嫁姑問題で離婚を考えている奥さんへ!どんな場合に離婚ができるのか?

嫁問題で離婚したい!っていうパターン、ドラマでは結構良く見ますよね。夫のことは愛して結婚し家族になったけれど、夫の親となると完全に赤の他人ですから性格が合わないことだって珍しいことではありません。どうしても関係がうまくいかず、離婚したい!と思っている人はぜひこの記事を最後まで読んでみてください。

目次

嫁姑問題で離婚したいほど悩んでる奥さんはいませんか?

嫁姑問題が原因で離婚を考えている人って実は多いのではないでしょうか?
 
結婚とは当事者同士の問題、と思いがちですが実はそのほかにも、両家と両家の結びつきという重要な役割も持っています。
 
つまり結婚するということは夫と同じ姓になり生活を共にするだけでなく、相手の両親とも上手く付き合っていく必要がでてくるということです。
 
愛した人の親とはいえ、性格の合う合わないはあります。姑のほうから嫁に敵対心を丸出しにしてくることだってあり得ます。
 
夫とは離れたくないけれど、姑との付き合いがつらすぎて離婚したい、と悩んでいる人も少なくないでしょう。
 
では姑との関係が悪いだけで離婚することができるのかどうかを見ていきましょう。

嫁姑問題で夫と離婚できるのか?

離婚と言えば夫との関係悪化でするものと思いがちですが、嫁姑問題で離婚は可能なのでしょうか。

夫が離婚に同意すれば離婚できる|協議離婚

結婚も離婚も、相手側の同意があればできます。
 
つまり嫁姑問題で離婚したいと話し合った上で、夫が納得して同意してくれたのならば離婚は可能です。
 
話し合いで離婚を決めることを協議離婚と呼びます。
 
同意の上で成り立つのであれば、理由が嫁姑問題でも何ら問題ありません。

同意してくれない場合は離婚調停を申し立てる|調停離婚

話し合いで離婚を決めることを協議離婚と言いましたが、なかなか話し合いが上手くいかないこともあります。
 
その場合は第三者に間に入って貰って離婚の条件を決めて離婚をする必要があります
 
このような離婚の仕方を調停離婚と言い、家庭裁判所に訴えを起こすことになります
 
まずは裁判という訳ではなく、調停員と裁判官が話し合いに参加をしてくれて、あくまで裁判所内で話し合いをするという形で解決の糸口を探ります。

それでも折り合いがつかないなら離婚裁判へ|裁判離婚

調停でも離婚の話し合いに決着がつかなかった場合は、裁判を起こすことが可能です。
 
ただし裁判離婚は調停を経ないと起こせませんので注意が必要です。いきなり裁判離婚は不可です(調停前置主義)。
 
裁判離婚は裁判官が「離婚を認める」という判決をだすことがゴールになります。不当な要求をし続けて裁判に持ち込まれた場合は、負けてしまう可能性があるので注意が必要です。 

ただし・・離婚裁判を起こすには”法定離婚事由”が必要

話し合って離婚をする協議離婚以外の離婚をするには、民法に定められた法定離婚事由が必要になります。
 
後にもっと詳しく触れますが、その理由がない限り裁判離婚は認められないということです。
 
では嫁姑問題は離婚事由になるのでしょうか?

嫁姑問題は離婚理由となる?

裁判で離婚が認められるためには離婚事由が必要になります。その離婚事由に嫁姑問題は含まれるのでしょうか。 

民法に定められた5つの【法定離婚事由】とは

離婚裁判で離婚する場合には民法770条1項に定められた離婚事由が必要となります。
 
言い換えれば、これらの理由さえあれば相手の合意なしに離婚が認められることになります。
  • 不貞行為(配偶者以外の異性と性行為をすること)
  • 悪意の遺棄
  • 3年以上の生死不明(行方不明)
  • 配偶者の精神的な病気により回復の見込みがないこと
  • その他婚姻を継続しがたい重大な事由

民法第770条

1.夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。

一 配偶者に不貞な行為があったとき。
二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。

2.裁判所は、前項第一号から第四号までに掲げる事由がある場合であっても、一切の事情を考慮して婚姻の継続を相当と認めるときは、離婚の請求を棄却することができる。

となっています。
 
不貞行為は配偶者以外との性交渉又は性交渉類似行為を指します。
 
悪意の遺棄とは正当な理由もなく生活を共にしない、生活費を入れない、勝手に行方をくらますなどが該当します。
 
3年以上の生死不明は3年以上電話連絡もメール、手紙の連絡もなく生きているか死んでいるかすら分からない状態を指します。
 
精神的な病気に関しては様々なものがありますが、正常な夫婦生活が送れないほど重度の精神病の時にのみ該当します。
 
そして最後の婚姻を継続しがたい重大な事由ですが、嫁姑問題ではこれに該当するかが問題となってきます。

”嫁と姑の仲が悪い”というだけでは法定離婚事由にならない

ですが単に嫁姑の仲が悪いというだけでは離婚裁判は認めてもらえないのです。
 
嫁と姑の仲の悪さによって「婚姻を継続し難い重大な事由」といえる状況が生じていることが必要になってくるわけです。

嫁姑問題が原因で夫婦関係が修復不可能なほど破綻していれば認められる

具体的には、夫婦関係が嫁姑問題が原因で破綻しているのであれば「婚姻を継続し難い重大な事由」といえるでしょう

夫婦関係が破綻しているほど重大な問題になっていれば、離婚できる可能性があるのです。

ただ実際には、「仲が悪い」ことにより夫婦関係が破綻したことを立証することは容易ではありません。

嫁姑問題で離婚できる可能性があるのは具体的にどんなとき?

