聞き入れ、可能であるならある程度のところまは譲歩してあげる、ということがポイントになります。

言い分を全く聞かないままこちらの主張を通そうとしても折り合いがつかず、最終的には家庭裁判所に決めてもらうしかなくなってしまいます。聞き入れるということでこちらに対して精神的な緩みができ、条件に応じてくれることも考えられます。

このときにも最初に説明した少し高い条件からスタートする方法が役に立ちます。お互い譲歩しすり合わせていく、という前提が離婚交渉を行う上では大切です。

離婚交渉の進め方のコツ(5) 要点を絞って交渉する

離婚交渉では様々なことを話さなければなりません。しかし同時にたくさんの取り決めをしようとすると、一つ一つの取り決めがなあなあになってしまうことが考えられます。離婚協議という冷静でいられない状況で頭を使っているうちに、一体何のことを話しているのかがわからなくなってしまうこともあるでしょう。

それを避けるためには一つの要点に絞って交渉していく、ということが必要になります。
養育費のことを話すのであればきっちり養育費のことだけ取り決める、それから財産分与の交渉へ移る、といった具合に段階をおいて協議をするようにしましょう。

離婚交渉の進め方のコツ(6) 感情的にならない 

離婚協議を行う際はどうしても感情的になりやすいです。お互い熱くなって冷静な判断がなかなかできません。

離婚交渉するにあたって相手の嫌なところや気に入らないところが口からこぼれてしまうことがあります。

  • 「あなたはいつもぐうたらで家のことを全然手伝わないから慰謝料こんだけ払うのは当たり前だ!」
  • 「どうせ浮気してるんだから親権を考えようなんて思わないで!」

こんな風に感情的になってしまうと相手としてもムキになり、成功する交渉も成功しなくなってしまいます。お互いがいつまでも感情的になってしまうことは離婚協議が泥沼化してしまう一番の原因です。

離婚交渉では感情的なことではなく、事実に基づいた冷静な交渉をするようにしましょう。

離婚交渉の進め方のコツ(7) 代替案を用意しておく 

仮に最初の交渉がうまくいかず、譲歩しても話がまとまらない、というときのために代替案は用意しておいたほうがいいでしょう。

相手がどうしても譲らない場合はあえて他の案を提案したほうが手っ取り早く合意が成立することがあるからです。

財産分与に合意は得たが慰謝料の支払いにどうしても納得しないなら、いっそのこと金銭支払いを一つにまとめ離婚解決金として納得できる金額を探っていく、親権に納得していなら面会交流の取り決めを公正証書によって行うなど、どうすれば相手が納得するのかを常に考えておきましょう。

離婚交渉の進め方のコツ(8) 調停を利用したほうが早い場合もある

離婚交渉は基本的にあなた一人で行うものです(弁護士をつける場合もあります)。ですが交渉に自信がないのならある程度交渉が難航した時点で一旦見切りを付け、いっそ調停を申し立ててしまった方が早い場合もあります。

調停は裁判所で行われる話し合いのことですが、調停員と呼ばれる第三者が夫婦の間に入り、お互いの主張をすり合わせ、妥協点を見つけていきます。何らかの理由で二人での話し合いがどうしても難しいという場合には非常に役に立ちます。

調停を制する鍵はいかに調停委員を味方につけるか?ということになります。調停委員を味方につけることさえできればこちらの条件に寄り添うよう、相手方を説得してくれることも可能です。

離婚調停について詳しくは【離婚の手続き】調停離婚の時に行うべき5つの手続きと注意点!を参考にしてください。

離婚交渉の進め方のコツ(9) 離婚問題に強い弁護士を間に立てる 

先ほどもお話ししましたが、離婚協議ではお互いが熱くなりすぎてしまい、冷静な判断ができなくなっている場合があります。そんなときは離婚問題に強い弁護士に相談し、交渉を任せてしまうことをオススメします。

弁護士を間に立てることにより交渉をスムーズに進めることが可能です。相手に離婚の本気度が伝わるメリットもあります。

また、離婚の容態は人それぞれでありますので一口に慰謝料や養育費の相場と言ってもいってもなかなか専門家でないと分からないことがあります。いわば離婚はケースバイケースです。

弁護士に相談すれば専門的な法律知識と経験から、あなたにとって最も有利な条件での離婚交渉に期待できると言えるでしょう。

交渉だけでなく、取り決めをまとめた協議書の作成から調停・裁判にまで発展したときのサポートまで、離婚問題を包括的に解決してくれます。

離婚交渉を一人で行うのは心許ない、絶対に妥協したくない、正直何から始めたらいいか分からない、そんな方はなるべく早い段階から離婚問題に強い弁護士の力を借りましょう。まずは一度法律相談をしてみてはいかがでしょうか?

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離婚の交渉術9選〜離婚の条件の有利な進め方とは?〜のまとめ

 
離婚交渉のコツに共通して言えるのはしっかりと下地を固めてから離婚交渉に望む、ということです。
 
まずは準備をして自分にとって有利な離婚ができるようにしましょう。
 
また、離婚交渉は二人のすり合わせという考えを忘れてはなりません。どちらかの意見を押し通すだけでは離婚協議は泥沼化します。
 
もし少しでも離婚交渉に不安があるのなら離婚問題に強い弁護士に相談することをおすすめします。

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この記事の作成者

ジコナラ編集部