認知届とは?子の認知をするために必要な大切な書類について確認しましょう!

認知届は、子供を認知するに当たって非常に大切な届け出になります。子供にとっても父親にとっても人生において大切なポイントになる認知届について、詳しく解説。そもそも認知届とは何なのか・認知届の提出方法までご紹介します。いくつかの注意点もありますので、認知届を出す予定のある人はぜひ参考にしてください。

目次

子供にとっても父親にとっても重要な”認知”について考えましょう 

 
 
認知届を出すことは、子供だけでなく親にとっても大切なことと言えます。その子が生きていく上で必ず必要なものになるので、正しく提出をしましょう。認知届を出すと一体どうなるのかをまずは知り、認知届について知識を確認します。
 
さらに、認知届と一緒に提出しなければならない書類についてもご紹介。認知届の提出の方法、注意点まで分かりやすく解説していきます。正しく知っておけば、いざ提出する時にも慌てずにすむでしょう。

そもそも認知とは?認知届けを出すとどうなるの?

 
 
そもそも、認知とは一体どういうものなのでしょうか。認知届を出すとどうなるのかをまずは見ていきます。

認知とは(1) 法律的な親子関係を認めること

認知とは、その子供の父親として、法律上の関係を認めることです。一緒に住んでいなくても、認知をすることでその子供に対する親としての義務が発生します。例えば養育費を払うことが必要になり、子供は父親の法定相続人となります。戸籍上も父親になるので、親子関係であることを明確に示すことができます。

認知とは(2) 認知の種類について

認知には種類があり、「任意認知」と「強制認知」があります。任意認知は婚姻関係でない男女の間にできた子供を、男性が父親として自分の子どもであることを自発的に認める事を言います。任意認知の場合には父親自身が手続きをします。反対に強制認知は、父親が自分の子どもだと認めない場合に、通常子供や母親の申し立てにより、裁判で認知の効果を発生させることをいいます

認知とは(3) 母親には認知請求権がある(愛人でも)

戸籍上・法律上父親として認めることができる認知は、父親がスムーズに対応しないケースも多々あります。そのため、子や母親には強制認知を申し立てる権利、認知請求権があるのです。認知請求権は、認知をしてもらうために父親に対して請求できる権利です。認知請求権は母親が愛人の場合でもあるので覚えておきましょう。
民法 第787条
子,その直系卑属又はこれらの者の法定代理人は,認知の訴えを提起することができる。ただし,父又は母の脂肪の日から3年を経過したときは,この限りでない。

認知届とは?

 
 
では、認知届とは一体どういうものなのかを解説していきます。もう知っているという人も、改めておさらいしてください。

認知届けとは(1) 父親が認知をするための届出

認知届とは、父親がその子供の親であることを認め、認知をするために提出する書類のことです。認知届を出すと、父親には養育の義務が発生し、養育費を払わなければいけません。また、子供は遺産相続の対象にもなります。

認知届けとは(2) 届出人は基本的に父親

 
認知届は、認知をする本人である父親が基本的に届出人となります。多くの場合は自発的に認知をすることになるので、父親自身が窓口に出向き、認知するというのが一般的です。

認知届けとは(3) 市町村役場に提出

認知届は、市町村役場に提出します。認知をする父親の本籍地、もしくは所在地で構いません。また、子供の本籍地で提出しても問題ないでしょう。代理では届け出ができないので注意してください。

認知届と一緒に必要になる提出書類

 
 
認知届と一緒に提出しなければならない書類についてもまとめます。忘れないよう、チェックしてください。

認知届の提出書類(1) 戸籍謄本(本籍地以外の市町村役場に提出する場合)

認知届を提出する際に必要な書類として、まずは戸籍謄本があります。戸籍謄本は、父親や子どもの本籍地以外の市町村役場に提出する場合、必要となります。本籍地で提出する場合には戸籍謄本は不要です。戸籍謄本はできる限り最新のものを使用するようにしてください。

