不倫相手への慰謝料の示談交渉の方法〜自分で交渉し慰謝料を請求するやり方とは〜

不倫の慰謝料の示談について見ていきましょう。不倫の慰謝料は裁判でなければ手に入らないわけではありません。自分から不倫相手に示談という形で請求できます。では不倫の示談交渉はどのように行えばいいのでしょうか。また、そのメリットとはなんのでしょうか?

目次

不倫相手への慰謝料請求は自分でも「示談交渉」という形で可能です!

 

不倫の慰謝料の請求は、調停や裁判をしなければできない思ってはいないでしょうか?そうでなくても自分で不倫相手に対して示談書を作成して交渉することが可能なのです。

最近では示談書のひな形をインターネットでダウンロードすることも出来ます。

それを参考にして、自分のケースに合わせて修正し示談交渉をする人も増えてきています。

不倫相手へ慰謝料を示談交渉で行うメリットとは?

 

ネットでひな形が手に入る示談書。これを利用して示談交渉を自分で行いたいという人もいます。

不倫の示談を自分で行うのは、どのような利点があるのでしょうか。

不倫慰謝料の示談交渉をするメリット(1) 慰謝料を早く手に入れることができる

不倫の慰謝料を、調停をしたり裁判を起こして支払ってもらおうとすると、第三者の介入により交渉に時間がかかってしまう場合もあります。

自分で示談を行えばすぐに直接交渉することが可能です。

相手が素直に支払う意思を見せてくれれば、自分で示談交渉をした方が早く慰謝料を手にする事が出来ます。

不倫慰謝料の示談交渉をするメリット(2) 訴訟を避けられるので大事にならないですむ

不倫の慰謝料請求を調停や裁判で行おうとすると、もはや穏便に済まそうとするのは不可能と言えるでしょう。配偶者の不倫問題は、出来るだけこっそりと処理したいものですよね。

自分で示談交渉をすることで、出来るだけ外部に情報が漏れるのを防ぐことが出来ます。

場合によっては訴訟よりも高額な慰謝料を請求できることも

訴訟での慰謝料の金額というのは、裁判所が様々な要素を考慮して決定します。例えば不倫の積極性の高さ結婚期間子供がいるかいないかなどです。(詳しくは不倫相手に慰謝料請求できる条件と金額|確実に不倫相手に償わせるためには?を参考にしてください)

慰謝料請求を示談で行う場合、裁判所は介入しません。ですから相手が合意さえすればどんな金額の慰謝料でも請求することが可能です。もちろん相手に支払う意思がなければ無理ですが、丸く収めようとするために訴訟になった場合の慰謝料の相場よりも高い慰謝料を支払うことで示談が成立することもあるようです。

その意味では訴訟よりも高い金額を請求できることがあると言えるのではないでしょうか。

不倫相手への慰謝料の示談交渉をする際の手順

 

不倫の慰謝料請求は、自分でした方が色々と利点があります。

ここでは、自分で慰謝料の示談をするにはどうしたらいいのか見ていくことにしましょう。

不倫相手への慰謝料示談交渉の手順(1) 不倫相手を特定する

配偶者の不倫相手がどこの誰であるか、詳しい調べは済んでいますか?

自分で示談交渉をする場合は、相手の名前、住所、配偶者の有無、本人の勤務先なども調べておけると良いです。

示談交渉ですから、相手のことを特定しなければそもそも近づくことができません。また、正式な示談書を作成するのには、最低でも名前と住所は知っておく必要があります。

不倫相手への慰謝料示談交渉の手順(2) 直接会いに行く

自分で慰謝料請求の示談交渉をしようとする時は通常の場合、相手には知らせずに直接会いに行きます。

相手にとって自分が誰なのかもわかりませんし、もし事前に「〜時に慰謝料の請求に参ります」と伝えてもあなたにメリットはあまりありません。変に警戒心を抱かれると大体の場合は失敗してしまいます。