 
嫁姑問題でも離婚ができるという一縷の望みが見えてきました。ではもっと具体的にどのような理由があれば嫁姑問題で離婚ができるのでしょうか。

夫が嫁姑問題の改善に協力せず、むしろ姑の肩を持っているケース

本来であれば夫は中立な立場であり嫁と姑双方をつなぐ役割もあるはずなのですが、嫁姑問題に無関心であったり関与したくないという態度を示している場合は離婚できる可能性があります。
 
人によっては嫁の味方をせず、姑の肩を持ち嫁が悪くなくとも嫁に頭を下げさせるよう強要するケースもあります。
 
四面楚歌状態で大変つらい状況だと思います。こんな状態であれば婚姻を継続しがたい重大な事由に該当します。
 
姑の言動、夫の言動を記録しておきましょう。協議離婚の場合でも、調停離婚の場合でも必ず役に立ちます。

姑に会うのが嫌で嫁が出て行き、長期間の別居状態にあるケース

姑と同居の場合の話になってしまいますが、毎日顔を合せるのが苦痛で別居した場合は離婚ができる可能性があります。
 
別居間の夫の言動も、離婚をするかしないかの判断材料になりますから、どうしても耐えられずに離婚を検討している場合は別居してみましょう
 
これで夫が無関心であれば結婚生活は破綻しているとみなされますし、夫が動いてくれた場合は夫婦の絆を深める結果にもなります。

姑の嫁いびりがエスカレートし、暴力などに発展しているケース

姑から嫁に対して暴力行為がある場合は、離婚事由が認められやすいでしょう
 
暴力行為は許されることではありませんし、そのような状態で婚姻関係を継続することは難しいといえます。
 
絶対に我慢せず、身近な親友や両親、弁護士に相談をしましょう。
 
怪我をした経験があるのなら病院へ行き、診断書を入手するようにしましょう。いつどのようなけがをどうしてしたかを示すことができる証拠となります。
 
暴力は場合によっては暴行罪(刑法208条)傷害罪(204条)などで告訴したり、損害賠償請求(民法709条)することもできます。
 
夫が止めたり、かばってくれたりしないのであれば離婚を視野に入れ、法的な処分をしてもらうことも検討しましょう。その際は、すぐに弁護士に相談してください。

嫁姑問題で離婚したいのなら早いうちに専門家へ相談を

 
嫁姑問題で離婚できるかもしれないということは分かりましたが、離婚するにはどうすれば良いか、何が必要か不安ですよね。そんな時には弁護士に相談です!

離婚問題に強い弁護士に”早めの”相談を!

離婚問題は早めに手を打つほど良いと言われています。
 
本格的に離婚を決意する前から離婚問題に強い弁護士を探して、まずは相談をしてみましょう。
 
色々なパターンの離婚を見てきた弁護士であればあなたのパターンが離婚できるかどうか、どのような証拠を集めれば良いか法的なアドバイスをもらうことができます。
 
協議離婚の優位な進め方はもちろん、調停・裁判になった場合でも早い段階から相談しておけばより心強い味方になります。

嫁姑問題での離婚は専門家の力を借りて調停までにケリをつけるのがベスト!

裁判離婚まで持ち込んでしまうと、やはり離婚のハードルは高くなってしまいます。

このようなはっきりと明示されていない理由の時はなおさらです。

ですから弁護士の力を借りて、協議離婚か離婚調停で離婚することを目標とするのがよいでしょう。

弁護士に相談することによって、離婚協議の代理での交渉から、具体的な金銭面での取り決め調停での陳述書の作成など、様々な面で有利な解決が期待できます。

弁護士に相談することで相手方に離婚に対する強い意志を示すことも可能です。
 
何かと熱くなりがちな嫁姑問題での離婚協議で常に冷静な判断をするには、弁護士という専門家に間に入ってもらうことが一番の近道といえるでしょう。

あまりにもひどい場合は姑から慰謝料を取れる場合も

夫そのものに問題がない離婚でしたら、財産分与をして離婚というケースが多いのは事実です。

しかし姑から暴力があったり、それを夫も止めなかった場合、暴言で精神的に追い詰められた場合は、財産分与と別に慰謝料を取れる可能性があります

今までとてもつらかった分は、お金だけで解決できるものではありませんが、償いはして欲しいものですよね。

まずは嫁姑の仲がどのように悪いのか、どんな被害があって夫婦仲が壊れているのか、離婚問題に強い弁護士に法律相談をすることからはじめてみてはいかがでしょうか?

嫁姑問題で離婚したい人はこの記事も合わせて読んでみてください

嫁姑問題で離婚を考えている奥さんへ!どんな場合に離婚ができるのか?のまとめ

離婚と言えば夫婦の関係が悪化しないとできないものだと思われがちです。
 
しかし夫婦の関係に、嫁姑問題も大きく関わっています。夫が非協力的であったり、無関心、姑の味方ばかりするのであればなおさらです。
 
もしも嫁姑問題で離婚を考えている方は、この記事を参考にして証拠集めと弁護士への相談を検討してみてください。
 
早めの対応がカギを鍵を握ることになるでしょう。

弁護士に相談する

この記事の作成者

カケコム編集部