不倫の時の裁判の流れを1から解説します!

一般的に不倫裁判、と呼ばれる裁判は、不倫を原因とした、離婚や慰謝料請求に関する裁判、ということになるでしょう。その裁判について、いきなり相手を裁判で訴えることは認められていないことをご存知でしょうか。この記事では、特に離婚に焦点を絞って、裁判手続きの流れ、そして、裁判手続きに際して準備しておいた方が良いものについて解説していきたいと思います。

目次

不倫裁判がどういう流れで行われるかって知っていますか?

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不倫をしてしまった、不倫された、ということで離婚を考えるとしても、どういった手続きで離婚すればいいのか、特に相手が反対するようなときに強制的に離婚するにはどうすればいいのか、知らない人は多いと思います。

そもそも不倫がされたとしても、裁判をいきなり起こすことはできないということはご存知でしょうか。
 
今回は裁判と裁判までの流れ、そして、弁護士の役割・必要性について概略をご説明します。

不倫裁判とは?

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今回は特に離婚裁判の手続きを解説します。 

不倫が原因でかつ協議・調停で離婚が決まらなかった時に最後に行われる裁判のこと

不倫裁判、という言葉が法律上規定されているわけではありません。
不倫が原因となった離婚に関する裁判を不倫裁判、と呼ぶこともあります。

離婚に関する裁判は人事訴訟と呼ばれ、まずは家庭裁判所での調停を申し立てる必要があります(調停前置主義)

これは家庭に関する訴訟時効については、いきなり訴訟手続で公開の法廷で争わせるよりも、家庭の平和と健全な親族共同生活の維持、という観点から当事者の互譲によって解決する方が望ましい、という判断からです。

離婚裁判を行うには、民法上の離婚事由に当てはまっている原因が必要

裁判になった場合、どのような場合でも離婚できるわけではありません
特に自分が不倫しているような場合に身勝手な離婚は認められません。
そのため、民法770条で離婚事由については規定されています。
この離婚事由に該当していることが裁判で離婚するためには必要だ、ということを認識し、そこにあてはまる事実があるかどうかを検討しておく必要があります。

慰謝料も離婚裁判で請求できる

離婚の裁判まで発展した場合、基本的には離婚が認められるかどうか(この点については、いくら当事者が離婚に反対していたとしても、判決が出れば、それを以て離婚の成立、ということになります。)の他に、慰謝料や親権についても決定されることになります。
裁判まで行けば基本的には、離婚にまつわる法律関係が基本的には一挙に解決する、という理解でいいでしょう。

それでは本題!不倫裁判の流れをご紹介!

実力不足で毎回逆転できない弁護士
不倫裁判、つまり裁判手続きについては、どのような流れで判決まで行くのでしょうか。

ケースバイケースではありますがおおよその手続を概観
してみましょう。

原告側が裁判所に訴状を提出することからスタート!

まずは、離婚したい側、裁判上では原告となる側が、「○○さんと離婚したいです。」という内容の文書を裁判所の提出することから始まります。

この文書が訴状、というものです。

訴状には当時者の他、請求の趣旨、といって、どういった判決を原告が求めるのか、それを理由づける請求原因と呼ばれる事実がどのようなものか、といったことが記載
されています。

被告側にも訴状が届き、裁判所に出廷する期日が決められる

訴状については、裁判所を経由して被告側に届けられることになります(これを送達といいます)。

訴状が被告側に送達されると、裁判所の書記官から電話が原告被告双方にかかり、期日の日程調整
を行うことになります。
そこで決定した日時と法廷に出廷することで、裁判が始まることになるのです。

期日に本人もしくは代理人が出廷し、裁判が始まる

期日には初回期日の被告を除き、基本的に当事者双方が出席する必要があります。
裁判所の期日は平日10時~5時が設定されるので多くの場合、代理人(弁護士)を選任し、代理人が本人に代わって出席(裁判の場合、これを出廷と呼びます。)することになり、期日が開催されることになります。

期日を複数回経たのちに判決が下される

期日については一回で終わることはまずないでしょう。

期日の最後に次回期日の調整が裁判所と当事者双方を交えて行われ、和解であれば平均して半年強、判決までいくのであれば平均して1年程度月1回程度のペースで期日が行われることになります。

その中で基本的には文書のやり取りが行われることになりますが、場合によっては、証人尋問等も行われることになります。

ちなみに裁判の途中で和解することや和解案を裁判官から与えられることもある

裁判になったからといって、判決が必ず出されるわけではありません。
通常、訴訟手続は、弁論準備手続、といって、非公開の手続で話合いを重ねることになります。
その中で当事者が合意して和解することもあれば、裁判官から和解を勧められ(和解勧試といいます。)、和解をすることもあります。

不倫裁判を起こす時に必要なことをリストアップ!

訴訟手続はおおよそ上記のように進みます。

そこで弁護士が果たす役割・弁護士の必要性について考えてみましょう。

不倫を裏付ける確実な証拠

いくら当事者が「相手が不倫している!」!と主張したとしても、その裏付けが必要です。
裏付け、すなわち証拠は分かりやすいものであれば、ホテルを出入りする写真等ですが、他にも最近芸能界を騒がせていLINEやfacebookのメッセージのやり取りでも十分な場合があるでしょう。
いずれにしても不貞行為があったことを内容とする証拠を掴んでおくことが重要です。

裁判を進めていく際に必要な弁護士

訴訟手続は平日の午前10時~午後5時までの間に30分~1時間程度かけて行われることになります。
手続そのものについては、弁護士が必ず行う必要はなく、本人でも行うことはできます。しかし、裁判に行こうとすれば仕事を休んだりする必要もありますし、事実の主張はできても、法的にその事実をどう整理するか、そこには専門的な知識が必要になります。
そこに弁護士に委任する意義が存在するのです。

弁護士に相談する

最終的に達成したい明確なゴールを描いておくこと

離婚に関する裁判には、様々な結論があり得ます。

離婚の是非だけではなく、親権の帰属の問題もありますし、慰謝料や、養育費の金額、財産分与をどのようにするか等
様々な問題がこんがらがっているためです。
そのため、当事者として結論に優先順位をつける必要があります。
ご自身としてのゴールが一体どこにあるのか、それをまずははっきりさせましょう。

裁判離婚についてさらに詳しく知りたい方はこちらも合わせてごらんください!

不倫の時の裁判の流れを1から解説します!のまとめ

なんでこんな男好きになっちゃったんだろう…
不倫の時の裁判、特に離婚に関する裁判についての流れはおおよそ上記のようなものになります。
その中で特に重要なことは、裁判のゴールを当事者がご自身である程度設定すること、その上でそれに見合った証拠を準備することが交渉・裁判を有利に進めるうえで非常に重要になってきます。
まずは、そういった準備をしっかりと行うことを心がけましょう。
この記事の作成者

ジコナラ編集部