不倫相手への慰謝料示談交渉の手順(3) 慰謝料の示談交渉に来たと伝え、内容を確認させる

相手に直接会うことができたら、まずはなぜ自分がここにいるのかを伝えましょう。

もしあなたの顔を知ってればピンとくるはずですが知らない場合もありますので、無意味に相手の警戒心を逆撫でしないようにすることが大切です。そして、不倫についての内容を確認しましょう。

ここで色々と確認事項があってもそもそも自分がそれを把握していなければ意味がありませんので、示談書という形で内容を記しておき最後に相手に確認だけしてもらうという方法が良いと思います。

つまり私は〜から〜まであなたの旦那(妻)と不倫関係にあり、証拠もありますので慰謝料〜円払いますという内容をあらかじめ用意しておくのです。

不倫相手への慰謝料示談交渉の手順(4) 示談書にサインをさせる|できれば公正証書に

相手が不倫の事実を認め慰謝料の支払いにも応じれば、示談書にサインをしてもらいます。口約束では言った言わないの争いになることがほとんどですので、必ず文章として一筆書かせましょう。

示談書にサインをしてもらうことができてもまだまだ安心はできません。なぜなら示談書だけでは口約束よりはマシでも、実はこれと言って法的強制力があるわけではないからです。確実に示談書にサインさせた内容で支払いを行わせる場合は示談書を公正証書にしておく必要があります。

公正証書とは公証人役場で作成されるきちんとした公的書類で、記載されている内容に関して裁判所の命令と同じ強制執行力を持ちます。つまり、相手が払うと言ったのに全く支払わない場合は公正証書の効力で相手の給料をはじめとする財産を差し押さえることも可能になります。

公正証書について詳しくは【公正証書で離婚】協議離婚の欠点を補う!〜絶対に覚えて欲しい公正証書の役割と作成するときのポイント〜 を参考にしてください。

不倫相手への慰謝料示談交渉の手順(5) 話がまとまらない場合は次のステップへ

配偶者の不倫相手に示談を申し出ても、相手がシラを切り通し慰謝料を払うことを拒否することも考えられます。また、自分ひとりでは決められないので、時間をくれと言われることも十分考えられるでしょう。

慰謝料の示談交渉では、相手が慰謝料の支払いに合意をしないと慰謝料を払ってもらうことはできません。ではそんな場合はどうしたらいいのでしょうか?

不倫相手への慰謝料の示談交渉がまとまらない場合の対処法

 

不倫の事実を認めなかったり、示談金を出し渋り交渉が難航する場合もあります。そのような時はどう対処していくと良いのでしょうか。

不貞行為の証拠を持っていることを伝える

相手が不倫の事実が無いとシラを切る時は「こちらはしっかりと不倫の証拠を握っている」と相手に伝えましょう。

この場合、あなたが握っている証拠を相手に晒すことは得策ではありません。あなたが握っている証拠がどのようなものであるか、相手にわからない方が相手が出方に困るからです。

こちらの証拠によって、それをごまかすような言い訳を用意されてしまうこともあるのです。

逆に考えれば確実に相手の不倫の事実を証明する証拠さえあれば、示談交渉がうまくいく確率は飛躍的にアップするということです。

内容証明郵便で慰謝料を請求すると伝える

配偶者の不倫相手と、その場で示談交渉がまとまらない場合は、内容証明郵便で慰謝料の請求をする旨を伝えましょう。

この時その場でサインをさせようと粘るのは得策ではありません。あくまでも自分は親切で示談を申し出たということを強調しましょう。相手も既婚者のいわゆるW不倫の場合は、相手の配偶者が不倫の事実を知っているのか、まだ知らないかで対応が変わってきます。

もしまだ相手の配偶者に不倫の事実が知られていない場合はこちらが内容証明郵便を相手の家に送ったとしたらほぼ確実に不倫の事実が明らかになります。ですから相手としては内容証明を送られたくはないはずです。

当然、「払わないとバラすぞ」と言ったような恐喝まがいの請求はいけませんが、内容証明は慰謝料を示談で確実に払わせるために使えるカードだということを覚えておくようにしてください。

