離婚手続きの順番~知っておくべき離婚の順序~

離婚には順番があることをご存知ですか。離婚をするには様々な手続きが必要で、順番に1つずつ対応しなければいけません。離婚を考えている人は、まず離婚するための順番を把握しておきましょう。今回は離婚の順番を詳しくご紹介。子供がいる場合の手順も解説していきます。

目次

いざ離婚!まずは何からしたらいい?離婚の順番って?

離婚を考えているのなら、まず何からすればいいのか順番を知っておくのがおすすめです。 

いざという時のために、前もって離婚の手順を覚えておきましょう
 
離婚の順番を知っておけば、慌てずスムーズに対応できますよ。

 離婚の順番は?やらなければならないことはたくさん!

離婚をするなら、やらなければならないことがたくさんあります。順番に見ていきましょう。 

離婚の順番(1) 離婚するか否かを再度よく考える

離婚をすると決めていても、もう一度離婚するべきなのかどうか、しっかり考えてみましょう
 
もし離婚しなくても良い方法があるのなら、もう少し踏みとどまるべき。
 
勢いで離婚をしてしまわないためにも、再度考えることは大切です。

離婚の順番(2) 相手との今後の関わり方を考える

「離婚しかない」と思うのなら、相手と今後どのように関わっていくのかを考えます。
 
離婚をするまで一緒に生活をするのか、それとも今から別居を始めるのか
 
また、離婚後には全く会わないのか、子供がいるなら面会交流の頻度はどうするのかも考えてください。

離婚の順番(3) 住居を確保する

離婚後の住居を確保する必要もあります。
 
実家に帰る場合にも、きちんと帰る場所があるのかどうか、確認しておきましょう。
 
離婚後の生活の拠点をどこにするのかも考えた上で、住居を確保してください。

離婚の順番(4) 収入源を確保する

離婚後の住居を確保できたら、次は収入源を確保しなければいけません。
 
一人でも生活できるよう、仕事のことはきちんと決めておきましょう
 
安定した生活を始めるためにも重要なことです。

離婚の順番(5) 離婚後の姓を決める

離婚をするのなら、自分の姓をどうするのかも考えておきましょう。
 
女性の場合、離婚を機に以前の姓に戻ることもできますし、離婚時の姓を名乗り続けることも可能です。
 
仕事の都合なども考慮し、離婚後の姓を決めてください

離婚の順番(6) 離婚届を書き、提出する

収入源や住居、性なども決まれば、次は離婚届を書いて役所に提出します
 
離婚届は、自分だけでなく相手にも書いてもらう必要がありますし、成人の証人も必要です。
 
提出までには意外と時間がかかりますので、前もって準備しておきましょう。

離婚届の提出で離婚は成立します。離婚届の提出の前に特に親権・財産分与・養育費について入念に協議し、可能な限り公正証書を作成しましょう。

離婚の順番(7) 新しい生活の準備をする 

離婚届を書き役所に提出したなら、やっと新しい生活の準備を始めることができます
 
新生活をスムーズに始めるためには、離婚の順番を正しくこなしていく必要があります
 
心身共に、少し落ち着けるのはこの頃かもしれません。

離婚に必要な手続きの順番

離婚をするに当たって必要な手続きの順番をご紹介します。ひとつずつしっかりチェックしておいてください。

離婚に必要な手続き(1) 離婚届の提出 

離婚をするためには、もちろん離婚届の提出が必要ですよね。
 
離婚届けは役所でいつでも貰うことができます。
 
記入ミスがあったときのために、数枚持っておくと安心です。
 
そのとき、提出する窓口も確認しておくのがおすすめです。

離婚届の記入ミスがあった場合は離婚届の間違いの訂正ってどうすればいい?離婚届を書き損じたときの対処法をお読みください。

離婚届の提出で離婚は成立します。離婚届の提出の前に特に親権・財産分与・養育費について入念に協議し、可能な限り公正証書を作成しましょう。

離婚に必要な手続き(2) 住民票の移動手続き 

離婚をして住居が変更になった場合には、住民票の移動手続きを行わなければなりません
 
同じ市区町村に引越しする場合には転居届、別の市区町村に引越しする場合には転出届と転入届がそれぞれ必要になります。

離婚に必要な手続き(3) 転出届の提出

転出届とは、今とは異なる市区町村に引っ越しをした際に提出する書類です。
 
離婚をして新しい住居になるのなら、必ず提出をする必要があります。
 
転出届も役所で前もって貰えるので、離婚届と同時に貰っておくと安心です。

離婚に必要な手続き(4) 印鑑登録の変更手続き

書類に捺印されている印鑑が本人のものであるかの証明になる印鑑登録も、離婚の際、変更手続きをする必要があります
 
姓が変わる場合はもちろんですが、住居が変わる場合にも変更の手続きを行っておきましょう。

離婚に必要な手続き(5) 公的身分証の変更手続き

