子供への離婚の伝え方は?〜子供の心、成長の観点から見た最適な伝え方〜

離婚の子供への伝え方を悩む人は多いでしょう。子供に離婚を伝えるか伝えないかは、その親なりの考え方もあるでしょうが、一体何が正しい方法なのでしょうか?離婚に直面した人に知っていて欲しいこと、まとめました。

目次

 離婚することを子供にどう伝えるか?悩むところです・・・ 

離婚をしようとする時、子供にそのことを伝えるべきか、それとも伝えずにいるべきか悩む人もいると思います。

その分かれ道はまだ子供の年齢が低く、正しく理解できるかに関係してくるのではないでしょうか。

子供に対する離婚の伝え方は、基本的には子供に一番やさしい方法で行うのが理想的です。

子供の年齢や性格、性別によってもその理由を理解できるか違ってくるでしょう。

その参考にしていただけるような、離婚の理由の伝え方とその時に気をつけることをご紹介します。

子供への離婚の伝え方は大きく3種類

 
まずは、子供に離婚を伝える方法を3つご紹介します。
あなたのお子さんにはどの方法を取るのか良いのか考えつつお読みください。

子供への離婚の伝え方(1) どこか遠くに行くと嘘をつく

子供が離婚というものを理解できない。

そして離れる親のことがとても好きで、別れたくない気持ちがあると思われる時は、この方法が良いでしょう。

子供にとって遠くに行ってしまうのは、寂しさは感じるでしょうが、帰ってくるという希望があります。

ただし、この方法だと「戻って来ない」ということをもう少し大きくなったらキチンと伝える必要が出てくるので、そのタイミングを読み間違えると子供を傷つけてしまうことになるので注意が必要です。

子供への離婚の伝え方(2) 正直に離婚すると伝える

2つ目の方法は、正直に伝えるというやり方です。

子供の年齢がある程度大きく、親の離婚に対して正直に話しても伝わるという時に選ぶと良いでしょう。

むしろ、大きなお子さんにとっては、離婚したという事実をしっかり伝えておかないと、後々問題が起こってきます。

例えば、離れた親との面会で離婚の事実を話されてしまうこと。

離婚という事実を知るショックに加え、今一緒に暮らしている親への信頼度を失うことになりかねないからです。

子供への離婚の伝え方(3) 離婚とは言わず事情があって一緒にいられなくなったと伝える

子供に対する離婚の伝え方の3つ目は、離婚以外の別居に見せかけるという方法です。

この方法も面会の時に子供に離婚したという事実がバレる危険性がありますので、別れて暮らす方の親にもこの事について、事実を話すまで「嘘をついて欲しい」としっかり口裏を合わせておく必要があります。

子供はある程度大きいけれど、受験やスポーツの大会など大事な時期であり、今は余計な心の負担をかけたくない時にこの伝え方を選ぶ人も多いでしょう。

子供に伝えないという方法をとる人も

子供に離婚を伝えるやり方を3つご紹介しましたが、この他「伝えない」という選択肢もあるでしょう。

  • 今までも別居状態が長く続いていて、表向きの生活には何も変わりがない場合 
  • 子供が乳幼児であり片方の親がいないということすら理解できない場合 

主にこの2つが考えられるでしょう。

しかし、しかるべきタイミングで子供に伝える必要は出てきますので、問題を後回しにする方法でしかないと思っておいた方が良いでしよう。

子供への離婚の伝え方の正解は”正直に離婚する”と伝えること

 
子供への離婚の伝え方として3つの方法と伝えないということを見てきました。いずれにしても、結局は子供に伝えなくてはならない離婚の事実。タイミングを間違えると大きな問題になることを知っておきましょう。

嘘をついてもいつかはばれ、余計にショックを受ける

先程、自分が離婚については隠していたけれど、面会の時にもう片方の親にバラされてしまったという例をあげました。

この時の子供の気持ちは、離婚したというショッキングな事実と共に「自分にだけ教えてもらなかった」「嘘をつかれていた」という思いも味わってしまうことになります。

また、最近は修学旅行で海外に行くところも多く、パスポートを取る時に戸籍謄本で離婚の事実がバレることもあるようです・・・

離婚について理由をごまかし、別の伝え方をしていたら、いつ正直に話すかタイミングが大切です。

小さい子供も”離婚”は理解できるものです

子供が小さいから離婚というものを理解していないだろうと考える親は多いものです。

しかし、まだ家であなたと2人きりの生活をするような乳児なら別として、保育園や幼稚園に行くようになると親が教えないこともおませなお友達から聞くことだって多いのです。

あなたのお子さんが「うちはお父さんがいつもいないのよ」などと言った時に「それって離婚じゃないのー?」などと友だちから指摘され気づくことも少なくないのです。

あなたの正直な思いを伝えることが子供にとっても大切

以上のことから、子供がどれほど小さくても、親と話しが出来るくらいのお子さんであれば離婚をしたということを正直に伝えておくのが正解と言えるでしょう。

もちろん、子供が理解できるような言葉で、出来るだけショックが少なくなるように、あなたの気持ちを伝え、子供に対しても誠実であることが今後の親子関係にとっても大事なことです。