慰謝料の額を見直してみる〜慰謝料の相場とは〜

不倫相手を揺さぶっても、無い袖は振れないと金額的な問題で示談がまとまらない場合もあります。どうしても、こちらが提示した慰謝料の金額を揃えられないのなら、多少の慰謝料の額の見直しも考えてみてはいかがでしょうか。

一般的な慰謝料額相場は50万から多くても300万円くらいだと言われています。

もちろん慰謝料の金額というものは不倫の状況や夫婦関係の状態によってかなり上下しますので相場はあまりあてにならないものです。しかしいきなり500万円の慰謝料を請求されるのと100万でいいから謝罪して払って欲しいというのでは、相手が払ってくれやすいのはどちらかと言われたら後者でしょう。

不倫の精神的苦痛の慰謝料がこんな少ない額なんて!と思う人も多いと思いますが、払ってくれないよりはマシだと思うことも時には大切です。

金額にこだわりすぎて裁判になった場合は時間も労力もかかってしまいます。なるべくなら示談という形で終わらせるのがベターなのです・・・

それでも折り合いがつかない場合は調停・訴訟も検討する|専門家に相談を

ここまで、あなたが頑張っても不倫相手が示談に応じない場合は不倫相手に対する慰謝料請求の調停を申し立てることになります調停でも折り合いがつかなければ裁判にまで発展することになります。ですからまず話がこじれた場合、男女問題に強い弁護士に相談するようにしてください。

調停や裁判になった場合(もちろん示談でもそうなのですが)に不倫をしていたことが客観的に証明できなければ慰謝料請求どころか何もできません。裁判所が考慮するのは感情論ではなく、証拠なのです。

そのために、示談の話し合いをする前に、誰が見ても不倫をしているとわかるような証拠を集めておきましょう。

不倫相手への慰謝料の示談交渉を成功させる鍵は「不貞行為の証拠」

 

示談の話し合いをする前にしっかり証拠を集めておく必要があります。ほとんどの場合、不倫関係がバレているのに更に逢瀬を重ねて証拠を増やすようなことはしないからです。

証拠があることを前提に話を進めることができる

不倫の証拠を持っている時の利点は、示談交渉の時に有利に話し合いを進めることが出来ることです。

証拠があるのと無いのとでは、相手の出方が大きく変わってきます。不倫の事実が多くあるほどこちらの有利なように話を進めることができます。

不貞行為の証拠集めは探偵事務所に依頼して確実なものを

素人が見たら不倫の証拠と思えるものが、実際に調停や裁判では役に立たないこともあります。

調停や裁判で使う不倫の証拠は、客観的に不貞行為を証明できるものでなければなりません。

具体的には二人でホテルに入っていく写真や生行為そのものを記録したものになります。

示談交渉だけなら、もっと手に入りやすい証拠でも十分な場合もありますが、やはりこのような証拠は持っておくのがベストでしょう。

とは言っても、不倫の調査を素人が行うのはほぼ不可能とも言えます。尾行するにしても、撮影するにしても、高度な専門的技術が必要ですし、何より相手にバレてしまうという大きなリスクがあります。

ですから本格的な不倫の調査は探偵事務所に依頼することをおすすめします。
最悪、裁判になることを見越した、確実に役に立つ証拠を集めてもらうようにすると良いでしょう。

探偵に相談する

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不倫相手への慰謝料の示談交渉の方法〜自分で交渉し慰謝料を請求するやり方とは〜のまとめ

 

不倫の示談は自分ですることが出来ることがおわかりいただけたでしょう。示談の話し合いには不倫の証拠を掴んでいた方が交渉しやすいですね。

しかし、示談で済ませようと思っても相手が応じず調停や裁判をするしかなくなることもあります。その時になって困らないよう、不倫の証拠は誰が見ても、確実にこの二人には肉体関係があるとわかるものを用意しましょう。

そのためには、証拠集めのプロである探偵に依頼することをおすすめします。

この記事の作成者

ジコナラ編集部