認知届の提出書類(2) 子供の承諾書(成人している場合) 

認知届の提出書類には、子供の承諾書も必要です。父親の認知を子供も理解していることを提示しなければいけないのです。しかし、これは子供が成人していることが前提です。成人していない子供に関しては、特に承諾書を提出する必要はありません。成人していれば、認知する全ての子どもの承諾書が必要になります

認知届の提出書類(3) 母親の承諾書(胎児認知の場合)

認知をする子供がまだ出生しておらず胎児である場合、母親の承諾書も必要です。胎児とは、まだ出生していないお腹の赤ちゃんの事を言います。認知は出生前から行えるので、妊娠中に手続きしておくのもおすすめです。ただし、お腹にいる状態では血液型検査などは出来ませんので、生まれてから認知すべき場合もあります。

認知届の提出書類(4) 遺言書の謄本(遺言認知の場合)

認知を遺言により行う場合、遺言書の謄本も必要です。遺言執行者がいる場合は、遺言執行者が就職した日から10日以内の届出という厳しい期間制限があるため注意が必要です。遺言執行者がいない場合は遺言執行者の選任を家庭裁判所に申し立てる必要があります。

認知届の提出書類(5) 判決書の謄本(裁判認知の場合)

裁判認知(強制認知のことです)によって認知届を提出する場合、判決書の謄本が必要になります。裁判により認知が認められたという証拠になるので、忘れないように提出しましょう。裁判所で認知が確定した場合、そこから数えて10日以内に認知届を提出しなければなりません。必要な書類は前もってまとめておくとスムーズです。

認知届を提出する際の注意点

 
認知届を提出する場合、様々な注意点があります。一つずつ確認してください。

認知届け提出時の注意点(1) 胎児の場合母親の同意が必要になります

認知をする子供がまだ生まれておらず、出生前の胎児である場合には、母親の同意が民法上必ず必要になります。妊娠中の女性は体調の変化が著しいので、前もって同意書を書いてもらえるよう、段取りをしておくことをお勧めします母親の同意が得られないと、子供が産まれるまでは認知届を提出することができません

認知届け提出時の注意点(2) 書類が多い場合もあるので準備はしっかりと

認知届を提出する際、場合によっては書類が非常に多くなることも考えられます。書類が増えて提出がスムーズにいかないこともあり得ますので、認知届の提出時には必要な書類を前もって準備しておきましょう。何が必要なのかを調べ、揃え忘れがないようにしてください。

認知届け提出時の注意点(3) 認知の取り消しは非常に困難です!

認知届を提出する際には、慎重になりましょう。というのも、認知の取り消しは非常に困難だからです。もちろん取り消すことも可能にはなりますが、認められない場合もあります。後々後悔しないためにも、認知届を提出する際には、慎重に考えをまとめてから提出しましょう

認知届け提出時の注意点(4) 認知を巡るトラブルは弁護士へ相談を

認知届を提出したり、子供を認知する際には様々なトラブルが発生しやすいです。養育費などお金の問題も絡みますので、トラブルに発展した際には弁護士へ相談するのがベストでしょう。分からないことはそのままにせず、専門家に委ねることで正しい対処が可能になります

認知届とは?子の認知をするために必要な大切な書類について確認しましょう!のまとめ

 

認知届を提出するのは、子供にとっても父親にとっても大きな出来事になります。戸籍上・法律上だけの関係で日常生活は一緒でなくとも、様々な画面で責任が出てきます。提出する際には慎重に行ってください。また、必要な書類はとてもたくさんあることが多いので、自分にはどんな書類が必要か、しっかり確認してください。

認知届や認知について分からないことや、トラブルなど問題が発生した際には迷わず弁護士に相談を。専門家に聞けば、認知届についても分かりやすく教えてくれますよ。

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この記事の作成者

ジコナラ編集部