浮気で精神的苦痛を受けたら慰謝料は請求できる?その疑問にお答えします!

浮気による精神的苦痛を受け、苦しんでいませんか?辛い思いをしているのなら、慰謝料請求をすることで少しでも精神的苦痛が和らぐかもしれませんよ。精神的苦痛を受けた場合の慰謝料請求や、慰謝料を受け取る方法をご紹介。泣き寝入りせず、精神的苦痛を償ってもらう方法を考えましょう。

目次

浮気で「精神的苦痛を受けた」と言って慰謝料請求ができるの?

浮気をされると非常に辛く、悲しい思いになり、精神的苦痛を受けるケースも少なくありません。
 
それほど浮気はダメージが大きいものであり、精神的苦痛などのダメージも計り知れないものです。
 
そんな浮気による精神的苦痛は、慰謝料を請求することができるのでしょうか?
 
まずは精神的苦痛の定義について知り、精神的苦痛が発生するケースを知りましょう。
 
また、浮気による精神的苦痛を受けた場合の慰謝料請求の方法についても詳しく解説していきます。

精神的苦痛とは?

そもそも、精神的苦痛とはどういったものなのでしょうか?法で定められている精神的苦痛の定義を知っておきましょう。

精神的苦痛とは?

精神的苦痛とは慰謝料の対象となる精神的損害のことです。
 
民法710条では「財産以外の損害」として、精神的苦痛に対する慰謝料請求が認められています
 
また、民法711条により、被害者が死亡した(もしくはそれに匹敵するような)場合には、近親者の精神的苦痛に対する慰謝料請求が直接認められています。

民法709条 
故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

民法710条
他人の身体、自由若しくは名誉を侵害した場合又は他人の財産権を侵害した場合のいずれであるかを問わず、前条の規定により損害賠償の責任を負う者は、財産以外の損害に対しても、その賠償をしなければならない

民法711条 
他人の生命を侵害した者は、被害者の父母、配偶者及び子に対しては、その財産権が侵害されなかった場合においても、損害の賠償をしなければならない。

精神的苦痛があるだけで慰謝料が認められるわけではない

ただし、精神的苦痛があるだけで、慰謝料が認められるわけではありません。
 
精神的にダメージを受けたという事実だけでなく、権利又は法律上保護される利益の侵害がなければいけません
 
また、精神的ダメージは故意又は過失によって与えられたものでなければなりません

精神的苦痛が発生するケース

精神的苦痛が発生するケースは様々です。どんなときに精神的苦痛が発生しやすいのでしょうか。

精神的苦痛が発生する場合(1) 職場でパワハラを受けた

最近増えているのが、職場での精神的苦痛です。
 
主に、パワハラを受けて精神的苦痛を訴える人が多いようです。
 
パワハラとは、職場での上下関係を利用し、仕事上の業務以外で苦痛を与えることをいいます。
 
職場で発生するパワハラは被害を主張しにくく、誰にも相談できずに被害が深刻になるケースもよくあります。

精神的苦痛が発生する場合(2) 痴漢やセクハラを受けた

痴漢やセクハラ行為を受けて精神的苦痛が発生するケースも多く見られます。
 
痴漢やセクハラは同性同士でも相談しにくいので、被害者が泣き寝入りすることがよくあります。
 
周囲に被害の相談をしにくいですし、トラウマになることもあるでしょう。
 
被害に遭いやすい場所は職場や学校、公共交通機関や施設内など様々です。

精神的苦痛が発生する場合(3) 浮気されてしまった

配偶者や恋人に浮気された場合は、精神的に受けるダメージが大きいので、精神的苦痛が発生しやすいといえるでしょう。
 
浮気は相手への裏切り行為です。
 
辛さだけでなく不安や悲しさなどが長期に及ぶと、ストレスとなり体の不調として現れることもあります

いくら精神的苦痛が発生するとしても、未婚者の浮気は、婚約関係や内縁関係にない限り、法律上保護される利益の侵害とされず、慰謝料請求は一般的に認められないことは注意しておきましょう。

浮気されたときの精神的苦痛について詳しく解説します!

