浮気相手に慰謝料請求はできる?泣き寝入りしないための方法

結婚相手が浮気しているのではないか・・・?と考えたときに、選択肢は色々あると思います。離婚するのも選択肢としてはありますが、その前に金銭的解決を考えてみてはどうでしょうか。基本的に結婚相手への慰謝料、という形になりますが、慰謝料は結婚相手だけではなく、浮気相手に対しても請求できる場合があります。浮気相手への慰謝料請求について、検討してみましょう。

目次

浮気相手にも慰謝料請求!泣き寝入りの必要はナシ!

「「絶対に許さない…」と怒りに震える元カノ「絶対に許さない…」と怒りに震える元カノ」[モデル:河村友歌]のフリー写真素材を拡大
 
妻(夫)の不倫が発覚したけれども、妻(夫)には十分な資金がなく、慰謝料を請求しても、実際の支払いを受けることができない、といった場合は少なくありません。

しかし、浮気相手に対して慰謝料請求をすることが可能な場合があります。浮気相手への慰謝料請求ができる場合をご紹介します。
 
慰謝料は法律の問題なので、慰謝料請求を考えた段階で弁護士に相談することをお勧めします。

どのような場合に浮気相手への慰謝料請求ができる?

「デート中失言を連発する彼氏にビンタをおみまいする彼女デート中失言を連発する彼氏にビンタをおみまいする彼女」[モデル:モデルヒロ 大川竜弥]のフリー写真素材を拡大
浮気が発覚したからといって、どのような場合にも浮気相手に慰謝料を請求できるわけではありません。

以下のような
要件を満たすことがが必要になります。

不貞行為として不法行為に当たる

浮気相手に対して慰謝料が請求するための法律構成は民法709条・710条の不法行為・719条の共同不法行為、ということになります。

これらが成立するためには、浮気相手が、こちら側の「権利又は法律上保護される利益」を侵害したことが要件として必要になります。

具体的には不貞行為、もっと簡単に言えば性行為を行っていることがメルクマールになるでしょう(子供ができた等ということになればより要件の充足が認められやすくなります)。

婚姻関係が破たんしていないことが必要

もっとも、性行為を行ったからといって必ずしも「権利又は法律上保護された利益」の侵害があった、ということにはなりません。。

「権利又は法律上保護された利益」の侵害といえるためには、婚姻関係が侵害されたということ、より簡単な言葉でいえば、「家庭が壊された」ということが必になります。

したがって、不倫された側の夫婦が既に別居している等、婚姻関係が実質的に破たんしているといえる場合には、破たんしているものに対する「権利又は法律上保護された利益」の侵害は観念できないため、慰謝料の請求を不倫相手にすることはできません。 

時効に注意!

上記したように、浮気相手への慰謝料請求は民法724条で消滅時効が定められていることに注意が必要です。

すなわち、浮気相手に対する慰謝料請求権は、請求権者が、浮気の事実と浮気相手を知ったときから3年以内に請求する必要があり、それ以降になってしまうと、消滅時効が成立してしまい、基本的に請求できないことになってしまいます。

また、不倫や不倫相手を知るに至らなかった場合でも、不倫があった時から20年経過した場合も請求ができなくなることに注意が必要です。

浮気相手への慰謝料、いくら請求できる?

「「あなたの帰る家はありません」と浮気を疑う妻の書いたメモ「あなたの帰る家はありません」と浮気を疑う妻の書いたメモ」のフリー写真素材を拡大
仮に浮気相手への慰謝料請求が立つとして、いくらの請求ができるでしょうか。

浮気された側としては当然、とれるだけとりたい、ということにはなるかとは思います。 

明確な基準はない

浮気相手への損害賠償請求において、裁判所が定めるような明確な基準というものは存在しません

そのため、代理人である弁護士の腕の見せ所、ということになるのではないかと思います。

もっとも、日本の裁判上、慰謝料で1000万円を中々超えることはなく、300万円前後が大体の相場、ということになるのではないでしょうか。 

慰謝料額を決める上で考えるべきポイント

慰謝料を算定するに当たり、ポイントになるのは、不貞行為の悪質性でしょう。

不法行為の「権利又は法律上保護された利益」の侵害については、その態様と損害で決定することになります。

浮気してからの期間が長い、性行為の回数が多い、といったことや、どういった経緯で浮気が始まったのか、誘ったのはどちらからか等、総合的に判断することになるでしょう。

相手の支払い能力にも注意

また、いくら交渉・裁判で慰謝料を得ることができることになったとしても、高額の金額をふっかけて相手方が支払えない、ということであれば、実際にお金を得ることができません。それでは元も子もない、ということになります。

そういった事情も踏まえ、請求する金額がいくらが妥当なのかをしっかりと考えることが必要になります。

浮気相手への慰謝料請求のためにしなければならないこと

「バーで寄り添うお忍びカップルバーで寄り添うお忍びカップル」[モデル:大川竜弥]のフリー写真素材を拡大
 
このように、慰謝料請求がどのような場合にもできるわけではありません。

では浮気を疑った場合、具体的にどうすればいいのでしょうか 

証拠を押さえることが大切

いくら相手の浮気を疑い、浮気相手に慰謝料を請求しようとしても、証拠がなければなりません。

証拠としては浮気相手との不貞行為の証拠と浮気相手が相手が既婚者であると認識していたことを裏付ける証拠の二つが必要になります。
 
ホテルの出入り口の写真や、メール、ライン等、そういった痕跡が見て取れるようなものを確実に押さえておきましょう。
 

「不倫しているのではないか?」と疑ったとしても、証拠がなくては裁判では勝てません。

証拠がない状態では、交渉で慰謝料をとろうとしてもなかなか難しいでしょう。

早く請求したい、という想いは分かりますが、現状揃っている証拠で十分なのか、それとも更なる調査等が必要なのかは法律の専門家である弁護士に相談するのがよいでしょう。

裁判の前にまず話し合いを

浮気の証拠を掴んだとして、いきなり裁判を提起するのは得策ではありません。

判決までの期間として1年程度は覚悟しなければならないことになります。

まずは、任意の交渉での和解の成立を目指したほうが最終的に得をするかもしれません。

浮気相手に慰謝料請求はできる?泣き寝入りしないための方法まとめ

「実力不足で毎回逆転できない弁護士実力不足で毎回逆転できない弁護士」[モデル:大川竜弥]のフリー写真素材を拡大

上記したように、結婚相手が浮気しているのでは・・・と疑ったのであれば、まずは証拠確保が大切です。

ある程度の証拠を確保したところで、弁護士等に相談すれば、スムーズに解決する可能性が高まります。

その場合、弁護士とともに、判例などの検討も含めながら一体いくらを請求するのが妥当なのか、その上で、今回はいくらで妥結すべきなのかを検討することになります。

少なくとも、浮気相手に対しても請求ができること、そして請求の際のポイントについて、本記事で紹介したレベルの知識は備えておくとよいでしょう。

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この記事の作成者

ジコナラ編集部