自分の証明書になる運転免許証やマイナンバーカード、パスポートなどの書き換えもしなければいけません。
 
姓や名前が違うと身分証明をすることができないので、忘れずに変更を行ってください。

離婚に必要な手続き(6) 国民健康保険の加入手続き

結婚時に配偶者の扶養に入っていたのなら、離婚を機に抜けることになり、国民健康保険に加入しなければいけません。
 
国民健康への加入は窓口での手続きが必要なので、こちらも必ずしておきましょう。

離婚に必要な手続き(7) 国民年金の変更手続き

離婚の際に、夫の職場の厚生年金に扶養家族として入っていた場合には 、今後、国民年金に入る必要があります。
 
ただし、現在働いていて、厚生年金に入っている方は手続きは必要ありません。
 
将来年金をしっかりと受け取るためにも、離婚後は早めに手続きをしてください。

離婚に必要な手続き(8) 運転免許証の書き換え

運転免許所の書き換えは、最寄りの警察署か、運転免許センターで行うことができます
 
新しい姓や住所が分かる書類等も必要なので、前もって問い合わせて確認しておくと安心です。

離婚に必要な手続き(9) パスポートの名義変更 

パスポートの名義変更には、手数料がかかります
 
また、手続きは最寄りのパスポートセンターで行いましょう。
 
必要書類もいくつかありますので、こちらも前もって問い合わせて確認しておいてください。

子供がいる場合必要となる手続きの順序

離婚をする際に子供がいる場合には、どのような順番で手続きをすれば良いのでしょうか。

子供がいる場合に必要となる手続きの順序(1) 旧姓を使う場合:子の氏の変更許可の申し立て

子供がいる場合の離婚手続きの順番として、子供の姓に関する申し立てをする必要がある場合があります。
 
自分が旧姓に戻り、かつ親権を獲得した場合には、通常、子の氏変更可の申し立てを裁判所に行います
 
自分の新しい戸籍謄本や収入印紙などの準備も必要です。

さらに入籍届を提出することで、子を自分の戸籍に入れることができます。

子供がいる場合に必要となる手続きの順序(2) 婚姻時の姓を使う場合:子の氏の変更許可の申立て

子供が婚姻時の姓を使う場合でも、自分が元配偶者の戸籍を抜け、かつ親権を得ている場合であれば旧姓を使う場合と同じく子の氏の変更許可の申立てが必要です
 
離婚しても子供は婚姻中の戸籍に残ったままなので、離婚したからといって子供の姓は変わりませんが、戸籍は別々になってしまうからです。

子供がいる場合に必要となる手続きの順序(3) 児童手当の手続き

児童手当を離婚後も継続して受け取るためには、変更手続きを行わなければいけません
 
住所や名前はもちろんですが、子の世帯主の口座に振り込まれるシステムなので、入金口座の変更も必要です。

子供がいる場合に必要となる手続きの順序(4) ひとり親家庭の医療費助成

離婚してひとり親になると、子供の医療費助成を受けることが可能です。
 
子供だけでなく子の親も医療費の助成を受けられることもあります
 
ひとり親家庭の医療費助成は各市町村によって申請書類が異なるようなので、確認しておきましょう。

子供がいる場合に必要となる手続きの順序(5) 母子家庭のための住宅手当手続き

母子家庭向けの住宅手当があれば、受けることもできます
 
市町村によって異なりますが、家賃補助という名目で行っていることも多いようです。
 
まずは役所で問い合わせてみましょう。

子供がいる場合に必要となる手続きの順序(6) 児童扶養手当の手続き

児童扶養手当は、離婚や死別などでひとり親となった養育者に支払われるものです。
 
離婚したら自動的に受け取れるものではなく、必ず申請が必要です。
 
また、受け取る額は養育者の状況によって支給額から減額されることもあります。

 離婚が順番通りにうまく進まなかったときは…

離婚の手続きが順番通りにうまく進まないこともあるでしょう。そんなときは、専門家に頼るのが一番。

離婚に強い弁護士に相談することをおすすめします

離婚に関しては法的な部分も多く含まれるので、専門家である弁護士に相談することをおすすめします。

自分では分からないことや、離婚に関する疑問や不安を、スムーズに解消してくれるはずですよ。

離婚の順番についてもっと知りたい方はこちらの記事もご覧ください

離婚手続きの順番~知っておくべき離婚の順序~のまとめ

離婚の手続きには順番があり、その順番通りに進めることで、離婚後の生活をスムーズに進めることができるでしょう
 
また、手続きを順番通りに行うためには、弁護士に相談するのがベストです。
 
トラブルを避けるためにも、専門家を味方に付けましょう。

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この記事の作成者

カケコム編集部