「お母さんとお父さんは好きじゃなくなっちゃったので、結婚をやめたのよ」

「いつもケンカばかりだったので、一緒にいるのが楽しくなくなっちゃったの。あなたも楽しくないお友達とは遊ばないでしょう?」

など子供に言える範囲でわかる言葉で伝えてあげてください。

離婚を子供に伝える際に気をつけたいこと

 
子供に離婚の事実を伝えるのが大事ということはおわかりいただけたでしょう。でも、ただ言えば良いというわけではなく伝え方も気をつけることがあります。

離婚を伝えるタイミングが大切

ここまでも何度もお話してきましたが、子供に離婚を伝えるタイミングというのは非常に重要になってきます。

子供が親の離婚を受け止められないような精神状態であるなら、いくら離婚を伝えるのが正解であっても伝えるべきではないでしょう。

  • 子供が親の離婚を受け止められる状態の時
  • 子供が何か家庭の状況がおかしいと感じて心配している様子が見えた時
  • 親も子供もリラックスしている状態

一緒に暮らしているあなたなら、子供の様子をよく見て今伝えなくてはいけないというタイミングを見て、キチンとした伝え方をしてあげてください。

離婚を子供のせいに絶対にしない

離婚を伝える時に、子供のことを思っているという気持ちを言いたいのでしょうが「あなたのために離婚することにしたのよ」などと、つい言ってしまう人が少なからずいるようです。

これは絶対に言ってはいけません。

自分のせいで親が離婚したと思えば、子供の一生の心の傷になってしまいます。

いくら子供のためを思って離婚したとしても、離婚は夫婦の問題です。

子供のために(せいで)離婚したという伝え方は、本人に対しては避けてください。

子供に決断を迫らない

これは、主に親権問題で争いがあるご夫婦がよく言ってしまうのですが、子供に「どちらについていくの?」と詰め寄る親がいます。

これは子供の主体性と言い訳をして、自分の思いを通そうとしている親のエゴでしかありません。

離婚する親にこの質問をされた子供の中で即決できるようならば良いのですが、そうでない場合はどちらも選べず無駄に子供の心の中に寂しさや心配を増やしてしまうことになります。

子供のことが可愛いと思うのであれば、絶対に子供に決断をせまってはいけません。

離婚しても親子に変わりはありません|面会交流は”子供”の権利です!

最後に親が離婚した場合、もうひとつ子供に対して気をつけてあげることに、離れた親との面会があります。

自分が相手を憎いからという理由で子供と離れた親を会わせることを拒否しないでください。

親との面会は、特別な理由がない限り子供の権利だからです。

子供が会いたいと言えば会わせる。

逆に相手側から面会させろと要求があっても子供が「行きたくない。会いたくない」と言うのであれば、無理に「行け」と言ってもいけません。

親との面会は、あくまでも子供の気持ち主体で行われるものなのです。

離婚時の取り決めをしっかりしておくことが子供にとってもメリットに

離婚をする際は子供のことを第一に考えたい!と思うのであれば、伝え方ももちろん大切ですが諸々の取り決めをしっかりやっていくことも非常に重要です。

具体的にはお金面会交流の取り決めです。離婚の際に取り決めるべきお金は主に

  • 慰謝料
  • 財産分与
  • 養育費

といったものがありますが、どれも離婚後の生活に直結する大事なお金です。

子供のいる離婚の場合は特に養育費の取り決めをしっかりしておかないと、離婚後の生活が苦しく子供に辛い思いをさせてしまうかもしれません。

また、取り決めをしたはずなのに、そう思っていたのは自分だけ・・・毎月振り込まれるはずの養育費が全然払われない・・・というケースも非常に多いです。

実際、取り決めをしたにもかかわらず、きちんと支払われていないことも少なくありません。

そんなことにならないように、離婚協議の際は離婚問題に強い弁護士を間に立てて進めていくことをおすすめします。

離婚協議となると冷静な判断をするのが難しく、自分に不利な選択をしてしまう可能性が高いです。

弁護士を間に立てて交渉をしてもらうことにより、離婚ををより有利に進めることが可能となります。

そして最も大切なのが取り決めをきちんと書面に残す、ということです。そうすれば離婚後に言った・言わないの争いを防ぐことができます。

さらに公正証書という形で協議内容を残しておけば、養育費や慰謝料の支払いが滞った場合でも給料の差し押さえを始めとする強制執行が可能です。

離婚する”あなた自身”と”子供”が泣き寝入りしないために、離婚問題に強い弁護士に早い段階から相談をしましょう。

子供への離婚の伝え方を迷っている人はこちらも合わせて読んでみてください

子供への離婚の伝え方は?〜やっぱり正直に言うのが一番なの?のまとめ

 

子供への離婚の伝え方は、子供の年齢やその時の状況によっていくつか選択肢があります。

しかし、最終的には子供のためにも、離婚したという事実を正直に伝えることが大切となってきたことがおわかりいただけたのではないでしょうか。

子供のことを考えているからこそ、離婚後の金銭面もトラブルがないように進めていきたいところです。

万が一、養育費が支払われない!と泣き寝入りすることがないように弁護士に相談することをオススメします。

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この記事の作成者

ジコナラ編集部