では、浮気によるの精神的苦痛について、もう少し詳しく知っていきましょう。慰謝料についても分かりやすく解説します。

慰謝料とは浮気による"精神的苦痛に対する損害賠償"である 

そもそも慰謝料は浮気による精神的苦痛に対する損害賠償として、請求することができます(民法709条・710条)。
 
精神的に受けたダメージを償うために、それに対応する額の慰謝料が発生するということです。
 
ただし、よく混同しがちですが、709条に基づく、財産的侵害に対する損害賠償は慰謝料とはいいません

同じような事例でも慰謝料請求できる場合と慰謝料請求できない場合がある

精神的苦痛による慰謝料請求は同じような事例でもできない場合があるので注意が必要です。
 
たとえば不貞行為があったときや、夫婦関係を破綻させた場合には違法性があるため、慰謝料請求をすることができます
 
反対にできないのは、婚姻関係がすでに破綻していたとき、浮気相手が既婚者だと知らなかった場合、自分も不貞行為をしていた場合などです。
 
自分にも責任があったり、相手に全ての責任を負わせることは難しいと判断される場合には慰謝料請求ができません

浮気に対する慰謝料の相場とは?

浮気に対する慰謝料の相場は、一般的に50~200万円といわれています。
 
しかし、そのときの状況やケースによって様々で、慰謝料の額面もバラバラです。
 
また、精神的苦痛を受けた浮気に対する慰謝料は、離婚する場合としない場合によっても異なります。
 
相場はあくまでも目安として捉えましょう。

あなたがより多くの慰謝料をもらうにはどうしたらいいのか?

慰謝料を請求するのなら、誰もが相場よりも多くの慰謝料を受け取りたいと思うもの。そのためにできることとは?

浮気の慰謝料をより多くもらうために(1) 証拠をしっかりと集めておく

精神的苦痛を受けた浮気の慰謝料を相場よりも多くもらうためには、決定的な証拠をしっかりと集めておきましょう。
 
そのためには、自分だけで証拠集めをするのではなく、探偵を使いプロの調査を行うのがおすすめです。
 
浮気の証拠を集めるのは素人にとっては大変なことなので、探偵に依頼すれば有利な証拠を手に入れることができるでしょう。

浮気の慰謝料をより多くもらうために(2) 相手に不倫したという事実を認めさせる

慰謝料請求をする際には、浮気をした相手にその事実を求めさせることも大切です。
 
自分が精神的苦痛を感じダメージを受けていたとしても、相手が不倫した事実を認め反省していない限り、慰謝料を受け取ることは困難です。
 
そのためには、やはり相手が言い逃れできない確実な証拠を手に入れておきたいところです。

あなたが得をしたいのであれば"必ず弁護士"をつけましょう 

浮気の精神的苦痛により慰謝料を請求し、満足のいく結果を求めるのであれば、必ず弁護士をつけるようにしてください。
 
専門的なアドバイスを受けることで、より多くの慰謝料請求ができる可能性があります。
 
そもそも、慰謝料請求は法律問題です。
 
法的な知識が必要不可欠なので、まずは弁護士に相談するのがベストです。

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浮気で精神的苦痛を受けたら慰謝料は請求できる?その疑問にお答えします!のまとめ

 
浮気で精神的苦痛を受けた場合には、慰謝料請求をすることが可能です。
 
しかし、場合によっては請求できないケースもあるので、まずは自分が浮気された状況を確認してみましょう。
 
また、精神的苦痛の定義を知っておくことも大切。
 
慰謝料請求をする際には、自分の精神的苦痛の被害状況についてもまとめておくと良いでしょう。
 
慰謝料請求には法的な専門知識が必要不可欠なので、まずは専門家に相談するのが問題解決への第一歩といえます。

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この記事の作成者

カケコム編集部